序章小学校時代 第一話 女子学園に入学
小学5年戸山芳実という男の子。
掃除の時間机を運んでたら机の上に重ねた椅子が落ちてきて。
ふってきた椅子で睾丸にけがをした。
血がダラダラでて救急車で運ばれて手術室だ。
目が覚めたら。
睾丸損傷していてこのまま残すと傷が変異して癌に変異することがありますといわれ。
機能ももうしてないから泣く泣く切断した。
お母さんに重要な話があるといわれ。
実はもう芳実は子供を残せないの。
泣きながらいう。
芳実は好きな子がいた元気な感じの女の子で学級委員を務めるくらい明るく積極的な子でみんなに好かれた。
仲はよかった。
芳実はみんなを引っ張る力はないが。
一緒に男女それぞれの学級委員して仲良くなりたくて。
自分から立候補した。
結婚できるかはわからないがその子と子供が残せないのに愕然とした。
そして小6大好きな女の子阿那由紀に告白される。
わたしお父さんの希望で私立の女子校受験させられるから。
もう一緒にいられないと。
それから数日たったある日。
由紀がショートパンツでいるとおしりが大きくなってきて。
最近背も伸びてきたことに気付いた。
女のほうが第二次性徴が早いからだ。
由紀は5月生まれで早熟で早いほうだった。
それで睾丸を切除した病院に呼ばれる。
なんだろうと思うと。
睾丸を切除してしまったため。
無ホルモン状態になり更年期障害の女性のようになるから男性ホルモンか女性ホルモンをうたないといけません。
どちらが良いか考えておいてください。
芳実は混乱していた。
女性ホルモン打ったら由紀みたいにおしり大きくなるのかあ。
大人の女性みたいに胸も出るのかなそのうち。
でも女みたいになれば由紀がいく女子校に行けんじゃないかとよぎった。
公算は全然なかった。
書類の上では男だし女子校は入れるなんて。
私立とはいえそれほど難しい学校ではなかったので必死に勉強した。
2週間に一回女性ホルモンも打ち始めていたが全然女子校にいって由紀と一緒にいられる公算は全然なかった。
あるときお母さんに性同一性障害かもしれない女子校行きたいんだけどといった。
女性ホルモンを選択した時からそんなんじゃないかと思ってた。
もう男の子としては生きられないから男の娘としていきるのね。
不幸な事故があった分母さんは好きに生きてほしいと思う。
なんにもいわないわ。
結局書類上は男だが名前がよしみだったしまさか男が堂々受験にくるとも思われず受かってしまった。
あとでこういう事故があって男の子なんですけど女の子として生きることを決めたんですと合格通知が来てから説明した。
職員会議になっておおもめにもめたらしいが理事長の一言で決まった。
うちの学校はけがという不幸があった子を引き受ければ評判も良くなるでしょと。
そんな感じで阿那由紀と一緒の女子校私立八葉学園中等部に入学した。




