護衛艦/補助艦データ:イギリス
※( )付は丸数字
ハントⅠ級
・基準排水量:1000t
・速力:28kt
・武装:10.2cmAA(L45)2×2 40mmMG(L39.4)×4 爆雷投射機(K)×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:2
・対艦火力:なし
・耐久力:0
・スピードレベル:6
裏
・砲撃レンジ:なし
・索敵範囲:なし
・就役コスト:2
・艦種記号+防御修正:DE
・雷撃力:なし
・対潜力:(3)
・航続距離:1
1940年から竣工開始
・護衛隊×1(WW2にて戦没)
・護衛隊×4(WW2後に退役)
解説
イギリス海軍の護衛艦。所謂ハント級の第一グループである。戦時急造を想定した廉価型駆逐艦であり、魚雷発射管を持たない等、艦隊戦ではなく船団護衛に重点が置かれていた。コスト削減にともなう艦形縮小によって燃料タンクが必要最低限の大きさとされてしまい、就役後は航続力不足に悩まされた。
ハントⅡ級
・基準排水量:1100t
・速力:27kt
・武装:10.2cmAA(L45)2×3 40mmMG(L39.4)×4 爆雷投射機(K)×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:3
・対艦火力:なし
・耐久力:0
・スピードレベル:6
裏
・砲撃レンジ:なし
・索敵範囲:なし
・就役コスト:2
・艦種記号+防御修正:DE
・雷撃力:なし
・対潜力:(4)
・航続距離:3
1941年から竣工開始
・護衛隊×2
・護衛隊×2(WW2にて戦没)
・護衛隊×4(WW2後に退役)
・護衛隊×1(戦利艦としてイタリアに譲渡)
解説
イギリス海軍の護衛艦。所謂ハント級の第二グループである。船体設計を見直す事で主砲塔を1基追加し、フィンスタビライザーの撤去にともなう燃料タンクの増設によって航続距離の延長も果たした。対潜兵装自体は第一グループと同等だが、爆雷搭載数を大幅に増加した為、対潜能力も強化されていた。
ハントⅢ級
・基準排水量:1100t
・速力:27kt
・武装:10.2cmAA(L45)2×2 40mmMG(L39.4)×4 53.3cmTT3×1 爆雷投射機(K)×4
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:2
・対艦火力:なし
・耐久力:0
・スピードレベル:6
裏
・砲撃レンジ:なし
・索敵範囲:なし
・就役コスト:2
・艦種記号+防御修正:DE
・雷撃力:3
・対潜力:(5)
・航続距離:3
1942年から竣工開始
・護衛隊×3(WW2にて戦没)
・護衛隊×2(WW2後に退役)
・護衛隊×2(戦利艦としてフランスに譲渡)
解説
イギリス海軍の護衛艦。所謂ハント級の第三グループである。第二グループに戦訓を適用した艦であり、主砲塔を第一グループと同じ数とした代わりに三連装魚雷発射管と爆雷投射機が増設されていた。艦隊駆逐艦を補助しうるだけの汎用性を獲得したが、搭載する電子機器は護衛駆逐艦レベルに留まった。
ヘイスティングス級
・基準排水量:1000t
・速力:16kt
・武装:10.2cmAA(L45)1×2 爆雷投射機(K)×2 ヘッジホッグ×1
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:0
・対艦火力:なし
・耐久力:0
・スピードレベル:2
裏
・砲撃レンジ:なし
・索敵範囲:なし
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:FF
・雷撃力:なし
・対潜力:(6)
・航続距離:4
1931年から竣工開始
・護衛隊×1(WW2後に退役)
解説
イギリス海軍の護衛艦。ブリッジウォーター級に続くスループとして建造された。第一次大戦における船団護衛から得られた戦訓が反映されており、多機能な艦艇として使用できるよう考慮されていた。搭載機関が大量建造に向いていない事が問題視され、計画はより量産に向いた設計の艦級に移行された。
ショアハム級
・基準排水量:1100t
・速力:16kt
・武装:10.2cmAA(L45)1×2 爆雷投射機(K)×2 ヘッジホッグ×1
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:0
