理解できないものは相手に不安をもたらす
人って『想定外のこと』だとか『未知の物事』に出くわすと不安を抱くものですよね。
例えば、質問内容が『想定外』のとき、お相手は『不安によって』質問の内容を『詰問』と受け取ってしまったりします。
詰られてるとか、詰められてるとか、そういうふうに感じるわけだね。
「なんでそう考えたの?」、とかさ。
聞く側は、疑問があるから聞いているだけなんだけどね。
義務教育に絡み、ひ○ゆき氏に『家庭で教える普通教育の質』を問われて、憲法を持ち出したゆたぼ○パパも、想定外の質問で不安に思ったんじゃないかな?
つまり、質問を『詰問』として受け取っちゃったんじゃないのかな?
相手が理解できない質問ってさ、ただただ不安をもたらすんだよね。
頭のいい人が質問する側に立つと、自分は予め大抵のことは『想定内』にしているから、質問される側がどこまで想定しているかを慮ることが難しい。
IQが20違うと云々、と同じ構図ですね。
会話相手が不安になるから、冷静な議論ができなくなるの。
質問されたぼくらの脳は、詰問をされたと思いこみ、怒りを発散しようと屁理屈を持ち出したりしてしまうわけです。
ホントは思考して解決すればいいんだけど、不安事があると処理能力が下がるからね。
なろう風に言うと、不安がトリガーになって、脳内に白痴結界が展開されるのだ。
ラテラルシンキング(水平思考)を使うときに気をつけないといけないのは、まさに『これ』で、『本質が同じもの』をしれっと等価ですり替えたりすると、『本質がなにかを見抜けない人』には、ただただ『不安感』を与えてしまう。
この人はなんでこんなことを言いだしたんだろうと一瞬考え、理解できずに『こいつやべぇな』って、頭のおかしい人扱いされかねない。
そんなわけで、ラテラルシンキング(水平思考)を使う際は、『等価であることが理解しやすいもの』を使ってやったほうがいいように思います。
前にこのエッセイで書いたように、『お金』を介したりしてね。
案外、会話の際に『相手に不安を抱かせないように』心がけると、無駄な諍いが起きず、かえって話が進むかもしれません。
今回はそんなお話。




