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潜水艦総評

 データ化の過程で明らかとなった各国の潜水艦技術は、独>米>それ以外という巷の評価そのものといった優劣でした。

 少なくともデータ上では、ドイツ潜水艦(というよりⅩⅩⅠ級の、ですが)の先進性が目立ちます。

 溶接構造による強靱な船体と優れた量産性、水中速力を重視した全体設計は他国のそれらより頭ひとつ抜けています。

 無理矢理に難を付けるとするなら、平凡な水上速力による展開力不足と、低性能の魚雷(炸薬が少ないんです)にともなう対艦能力の劣位(微々たるものですが)くらいでしょうか。

 それ以外については、ほぼほぼ不満点を上げることはできません。

 シュノーケルとレーダーの標準装備も大きいですね。

 これによって、ⅩⅩⅠ級は14という素晴らしい静粛性を獲得しています。

 この数値がどれほど大きいかと言いますと、対潜哨戒機が介在しない場合だと、艦隊が彼らを攻撃前に発見するには丸数字の対潜力を持つユニットが6~8(つまり捜索力12~16)程度必要とされるからです。

 大規模な戦闘艦隊であればいざしらず、個々の艦隊ごとにこれだけの護衛を付けていてはユニットがいくらあっても足りません。

 艦隊を間接護衛できる護衛空母(艦載機の捜索力3)と対潜哨戒機(捜索力3~6)の存在がいかに大きいかを、プレイヤーは思い知ることになることでしょう。

 これらの哨戒範囲にいる艦隊は、対象となる艦隊を哨戒範囲に収めている艦載機いずれか1ユニットの捜索力+対象となる艦隊を哨戒範囲に収めている対潜哨戒機いずれか1ユニットの捜索力+艦隊を哨戒範囲に収めている艦載機ユニットの合計数-1+艦隊を哨戒範囲に収めている対潜哨戒機ユニットの合計数-1を捜索力に加えることができます。

 史実の大西洋においてだと、レイキャビクに展開した長距離対潜哨戒機3ユニット(捜索力4+2)にハンターキラー任務の護衛空母に搭載された艦載機1ユニット(捜索力3)が加われば空からの捜索力が9となり、艦隊に対潜力が丸数字のユニットを3~4編入しておけば、例え相手がⅩⅩⅠ級であっても防御はほぼほぼ万全の状態に持って行けます。

 逆に言うと、最大4ユニットまでの補助艦艇しか編入できない輸送艦隊にとって、対潜哨戒機+護衛空母の存在はまさに死活問題ということにもなります。

 なお、ここで対潜戦闘のルールを説明しますと、対潜戦闘は


1.捜索判定

2.対潜攻撃

3.潜水艦攻撃

4.対潜攻撃


 という流れになります。

 捜索判定で発見された潜水艦は対潜攻撃を受け、それに生き残った潜水艦ユニット、ならびに発見されなかった潜水艦ユニットがAK・BH・AOに対して潜水艦攻撃を実施することができます。

 それ以外の艦艇に対しては、発見されなかったユニットのみが潜水艦攻撃を行うことができます。

 そして潜水艦攻撃を行ったユニットは自動的に発見され、続く対潜攻撃の対象となるのです。

 ここで大事なのが潜水艦の回避力です。

 回避力13のⅩⅩⅠ級を強制帰還、つまり撃退するには最低でも3D、つまり対潜力11(ただし15未満なら不確実)以上が必要であり、撃沈するためには最低でも5D、つまり対潜力21(ただし25未満なら不確実)以上が必要となるわけです。

 日本海軍で最強の対潜力を持つ鵜来型(対潜力10)が2ユニットいれば対潜攻撃で4D振れるのでⅩⅩⅠ級を強制帰還させる可能性は高くなりますが、初期には数が足りないため(全ユニットが増援でやってくるのです)、どうやっても序盤でドイツ潜水艦隊の跳梁を招くことは必至でしょう。

