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古(いにしえ)の最強魔導人形となった僕  作者: ユウヒ シンジ
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争乱 7

『ロドエル殿下はこの会場から出たようです』


そう、でどこに向かってるの?


『はい、王城の見取り図には無い通路を動かれている様です』


ミネルヴァさんが的確に教えてくれる。

まあこういうお城には隠し通路と言うのはどの国でも、どの世界でもあるもんだね。


このまま逃がすと後々厄介になるから捕まえようか?


『ではイチゴさんに協力していただきましょう』


そうだね。


『お姉様、横から割り込むのをお許しください。マイでございます』


あれ? マイってガラン殿下の?


『はい。現在ガラン殿下とルグエス様の護衛についておりますが、私もその捕縛に協力させていただけませんでしょうか』


え? 良いの?


『はい。イチゴさんばかりお姉様に可愛がられるのは嫌ですので』


そ、そうなの?


『はい。私も頑張りますから可愛がってください』


ま、まあ頑張ってもらうのは嬉しいけど、ガラン殿下たちはどうするの?


『大丈夫です。他にも数体ノージュエルですが会場外で待機していましたから、そちらを護衛に向かわせます』


う~ん、まあ戦力は多い方が良いけど。


『よろしいのでは? ノール様に役に立ちたいと思う魔導人形はこれからも多くなるでしょうし、イチゴさんもマイさん、ロイさんはその中心的存在としてこれからも必要な魔導人形となりますでしょうから』


ミネルヴァさん、それって僕にちょっとした軍隊が出来上がると言っている様な気がするんだけど?


『気のせいです。どちらかと言うとハーレムと言った方がしっくりきます』


は? なんで?


『それだけノール様が魅力的なのです』

『はい、私にとって、いえ他の魔導人形にとってノール様は崇拝されるべきお姉様ですから』


おい、マイまで変な事を言い出したぞ。


『それよりノール様』


な、何!?


『ロドエル殿下が逃げてしまいますが、どういたしましょう?』


い、いけない! 取り敢えず僕の問題は後回しにして、今はロドエル殿下を捕まえなきゃ。


じゃあマイ、強力お願い


『はい! 喜んで! お姉様!!』


う、うん。テンション高いな。


「ガラン殿下、ルグエス様」


僕はお二人に話かけた。


「僕、フィリア様が気になりますので、探しに行きます」

「あ、ああ、しかしフィーなら、ロイもついているはずだし大丈夫なのではないか?」

「そうだと思いますけど、僕も無事だという事を早く伝えたくて」


少し考えこむガラン殿下。


「まあ大丈夫じゃろう。どうもロドエルのやつも逃げ出したようじゃし、ここは危険はないじゃろう」

「しかし、ジイ様」

「それよりわしらはロドエルを追うぞ。このまま野放しにはできん」

「・・・・そうですね。ではマイ、お前はノール嬢ちゃんについてやってくれ」

『はい、了解いたしました』

「残りの魔導人形は俺とジイ様に付いてロドエルを追うぞ!」

「と、いうことじゃ。フィリア嬢ちゃんをよろしく頼むぞ、ノール」

「はい」


これは好都合だね。


マイ、じゃあよろしく。


『はい、お姉さま!』


僕はマイの返事を聞いてから、フィリア姫様の方には向かわず、ロドエル殿下が向かうであろう先に向かって歩き出した。

暫く歩くと、直ぐに会場を出れたので、そこからは能力を解放する。


『お姉様、イチゴで』


うん! イチゴ今何処?


『はい、ロドエル殿下が抜けるであろう秘密通路の出口に先行しています』


おお、さすがイチゴ。やる事が早いね。


『はい! ありがとうございます!』

『イチゴさん、それぐらい当たり前ですよ』


横からマイがイチゴに突っ込みを入れ出した。


『あら、マイさんご無沙汰しておりました。あなたこそお姉様の傍に居るからといって勝手な事をしないで下さいね』

『私が傍にいれば何も問題ありません』

『そう、失敗しないようにお願いしますね』

『イチゴさんこそ、ロドエル殿下をロストしない様に』


なんだかこの二人がはり合っている様な?


『それだけノール様が魅力的なのです』


なんだかもの凄く恥ずかしいのだけど。


『慣れてください』


ミネルヴァさんの言葉に気が重くなってきた。

読んでいただきありがとうございます。またお越し下さい。

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