・対艦火力:なし
・耐久力:0
・スピードレベル:2
裏
・砲撃レンジ:なし
・索敵範囲:なし
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:FF
・雷撃力:なし
・対潜力:(7)
・航続距離:4
1931年から竣工開始
・護衛隊×2(WW2後に退役)
解説
イギリス海軍の護衛艦。ブリッジウォーター級を基に船体を延長した改良形である。装備面でも同級の構成を踏襲しているが、航空攻撃に対抗する為、主砲には平射砲ではなく高角砲が選択された。対潜兵装はヘイスティングス級に準じたもので、より多数の爆雷を搭載する事で継戦能力を向上させていた。
グリムスビー級
・基準排水量:1000t
・速力:16kt
・武装:10.2cmAA(L45)2×2 爆雷投射機(K)×2 ヘッジホッグ×1
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:2
・対艦火力:なし
・耐久力:0
・スピードレベル:2
裏
・砲撃レンジ:なし
・索敵範囲:なし
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:FF
・雷撃力:なし
・対潜力:(7)
・航続距離:4
1934年から竣工開始
・護衛隊×1(WW2にて戦没)
・護衛隊×2(WW2後に退役)
解説
イギリス海軍の護衛艦。平時の領海警備任務に際して外交官等の便乗が想定された為、上甲板には要人用の船室が設けられていた。当初は同世代の駆逐艦と同じ4.7インチ単装砲が搭載されていたが、船団に対する経空脅威の深刻化が認識された事から改装を受け、4インチ連装高角砲に換装されている。
ビターン級
・基準排水量:1200t
・速力:18kt
・武装:10.2cmAA(L45)2×3 爆雷投射機(K)×2 ヘッジホッグ×1
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:3
・対艦火力:なし
・耐久力:0
・スピードレベル:3
裏
・砲撃レンジ:なし
・索敵範囲:なし
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:FF
・雷撃力:なし
・対潜力:(7)
・航続距離:5
1935年から竣工開始
・護衛隊×2(WW2後に退役)
解説
イギリス海軍の護衛艦。高速船団に対する護衛と対潜掃討、および局地防衛を兼任できる艦として設計された。浮上潜水艦と交戦できる事が求められた為に当初は駆逐艦と同等の4.7インチ単装砲4基を装備する予定であったが、最終的な搭載砲は同程度の重量で収まる4インチ連装高角砲3基となった。
イーグレット級
・基準排水量:1300t
・速力:19kt
・武装:10.2cmAA(L45)2×3 40mmMG(L39.4)×4 爆雷投射機(K)×2 ヘッジホッグ×1
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:3
・対艦火力:なし
・耐久力:0
・スピードレベル:3
裏
・砲撃レンジ:なし
・索敵範囲:なし
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:FF
・雷撃力:なし
・対潜力:(7)
・航続距離:5
1938年から竣工開始
・護衛隊×1(WW2にて戦没)
解説
イギリス海軍の護衛艦。ビターン級を基にした小改正型である。運用側から砲熕火力強化が求められた為、主砲塔である4インチ連装高角砲が1基増設されていた。第二次大戦中、戦訓にともなう近接対空火器と爆雷搭載数の増備が図られ、副武装であった旧式速射砲と3番砲塔が改装によって撤去された。
ブラックスワン級
・基準排水量:1400t
・速力:20kt
・武装:10.2cmAA(L45)2×3 40mmMG(L56.3)×4 爆雷投射機(K)×4 ヘッジホッグ×1
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:4
・対艦火力:なし
・耐久力:0
・スピードレベル:3
裏
・砲撃レンジ:なし
・索敵範囲:なし
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:FF