 そういった面で考えた場合、本作における中型以下、つまり水中排水量1000トン未満の潜水艦は、それが水中高速タイプでない限り、その価値を大きく下げざるを得ません。

 たとえ捜索判定で未発見であっても、潜水艦攻撃に続く対潜攻撃で撃沈される可能性が高いからです。

 本作における中型以下の潜水艦は、おおむね回避力2~4に収まります。

 ドイツのⅦC/41級(仏伊に貸与されてます)であっても5です。

 これは、対潜攻撃で1Dしか振れないケースであっても強制帰還させられる可能性があり、2Dを振れる対潜力なら撃沈される可能性すら出てきます。

 対潜攻撃2Dというのは合計対潜力10で約束される数値ですので、有力な対潜艦艇2ユニット、もしくは強力な対潜艦艇1ユニットで十分達成できるレベルです。

 ヘッジホッグを装備した対潜艦艇の多くは対潜力5を越えてきますので、上記のような潜水艦であれば作戦時に被る損害は耐えきれないものとなるでしょう。

 史実において静粛性に優れるドイツのⅦC/41級が莫大な損失を出した理由がここにあります。

 静粛性で最初の捜索を潜り抜けても、潜水艦攻撃後の反撃を生き残ることができなかったんですよね。

 少なくとも第二次大戦の後半以降、水上艦艇の対潜力が通常型潜水艦の回避力を上回っていたことは確実です。

 水中高速潜の登場も、あるいはそれを先延ばしにしただけと言えるのかもしれません。

 とはいえ、潜水艦の価値そのものが極端に低下したわけでないのも、また事実ではあります。

 ただ、中型以下の潜水艦が激しく生存性を落とした一方で比較的タフな大型潜水艦の地位が急上昇した現実は、潜水艦の建造コスト面で大きな影響を与えることになったと思います。

 安く大量に建造できる潜水艦では、過酷な戦場に留まり続けることができないのですから。

 それは、潜水艦先進国である独米の潜水艦がことごとく大型艦となったことからもうかがい知れます。

 そんなもう一方の雄である合衆国は、ドイツのような先進性こそないものの、損害への耐久性に優れる船体と優れた魚雷発射管制装置の採用によって、十分以上に「使える艦」を揃えてます。

 ガトー級の性能はⅩⅩⅠ級にこそ見劣りするものの、対潜哨戒機の介在しない戦場において十分輸送艦隊襲撃が可能な数値を有してるんですね。

 輸送艦隊に編成できる補助艦の数は最大4ユニット、つまり捜索力8なので、静粛性が9であるガトー級/バラオ級は初撃を与える確率が高いですし、ガトー級7/バラオ級8という回避力は中型以下の潜水艦が即死する対潜力を相手にしても生還してくる可能性が残ります。

 対潜攻撃が2Dであっても撃沈はありえず、強制帰還も半分以上避けられるのは大きいです。

 回避力が丸数字なので、対潜攻撃を受けた際、護衛艦に損害を与える可能性があることも地味に効いてくるでしょう(損害を受けたユニットは対潜戦闘に参加できなくなるので)。

 これが発展型のテンチ級(静粛性12/回避力9)であればなおさらです。

 それだけ護衛艦の数を敵に強いることができるのですから。

 マップを作ってないので断言はできかねますが、彼女らが主戦場とする太平洋では、対潜哨戒機の哨戒範囲に入らないエリアが多々あることが予想されます。

 となれば、ガトー級/バラオ級の性能値であっても、必要にして十分なレベルであると評していいのかもしれません。

 仮に相手側が対潜空母を持ち出してきても、史実のように対潜空母を先に撃沈してしまえばいいのですから。

 それはつまり、陸上からの対潜哨戒機が介在しなければ、対潜空母を保有する支援艦隊も相応の護衛艦を必要とするってことに繋がります。

 そして、輸送艦隊や支援艦隊に大量の護衛艦を投入すれば、場合によっては戦闘艦隊から艦隊駆逐艦を引き抜く必要に迫られるかもしれない。

 それを嫌って主力艦隊をガチガチに固めたら、それはそれで輸送艦隊や支援艦隊の守りが薄くなる。

 相手海軍、というより彼らの最大仮想敵である日本海軍にとって、頭の痛いこと甚だしい。

 要するに、艦隊決戦を主任務とする合衆国海軍には、どっちに転んでも美味しい展開だってわけです。

 列強中最強の雷撃力を持つ合衆国潜水艦隊が真価を発揮するのは、その瞬間だとも言えるでしょう。

 雷撃力7を持つ合衆国潜水艦であれば、戦艦や空母だってバシバシ撃沈できます。

 ⅩⅩⅠ級と違って、スピードレベルが3というのも大きいですね。

 鈍足の旧式戦艦ならいざしらず、最低でもスピードレベル6を持つ艦隊型空母はスピードレベル2しかない潜水艦の展開範囲を移動でスルー(一度3ヘックス手前で停止して、次のフェイズで3ヘックス向こうまで移動する)できますが、スピードレベル3の潜水艦が相手では、そうした艦隊移動は適いません。

