異世界ものファンタジーが途中でつまらなくなる理由
異世界ものファンタジーの魅力や面白さってなんだろうか?
僕は、『自由度』にあるんじゃないかって思ってます。
見たこともない常識の通じない世界。
わくわくしてきませんか?
例えば川をウイスキーが流れてるとかさ。
例えば山がまるごと一匹の亀とかさ。
家がグミみたいなプルプルのゼラチン質で出来てるとかさ。
そうだとすると、ナーロッパのような規格化された世界は『あんまり美味しくない』って話になりますね。
『自由』はナーロッパの枠外で、ほそぼそとやる他ない。
例えば、馬車の代わりに竜が荷車を引いてたりとかそんな感じ?
やっぱり、あんまり自由じゃないな。
通常、異世界ものの自由度って、実はスタート時がMAXで後ろに行けば行くほどどんどん狭まっていくんですよね。
日本風の外国を出したりして目先を変えても、あんまり自由度が広がるケースを見たことが有りません。
醤油っぽいものがー、とか米っぽいものがー、とか味噌っぽいものがーとか、こんなんじゃ『自由度』は全然広がらない。
何より厄介なのが、領地を得ちゃうと、もうそこで自由は終わっちゃう。
結婚式イベントもそうですよね。そこで一つの自由が終わります。
異世界ものでやたらハーレムがでてくる原因もこれなんじゃないかしら?
異性選択の自由度を広げたいー、みたいな。
むしろ逆に、国を得たらそこですっぱり終わって、ハッピーエンドとかにしたほうが作品の評価は高まるような気がしますね。
僕の作品ですか? やっちまったよ。最初から自由度皆無だよ。異世界のメリット放棄だよ。世界観の設定上しょうがないんだけどね。




