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ゆるーいエッセイ  作者: 樋口諭吉


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vs物欲大魔王(ジェットボイル ミニモ編)

『貴様はジェットボイルのミニモというガスバーナーを欲しているな?』

「ミニモを欲せよ! ジェットボイルのミニモを欲せよ!」


『貴様は別にキャンプが趣味ではなかったはずだな?』

「そうだが。なんだ? キャンプが趣味でなければ高級ガスバーナーを買ってはいけないとでも言うつもりか? 甘いな。ガスバーナーをキャンプだけのものと思うなよ。災害状況下では、火を通してものを食べる、火を通して水を飲むということは非常に重要なのだ。下痢でもしてみろ。死活問題だぞ」


『ふむ。しかしミニモの価格は2諭吉を超えるな?』

「大きさ、安定性、熱効率、かっこよさ! なんと火の大きさまで変えられ、調理にも使える。もはやジェットボイルがただのお湯を早く沸かすバーナーである時代は終わった。お前にはわかるまい。技術の進歩のワクワク感が! この物欲が!」


『わからん。防災用ということであれば、3野口さんもあれば十分なはず。安売りのカセットコンロでよかろう。長時間使わないもの、効率化に寄与しないもの、趣味以外のものに金をかけるのはお前のポリシーに反するはずだな?』


「ふん。何を言うかと思えば。ジェットボイルは効率的なんだよ。ほかのカセットコンロより20秒近く早くお湯が沸くんだ。はい論破!」


『はい論破って、ガキか? 貴様、その浮いた20秒を災害時、何に使うつもりだ?』

「ま、周りの人にお湯を配ったりするときにー! 配給ガー!」


『貴様、正気か? 貴様はどちらかと言うともらう側だ。庶民である貴様にできることなどない』

「ぐぬぬ。僕の物欲はまたいつか蘇るであろう! 人は物欲なくしては生きられないのだ! ふはははは」


 物欲大魔王復活の日は近い!

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