 大型艦ゆえに魚雷搭載数も多く、艦隊戦にも通商破壊戦にも使えるという汎用性の高さは、水中高速潜以前の潜水艦として理想的なのではないでしょうか。

 惜しむべくはシュノーケルの未装備。

 これがあれば、彼女らの実力は更なる向上(静粛性+2)を果たしたでしょう。

 上記二カ国の潜水艦は、機雷敷設能力を持っているのも優れた点です。

 本作のルールでは潜水艦による機雷敷設を妨げることができませんので、潜水艦を用いた攻勢機雷戦は大変有効な対敵手段であると言えるでしょう。

 その一方、合衆国のライバルとも言える日本と南部連合の潜水艦は、あまり高得点を上げられません。

 まず日本の潜水艦は、貧弱な静粛性(国籍修正-3)と回避力の低さが目立ちます。

 特に静粛性に関しては、レーダーとシュノーケルをどちらも装備しているというのにこの数値というのは、嘆かわしいにもほどがあります。

 艦隊側が水上高速力を重視したことで機関出力を上げざるを得なくなり、結果として騒音問題を妥協しなくてはならなくなった事情があるのはわかります。

 もっと言うなら、いわゆる長距離偵察兵器として発展してきた自国の潜水艦(特に巡潜型)に合衆国式の艦隊攻撃やドイツ式の通商破壊をさせようとした用兵側のワガママがあったことも理解できます。

 ですがそれらを加味した潜髙型までその影響を引きずったのは、いかがなものかと思えます。

 せっかく水中高速潜という先進的思想に辿り着いたのだから、静粛性の向上や魚雷搭載数の増加など、それまでの自国潜水艦が持っていた欠点の向上に努めても良かったのではないでしょうか。

 回避力については後部魚雷発射管の未装備が響いています。

 ⅩⅩⅠ級も発展形では後部魚雷発射管の装備を考えられていたので、船体サイズに余裕のある日本の潜水艦がそれらに無頓着であったのは、少々疑問に感じます(おそらくは搭載魚雷の本数によるものだと思うのですが)。

 また「使い勝手がいいから」と生存性に乏しい中型潜水艦の量産に走ったことも問題です。

 本作においてなら、相手が艦隊編成に問題のある(補助艦艇が少なすぎる)ドイツ海軍であるので活躍できるかもしれませんが、本来の仮想敵である合衆国海軍が相手だと彼女らは特攻兵器に近い存在に成り下がること疑いなしです。

 次世代の主力として期待の掛けられた水中高速潜=潜髙型も、高い回避力(回避力11)を持つ反面、静粛性が8とやや低目であるため艦隊攻撃には向かない艦です。

 スピードレベルも2ですし主な目標は輸送艦隊になるでしょうけど、そうなったらなったで魚雷搭載数の少なさからくる低レベルの襲撃力(襲撃力1)が致命的です。

 潜水艦に期待するところの大きかった日本海軍ですが、カタログスペックに振り回されてちぐはぐな艦ばかり建造していたようにも思えます。

 機雷敷設能力を持ったユニットがいないことで、攻勢機雷戦を仕掛けることもできませんしね。

 なお似たような問題は南部連合も持っていますが、こちらのほうは後部魚雷発射管を装備しているので回避力がやや高く、生存性の面では米独を除く他国の同種艦と同等以上と言えます。

 ただレーダーとシュノーケルの未装備による静粛性の問題は大きく、それが彼女らの戦力レベルを大きく下げる要因となっています。

 また予算の絡みによって中型艦であるピラニア級が艦隊の半数を占めており、隻数はそれなりに多くとも、いざ開戦となれば彼女らが早期に大損害を受けることは必至です。

 新鋭の大型艦であるアルバコア級も静粛性が乏しいために有効な戦力とはなりえず、実戦では機雷敷設という地味な任務に邁進するのではと考えられます。

 この予算の絡みという縛りは、仏伊英といった海軍にとっても強烈な足枷となっています。

 海軍士官というのはどの国であっても水上艦を潜水艦より重視する傾向があるようで、第二次大戦で大きな損害を受けた上記三国の海軍でも、潜水艦は比較的冷や飯を食わされています。

 それでもまだ、フルット級という優秀な沿岸潜水艦を建造できたイタリアや(もっぱらヒトラーの温情により)A級という大型潜水艦の保有に成功した正統イギリスはマシなほうで、戦力として疑問の残る旧式艦や中型以下の戦利艦で構成されたフランス潜水艦隊は目も当てられない状況です。

 ドイツの同盟国ではなく属国に近い立場であるためにレーダーやシュノーケルの技術を供与されず、大戦を生き残った旧式艦(ルドゥタブル級など)を近代化改修できなかったことが響いています。

 静粛性において、あの日本潜水艦未満というのはどうなのでしょう。

 しかも第二次大戦前のフランス海軍がいわゆる無制限潜水艦戦をまったく考慮していなかったことで、彼の国固有の潜水艦は、あろうことか「浮上して、警告して、臨検して、攻撃する」というロンドン条約の規定遵守を前提とした「浮上して初めて使用できる」旋回式魚雷発射管を装備しています。

 ただでさえ魚雷の性能が低く(これはイタリアも同様なのですが)艦隊攻撃の決定打に欠けている状況において肝心要の通商破壊戦にまで自ら制限をかけているとは、もはや「役立たず」の烙印を押されても仕方ありません。