・雷撃力:なし
・対潜力:(8)
・航続距離:6
1940年から竣工開始
・護衛隊×3
・護衛隊×1(WW2にて戦没)
・護衛隊×2(WW2後に退役)
・護衛隊×4(自由イギリスに参加)
解説
イギリス海軍の護衛艦。イーグレット級の発展形であり、第二次大戦中の同国で最も成功した護衛艦と評された。搭載砲は前級と同じく4インチ連装高角砲3基であるが、爆雷投射機を増設した事でより強力な対潜力を得るに至った。量産性に劣った為、本級以降の護衛艦整備はフリゲートが主力となった。
リバーⅠ級
・基準排水量:1400t
・速力:21kt
・武装:10.2cm(L40)1×2 爆雷投射機(K)×8 ヘッジホッグ×1
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:なし
・対艦火力:なし
・耐久力:0
・スピードレベル:4
裏
・砲撃レンジ:なし
・索敵範囲:なし
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:FF
・雷撃力:なし
・対潜力:(12)
・航続距離:3
1942年から竣工開始
・護衛隊×5
・護衛隊×1(WW2にて戦没)
解説
イギリス海軍の護衛艦。所謂リバー級フリゲートの第一グループである。当初は「高速コルベット」や「二軸コルベット」と称されていた。外洋行動能力の低いフラワー級コルベットに代わる艦として設計され、優れた量産性が求められていた。対潜迫撃砲と強力な爆雷兵装を有し、高い対潜能力を誇った。
リバーⅡ級
・基準排水量:1500t
・速力:21kt
・武装:10.2cm(L40)1×2 爆雷投射機(Y)×4 ヘッジホッグ×1
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:なし
・対艦火力:なし
・耐久力:0
・スピードレベル:4
裏
・砲撃レンジ:なし
・索敵範囲:なし
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:FF
・雷撃力:なし
・対潜力:(12)
・航続距離:6
1943年から竣工開始
・護衛隊×1(WW2にて戦没)
・護衛隊×4(戦利艦としてドイツに譲渡)
・護衛隊×2(戦利艦としてフランスに譲渡)
・護衛隊×3(戦利艦としてイタリアに譲渡)
解説
イギリス海軍の護衛艦。所謂リバー級フリゲートの第二グループである。当初は「高速コルベット」や「二軸コルベット」と称されていた。主砲や対潜兵装は第一グループと変わりないが一部装備の撤去と艦内区画の改正によってより多くの燃料を搭載しており、懸案だった航続距離が大幅に延伸していた。
リバーC級
・基準排水量:1500t
・速力:21kt
・武装:10.2cm(L40)1×1 10.2cmAA(L45)2×1 爆雷投射機(Y)×4 ヘッジホッグ×1
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:1
・対艦火力:なし
・耐久力:0
・スピードレベル:4
裏
・砲撃レンジ:なし
・索敵範囲:なし
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:FF
・雷撃力:なし
・対潜力:(12)
・航続距離:6
1943年から竣工開始
・護衛隊×1(WW2にて戦没)
・護衛隊×7(WW2後に退役)
・護衛隊×9(自由イギリスに参加)
解説
イギリス海軍の護衛艦。所謂リバー級フリゲートのカナダ海軍グループである。当初は「高速コルベット」や「二軸コルベット」と称されていた。対潜兵装や電子機器は本国で使用された艦と変化ないが、主砲1基を4インチ連装高角砲に換装する事で限定的ながら長距離目標への対空火力を獲得していた。
リバーA級
・基準排水量:1500t
・速力:21kt
・武装:10.2cmAA(L45)2×2 40mmMG(L56.3)×3 爆雷投射機(Y)×4 ヘッジホッグ×1
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:2
・対艦火力:なし
・耐久力:0
・スピードレベル:4
裏
・砲撃レンジ:なし
・索敵範囲:なし
