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番外編 鬼っ娘☆クローバー

お久しぶりです!

久しぶりなので「あ、この物語ってこんなノリだったな」と思い出してもらうために、おふざけ回にしました!深く考えては駄目です。

「んー。今度の国連総会の夜会イベントどうしましょう」


 はあ、とため息を吐きながら、パルマはソファに突っ伏した。

 国連総会とは、2年に一度、各国の代表が集まって今後の運営を話し合う大事な会議である。今回で5回目になるが、毎回、夜会での催し物を考えるのが一苦労なのである。

 1回目はレダコート王国の国立楽団と聖歌隊による荘厳な演奏会、2回目はデュオンに依頼し、ピアノとオーケストラによる盛大なダンスパーティを催した。3回目と4回目は、エルジア王国やドラード王国といった大国に依頼し、何とか乗り切った。どれも好評を博しただけに、今回の夜会も期待する声が国内外から聞こえてきている。

 さすがに3回連続で他国に依頼する訳にもいかず、国連総長のパルマとしては半年前から胃が痛いのだ。


「あー。なんで僕ばっかり仕事してるんでしょうか。働き過ぎですよ。もう10日も帰れてませんよね? 子供達から『おじさん誰?』って言われたらショックで死にそうですよ。誰か代わりに考えてくれませんかね……あ!」


 ブツブツと独りで愚痴を言いながら、バタバタと動かしていたパルマの足がピタッと止まった。


「そうだ! こういう時はサラさんに聞いてみましょう。無駄にアイデア出してくるんで!」


 パルマの顔が、パアッと輝きを取り戻した。

 早速サラに魔法で伝書梟を飛ばしたパルマであったが、一月後、名案が迷案であったことが判明し、後悔することとなる。


 ◇◇◇◇

(ここからは、しばらく台詞のみでお楽しみください)


 サラ「パルマ! ついに完成したの。来週の夜会に間に合って良かったわ! 見てくれる? 私達『鬼っ娘☆クローバー』(略して鬼クロ)の勇姿を!」

 パルマ「は?」

 サラ「まずは自己紹介ね!?」

 パルマ「はい?」

 サラ「鬼クロ☆ピンク! 剛腕ゴリラと呼ばないで☆ 鬼クロリーダー、サラです! ラァヴァピー!」

 パルマ「いやいやいやいや! 突然何が始まったんですか!? 何ですか、その格好!? 祭り? 祭りですか、ジャパンの! それに剛腕ゴリラなんて誰も言ってないし、ラァヴァピーって何ですか!? ツッコミが止まりませんよ!?」

 サラ「ラブ&ピースの略よ」

 パルマ「どうでもいいです!」

 アマネ「鬼クロ☆ブラック! 好きな言葉は怠惰、嫌いな言葉は努力です☆ 鬼姫アマネ、帰って寝たいです!」 

 パルマ「帰りましょう!」

 チカゲ「鬼クロ☆ホワイト! 趣味は読書、好きなジャンルは衆道です☆ クールな鬼腐人チカゲです!」

 パルマ「趣味は伏せましょう!」

 トキ「お義姉さん、カッコイイ!」

 パルマ「部外者は帰れ!」

 サザレ「鬼クロ☆パープル! 男も女も私の魅力にひれ伏しなさい☆ 胸板のアイドル・サザレよーん!」

 パルマ「胸板のアイドルって何ですか!? ってか、男性ですよね!? ミニスカートから覗く美脚が腹立つ!」

 サザレ「やだ! 男女差別よ!」

 鬼クロ+1「「「「「最低っ!」」」」」

 パルマ「全員、帰れ!」

 サラ「それでも私達は負けません! この世界に、愛を届けるために!」

 パルマ「……もう、好きにしてください」

 サラ「やった! それでは聞いて下さい。私達のデビューシングル」

 鬼クロ「「「「『恋はどすこい』」」」」

 パルマ「……」


 ☆☆☆☆


 ~恋はどすこい 作詞・作曲 マシロ・カシワギ~


 午前七時 コンビニ前

 あなたの(あなたの) 

 まわし 落ちていた (大変だー!)

 朝練後かな? 朝練中かな?

 先手必勝 ぶちかまし

 あなたのピンチは私のピンチ 

 今すぐまわしを届けに行くわ


 恋は(恋は) どすこい(どすこい どすこい どすこい こい)

 押して(押して) 押されて(のこった のこった よよよい よい)


 私のハートの土俵際

 あなたのまわしが舞っている


 大好きなの(大好きなの)

 この気持ち(この気持ち)

 もうどうにも止まらない(リンダ リンダ)


 恋は(恋は) どすこい(どすこい どすこい どすこい こい)

 押して(押して) 押されて(はっけよい はっけよい はっけよい よい)


 あなたのハートの土俵際

 あなた目掛けて八艘飛びよ


 反則なのは(お互い様よ)

 あなたのかいな(わたしのかいな)

 赤いまわしで結ばれてるわ(台詞「運命の 赤いふんどし!」)


 ダダダダ ウッ!


 恋は(恋は) どすこい(どすこい どすこい どすこい こい)

 押して(押して) 押されて(はっけよい はっけよい はっけよい よい)


 恋の取組 白黒つけて

 軍配は私に挙がるわ

 二人でちゃんこ食べましょう(ふぅふ!)

 二人でまわし締めましょう(ぎゅ! ぎゅ!)


 ああ 恋の横綱


(どすこい どすこい どすこい こい)

(どすこい どすこい どすこい)


 恋!!


 ☆☆☆☆


「どうかなっ!?」

「却下です!!」



 翌週。

 パルマには却下されたが、ノーリス王の許可を勝ち取った鬼クロは、国連総会でのパフォーマンスを強行した。

「まったく意味は分からないが、とにかく可愛い」と、鬼クロは強烈な印象を各国代表に与えた。その結果、世界各地にご当地アイドルが誕生することとなり、その後の夜会は各国のアイドルたちによる競演の場となった。催し物で頭を悩ませる必要がなくなり、パルマとしては結果オーライである。


 余談ではあるが、ファンによる人気投票でサザレに負けたアマネが不貞腐れて引退を宣言したことから、『鬼っ娘☆クローバー』は僅か1年で解散を余儀なくされた。

 ラストステージでマイクを置いたサラの最後の台詞は、「普通の女の子に戻ります」だったことは言うまでも無い。


鬼クロ推せる! という方は、是非☆☆☆☆☆をぽちっと!

もしくは、いいね!をポチっと…

作者の勇気と元気に繋がります(笑)


ご無沙汰をしておりました。

スピンオフが終わったので、こちらに戻ってきました。

次回から4話ほど、真面目な話になるので

あえて今回はおふざけ回を挟ませていただきました。

今後ともよろしくお願いいたします!

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