 ある程度戦力として計算できるのは、レーダーを装備したイギリスからの戦利艦とドイツから貸与されたⅦC/41級(ミレ級)だけと言ったところでしょうか

 もっとも、フランス海軍のドクトリンとして潜水艦がどのような立ち位置を与えられていたのかがわからない(なにせ、商船護衛にまで駆り出されているのですから)ので、もしかしたらボクらの知らない潜水艦の活用法が上層部の脳裏にはあったのかもしれません。

 ゲーム上で役立たずなのは変わりありませんけどね。

 第二次大戦で戦前に整備された潜水艦隊をほぼ一掃されたイタリアは、先述したフルット級(静粛性9/回避力6)を主力として再編成されています。

 これらは航続距離を除けばまずまずの性能を持っていますので、大きな期待をしなければ活躍の場がないわけではありません。

 なお、イタリアはフランスと異なりドイツからレーダー技術を供与されています。

 一部ではヘタリア扱いされて笑われているイタリアですが、史実においては極めて激しく、そして勇敢に戦っています。

 こと潜水艦においては優秀な艦長や乗組員を有した艦(コマンダンテ=カッペリーニが代表格でしょうか)も多数おり、十分イギリス海軍を苦しめています。

 決して主役とは言えない本作でも、活躍するだけのスペックは備えていると思います。

 そして残ったイギリスですが、第二次大戦中に新鋭艦を投入できなかったのは仏伊海軍と同様です。

 ただ、レーダーの装備に成功したこととT級という大型潜水艦を保有していたことで、ある程度有力な潜水艦戦力を維持できていました。

 技術的・思想的面では日本や南部連合を凌駕していたとも言えます。

 ですが、敗戦にともなう混乱で多くの艦を退役艦や戦利艦として失ったため、先述したT級とガトー級に匹敵する性能を持つA級を除けば、戦後に保有できた潜水艦は回避力に難のある中型以下ばかりとなってしまいました。

 とはいえ、旧式なS級も機雷敷設能力を持っているために使いどころはあり、イタリア潜水艦より戦力としては有効と見て問題ないと思います。

 総じて言うと、第三次大戦における戦いで大型潜水艦以外が生き延びるのは困難です。

 比較的静粛性に優れているとはいえ、回避力に劣る中型以下の潜水艦では損害に見合った戦果を上げ続けることは不可能でしょう。

 もちろん対潜艦艇をともなわない艦隊であれば問題などありませんが、それには相手側のエラーを期待するしかなく、ガチガチに固められた艦隊を真正面から襲撃できるのはドイツのⅩⅩⅠ級が合衆国のテンチ級ぐらいしかないのが実状だと考えられます。

 それ以外の潜水艦では攻撃前に探知される可能性が高い(その時点でAK・BH・AO以外への潜水艦攻撃は失敗します)ですし、潜水艦攻撃後の反撃を耐える確率も低いものとなります。

 では、非力な潜水艦は役立たずなのでしょうか?

 違います。

 彼女らは、ただ海上に「存在する」ことによって相手側に護衛戦力の投入を強いることができます。

 ガチガチに固められた艦隊を襲撃しても損害を重ねるだけだということは、裏を返せば敵潜水艦を撃退し続けるためには艦隊をガチガチに固めなくてはいけないということを意味します。

 それは、相手側に相応の負担をもたすのです。

 また、航続距離の大きな潜水艦は敵の懐深く進出することで護衛を必要とする範囲を拡大することができます。

 そうすれば、比較的護衛戦力の乏しい艦隊、たとえば損害を受けて本体から離脱中の主力艦や後方から前線へ移動中の増援艦などを狙うことも適うでしょう。

 これらの艦隊は、護衛を就けていても1ユニットがせいぜい(高確率で0)でしょうから、ルドゥタブル級のような静粛性3というふざけたユニットであっても襲撃成功する確率があります。

 この際重要なのが、先にもちらっと書きましたが潜水艦ユニットのスピードレベルです。

 潜水艦の居場所がまるわかりの本作では、艦隊が潜水艦の移動範囲を避けて行動することが可能です。

 ですが潜水艦のスピードレベルが高いと、こうした迂回行動が難しくなります。

 特にスピードレベル4を持つ日本の海大型や南部連合のアルバコア級は、旧式戦艦や損害を受けてスピードレベルの半減した水上艦を自力で捕捉することができます。

 これは艦隊決戦後の追撃戦において極めて有利な点でありますので、「潜水艦と言えば通商破壊」と思考硬直することなく、ゲームではいろいろな活用法を模索して欲しいものだと思っています。


PS.

 書いてて気付きました。

 日本海軍潜水艦隊の本質って艦隊決戦後の追撃戦にあったんだな、と。

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