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元社畜はウィンドウで楽しい転生ライフを満喫中! ~ゲームのシステムを再現した万能スキルで、異世界生活を楽々攻略します~  作者: 鳥助


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48.ルメルの困り事(1)

「じゃあ、よろしくお願いしまーす!」


 私はウィンドウに向かって気合を入れて画面をタップした。青い水晶がきらりと輝き、光の粒が飛び出してくる。くるくると宙を舞い――やがて、カードとなって目の前に並んだ。


【N】【HN】【R】【N】【N】【HR】【HN】【N】【N】【HR】


「HRが二つも!? この間よりも良くなっている!?」


 これが、良運の効果なのか!? カードが表になって、報酬が表示される。


【N(能力値+5)】

【HN(ポイント+100)】

【R(ポイント+300)】

【N(能力値+5)】

【N(ガチャ+3)】

【HR(ポイント+500)】

【HN(能力値+10)】

【N(ポイント+50)】

【N(能力値+5)】

【HR(能力値+30)】


「ほうほう。特別な能力は貰えなかったけれど、これはこれでいい。ポイントの方が利便性が高いから、本当に助かる!」


 私は嬉しくて、グッと拳を握った。運を上げてきたかいがあった。明らかにカードの出目が良くなっている。


「ようやく、良運の効果が……。運、上げてよかった」


 これで、悔しい思いをしなくて済むと思うと、心が軽くなる。とにかく、これでポイントも能力値も上がり放題だ!


「ポイントは2435。これが今回のポイントが加算されて、3385か。めちゃくちゃ、貯まっている! イベントポイントが大きかったよねー」


 今回のガチャの前にイベントポイントが1500ポイントも入ったのが大きい。ガチャ以外にもポイントが入れば、もっと大々的にポイントを使うことが出来る。


 鉛筆と消しゴム以外の商品を売り出すべきか……。いや、まだ様子を見て、ポイントを残しておくべきか。ここは慎重に考えないと、後で痛い目を見る。


「とりあえず、ポイントは保留。きっと、この後に使う場面が出てくるはず。じゃあ、能力値は……やっぱり運に全つっぱじゃぁ!」


【体力】58(年齢並み)


【魔力】22(才能なし)


【筋力】61(年齢並み)


【耐久】45(年齢並み)


【器用】59(年齢並み)


【敏捷】61(年齢並み)


【知力】487(賢明)


【運】389(良運)55上昇


「ふむ……コメントは変わらなかったか。この様子なら400で変わると思う。だったら、400を目指せばいいか」


 前回は300でコメントが変わったから、ここから100刻みで変わる可能性がある。良運でこれだけの効果があったんだ、上の段階にいったらもっといい恩恵が受けられるかもしれない。


「やっぱり、ガチャや……。ガチャは人生を変える!」


 ガチャで神引きして、成り上がってやるからなー!


 ◇


「おはよー」


 いつも通り、挨拶ラッシュをしてから教室に入っていった。教室でも挨拶ラッシュをすると、時折通知音が鳴って好感度が変化した知らせを受ける。


 心地いい通知音と、ちょっとした演出を楽しみながら自分の席へと移動をした。


「ルメル、おはよー」

「リオ、おはよ」


 今日も王都一の美少女の大天使ルメルは可愛い。ただの挨拶だというのに、花が咲いているような存在感だ。おっと、ハートマークはいらないよ。エロいから。


 そのまま席について鞄の整理をすると、ルメルが頬杖をついてボーッとしていることに気づいた。いつもなら明るい声をかけてきてくれるというのに、今日は気がないみたいだ。


 何か考え事をしているように、宙を見つめている。ルメルには珍しい態度だ。いつもは考え事とは無縁な順風満帆な生活を送っているというのに。


 ……もしかして、これはイベントの気配なのでは。いつもよりも違う。それはイベントがあるからだ。


 とうとう、学校でイベントが起こる!? 待ち望んでいたイベントが! ふふふ、まさかイベントが向こうから来るとはな。この時を待っていた!


 まずはルメルに話を聞くところから始めよう。


「ルメル、どうかした? なんだか上の空だよ」

「えっ、うん……ちょっとね」

「何か悩んでいるなら何でも言って! 力になるよ!」


 話しかけると、ちょっと歯切れが悪い。やっぱり、何かあるに違いない。自信満々に胸を叩くと、ルメルはちょっと困ったように笑った。


「いや、大したことないよ。これは自分で解決しなくっちゃいけないことなんだ」


 ……ふむ。何か問題があるのは明白だ。だけど、良い子のルメルは他人に頼ることをしない。迷惑がかかると思っているからだ。


 私的には全然迷惑じゃないんだよね。むしろ、普段とは違う交流のチャンスということだ。ここは、イベントのためにも、ルメルのためにも、聞き出さなくっちゃ。


「大丈夫だよ。もしかしたら、何かヒントを一緒に見つけられるかもしれないよ」

「うーん……」

「絶対に一人で解決するっていう感じなの?」

「そういうわけじゃないけれど……」


 おっ、少しは揺らいできたんじゃない? ここはもっと押していこう。


「話を聞いてもらうだけでも違うかもよ。さぁ、安心して話すがいい!」

「……ふふっ、リオったら不思議ね。リオに言われると、自然と話したくなるよ」


 柔らかく笑ったルメル。これは、話してくれるパターンか?


「ちょっと、塩をね探しているんだよね」

「塩?」


 その瞬間、通知音が鳴り、ウィンドウが開く。


『クエスト発生! ルメルの塩を探せ!』


 よっしゃー! なんか、クエストが発生したー!

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― 新着の感想 ―
ゴリ「塩が欲しいなら」 (っ>ω・)つ)o゜)∵ 男爵「絶対にろくな事じゃないから黙ろうな?」 ○貴族「少女の滴る汗で……」 男爵「ソッチもボケ始めるな!」
なにかステータスにギャグがたりないな… 【奇行】62(変わり者) 基本的に体力や筋力と違いわざわざ変なことをしないとあがらないので基準値低め 1~49(一般的) 50~99(変わり者) 100~149…
>『クエスト発生! ルメルの塩を探せ!』  〇〇(人物名)の塩って書かれると、エリート塩を思い浮かべてしまう(白目)
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