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古(いにしえ)の最強魔導人形となった僕  作者: ユウヒ シンジ
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追撃 3

「申し訳ありませんでした」


イチゴがしょんぼりとして謝ってきた。


「もう良いよ。それに僕の言い方も悪かったしね」

「そんな私が早とちりしてしまったから、ノールお姉様をびっくりさせてしまって・・・本当に私自身の不甲斐無さに腹がたちます!」

「いや、そこまで思いつめなくても」

「いえ! 今度はもっと段階を踏まえて進みます!」


どんな段階なんだ?


「イチゴさん、ノールお姉様に何をしたのです?」


今度はマイがイチゴに問い詰め始めた。


「別に何もしていませんよ?」

「その割には、落ち込んでいるじゃない」

「それは・・・・いいじゃありませんか。私が落ち込もうが浮かれようが」

「浮かれてたの?」

「うう、私の早とちりです!!」

「そう、何を早とちりしたか予想はつきますが、お姉様の御迷惑にならないよう気をつけてください。でないと姉妹機とはいえ容赦しませんよ?」


姉妹機? イチゴとマイって姉妹なの?


『いえ、機体の製造工場は別のようですが、ノール様の支配下に置かれた機体はノール様を頂点とする姉妹関係になります』


そうなんだ。

じゃあイチゴもマイも僕のお姉さんになるのかな?


『いえ、妹です』


え? でも見た目イチゴもマイも僕よりお姉さんだよ?


『製造年齢が違います』


そうなの? たしか僕って生まれてまだ数日だよね?


『いえ、製造年齢です。ノール様は309才と10ヶ月です。ちなみにイチゴさんは58才、マイさんは62才です・・・どうされました? ノール様。地面に突っ伏されて』


「309才・・・・・そんな歳だったんだ」

『以前、お話しませんでした?』


そういえば・・・そんな話もあった様な・・・・・


「「お姉様!! どうされました?!」」

「ご気分でも悪いのですか?」

「わ、私の早とちりに?!」

『マイさんとイチゴさんが心配して涙ぐんでおられますが?』

「だ、大丈夫。ちょっと僕の事実に直面しただけだから」

「そうですか?」


い、今は落ち込むのはやめとこう。

年齢のことはあとで受け止め直すとして・・・・


「マイ、イチゴ、ここにロドエル殿下がいるの?」

「あ、はい! エルダ機の反応がこの施設の中にあります」

「はい、国軍の情報ではこの施設は100年前まではプラハロンド王国の魔導研究の施設として使われていましたが、老朽化と事故が原因で完全放棄されています。けどこの数か月に微量ですが魔力供給の痕跡がありました」


二人の情報からロドエル殿下がここに潜伏している可能性はあるのだけど・・・

ねぇ、ミネルヴァさん。

こんな所に未だに潜伏している理由ってなんだと思う?


『国境まではまだ距離がありますので、例の連合とかいう国家の救援は難しいでしょう。何か別の理由があると思われます』


だよね?

何かがここに隠してある? とか?


『可能性はあります』


ふむ。

といってここで待つわけにはいかないよね。

だってフィリア姫様達の会議が終わるまでには戻らないといけないもの。


「イチゴ、ここで周囲の監視をお願い」

「はい!」

「マイ、裏口から先行して潜入して少し騒ぎを起こしてもらえる?」

「はい! それでノール様は?」

「僕はマイが動き出したら正面から入るよ」

「お姉様、危険ではないですか?」


イチゴが心配してくれる。

うん、なんか嬉しい。


「イチゴさん、ノール様がこの程度ことで後れをとるとでも思っておられるのですか?」

「そんな事はありません!! でも愛するお姉様を心配するのは妹としてあたりまえじゃないですか!」

「・・・・それは当然ね・・・・ノールお姉様! 私もとっても心配です!」


はい、はい。

でもちょっと、嬉しいかも。


「さあ、行くよ」

「「はい!」」

次もよろしくお願いいたします。

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