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:FF
・雷撃力:なし
・対潜力:(7)
・航続距離:6
1943年から竣工開始
・護衛隊×3(自由イギリスに参加)
解説
イギリス海軍の護衛艦。所謂リバー級フリゲートのオーストラリア海軍グループである。当初は「高速コルベット」や「二軸コルベット」と称されていた。主砲を4インチ連装高角砲に変更した事と高射機関砲の増設により対空火力の向上を果たした一方、爆雷搭載数を減らした事で対潜力は劣化していた。
ロック級
・基準排水量:1400t
・速力:21kt
・武装:10.2cmAA(L45)1×1 40mmMG(L56.3)×4 40mmMG(L39.4)×4 爆雷投射機(Y)×1 スキッド×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:1
・対艦火力:なし
・耐久力:0
・スピードレベル:4
裏
・砲撃レンジ:なし
・索敵範囲:なし
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:FF
・雷撃力:なし
・対潜力:(13)
・航続距離:6
1944年から竣工開始
・護衛隊×3
・護衛隊×2(自由イギリスに参加)
・護衛隊×2(戦利艦としてフランスに譲渡)
解説
イギリス海軍の護衛艦。リバー級を基にブロック工法を導入する等、急速大量建造を考慮して設計された。従来型の爆雷兵装は大きく削減されたものの、新兵器であるスキッド対潜迫撃砲が搭載された事で対潜力はむしろ向上していた。戦況悪化にともなって工期が遅延し、調達数は予定を大きく下回った。
ベイ級
・基準排水量:1600t
・速力:21kt
・武装:10.2cmAA(L45)2×2 40mmMG(L56.3)×6 爆雷投射機(Y)×4 ヘッジホッグ×1
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:4
・対艦火力:なし
・耐久力:0
・スピードレベル:4
裏
・砲撃レンジ:なし
・索敵範囲:なし
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:FF
・雷撃力:なし
・対潜力:(8)
・航続距離:6
1945年から竣工開始
・護衛隊×4
・護衛隊×1(戦利艦としてフランスに譲渡)
解説
イギリス海軍の護衛艦。対潜兵器と引き換えに対空火器を強化したロック級の防空艦仕様である。基本設計は両者ほぼ共通となっており、必要時には対潜艦として再改装できるよう十分配慮がされていた。船団に対する経空脅威に対抗すべく計画されたが、第二次大戦にはほとんどの艦が間に合わなかった。
アブディール級
・基準排水量:〈アブディール・ラトナ・マンクスマン・ウェルシュマン〉2700t/〈アリアドネー・アポロ〉3000t
・速力:36kt
・武装:〈アブディール・ラトナ・マンクスマン・ウェルシュマン〉10.2cmAA(L45)2×3 40mmMG(L39.4)×4/〈アリアドネー・アポロ〉10.2cmAA(L45)2×2 40mmMG(L56.3)×11
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:1
・対空火力:〈アブディール・ラトナ・マンクスマン・ウェルシュマン〉1/〈アリアドネー・アポロ〉2
・対艦火力:なし
・耐久力:1
・スピードレベル:8
裏
・砲撃レンジ:なし
・索敵範囲:なし
・就役コスト:6
・艦種記号+防御修正:CM
・雷撃力:なし
・対潜力:0
・航続距離:4
同型艦
・アブディール(1941年竣工/WW2にて戦没)
・ラトナ(1941年竣工/WW2にて戦没)
・マンクスマン(1941年竣工/自由イギリスに参加)
・ウェルシュマン(1941年竣工/WW2にて戦没)
・アリアドネー(1943年竣工/自由イギリスに参加)
・アポロ(1944年竣工/自由イギリスに参加)
解説
イギリス海軍の敷設艦。攻勢的に機雷を投下する事のできる高速敷設艦として計画された。機雷搭載数は先に建造されたアドヴェンチャー級の半分程度に抑えられた一方、駆逐艦並みの速力が発揮できた。防御力は貧弱だったが、持ち前の高速と機雷搭載スペースを活かし前線での輸送任務にも使用された。




