駆逐艦データ:フランス
※( )付は丸数字
シャカル級
・基準排水量:2100t
・速力:35kt
・武装:13cm(L40)1×5 37mmMG(L50)×4 55cmTT3×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:なし
・対艦火力:なし
・耐久力:1
・スピードレベル:(8)
裏
・砲撃レンジ:なし
・索敵範囲:なし
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:DD
・雷撃力:2
・対潜力:0
・航続距離:3
同型艦
・シャカル(1926年竣工/WW2にて戦没)
・ジャグアール(1926年竣工/WW2にて戦没)
・ティーグル(1926年竣工)
・レオパール(1927年竣工/WW2にて戦没)
・パンテール(1926年竣工)
・ランクス(1927年竣工)
解説
フランス海軍の駆逐艦。同国独自の分類により水雷艇駆逐艦と呼ばれる。主隊前方に進出する先遣部隊や外周を固める艦隊護衛艦としての運用を想定しており、軽巡洋艦の任務を代替できる艦として建造された。砲熕火力を重視した設計だったが、水雷襲撃も考慮された事から魚雷発射管も搭載されていた。
ゲパール級
・基準排水量:2400t
・速力:35kt
・武装:13.8cm(L40)1×5 37mmMG(L50)×4 55cmTT3×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:なし
・対艦火力:なし
・耐久力:1
・スピードレベル:(8)
裏
・砲撃レンジ:なし
・索敵範囲:なし
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:DD
・雷撃力:2
・対潜力:0
・航続距離:3
同型艦
・ゲパール(1929年竣工)
・ビゾン(1930年竣工/WW2にて戦没)
・リオン(1931年竣工)
・ヴァルミ(1930年竣工)
・ヴェルダン(1930年竣工)
・ヴォーバン(1931年竣工)
解説
フランス海軍の駆逐艦。同国独自の分類により水雷艇駆逐艦と呼ばれる。シャカル級の改良形であり、主砲口径が前級の5.1インチから5.46インチへと拡大されていた。搭載砲の大口径化による対艦火力の向上を目指したものの、不十分な発射速度という問題を解決できず、目標達成は叶わなかった。
エーグル級
・基準排水量:2400t
・速力:36kt
・武装:13.8cm(L40)1×5 37mmMG(L50)×4 55cmTT3×2(ミラン/エペルヴィエ:55cmTT3×1、2×2)
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:なし
・対艦火力:0
・耐久力:1
・スピードレベル:(8)
裏
・砲撃レンジ:0
・索敵範囲:なし
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:DD
・雷撃力:2
・対潜力:0
・航続距離:4
同型艦
・エーグル(1932年竣工)
・ボートゥール(1932年竣工)
・アルバトロス(1931年竣工)
・ジェルフォー(1932年竣工)
・ミラン(1934年竣工)
・エペルヴィエ(1934年竣工)
解説
フランス海軍の駆逐艦。同国独自の分類により水雷艇駆逐艦と呼ばれる。ゲパール級の改良形であり、性能面で不十分とされた主砲をドイツ式設計を用いた新型に更新していた。後期に建造されたミラン/エペルヴィエの2隻は魚雷発射管の増設が行われており、第2グループとして扱われる事も多かった。
ヴォークラン級
・基準排水量:2400t
・速力:36kt
・武装:13.8cm(L40)1×5 37mmMG(L50)×4 55cmTT3×1、2×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:なし
・対艦火力:0
・耐久力:1
・スピードレベル:(8)
裏
・砲撃レンジ:0
・索敵範囲:なし
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:DD
・雷撃力:2
・対潜力:0
・航続距離:4
同型艦
・ヴォークラン(1933年竣工)
・ケルサン(1933年竣工)
・カサール(1933年竣工)
・タルテュ(1932年竣工)
・マイレ=ブレゼ(1933年竣工/WW2にて戦没)
・シュヴァリエ=ポール(1934年竣工/WW2にて戦没)
解説
フランス海軍の駆逐艦。同国独自の分類により水雷艇駆逐艦と呼ばれる。エーグル級の準同型艦であり、魚雷発射管を前級後期型同様に増設した事を除いて両者の間に差はなかった。他国の大型駆逐艦による性能面でのキャッチアップが著しく、同国海軍はより強力な駆逐艦の整備を強いられる事となった。
ル=ファンタスク級
・基準排水量:2600t
・速力:40kt
・武装:13.8cm(L50)1×5 40mmMG(L39.4)×4(ローダシュー/ランドンターブル:37mmMG(L50)×4) 55cmTT3×2(ローダシュー/ランドンターブル:55cmTT3×3)
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:なし
・対艦火力:0
・耐久力:1
・スピードレベル:(9)
裏
・砲撃レンジ:1
・索敵範囲:0(ローダシュー/ランドンターブル:なし)
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:DD
・雷撃力:1(ローダシュー/ランドンターブル:2)
・対潜力:0
・航続距離:5(ローダシュー/ランドンターブル:4)
同型艦
・ル=ファンタスク(1936年竣工/自由フランスに参加)
・ル=トリオンファン(1936年竣工/自由フランスに参加)
・ル=マラン(1936年竣工/自由フランスに参加)
・ローダシュー(1935年竣工/WW2にて戦没)
・ル=テリブル(1935年竣工/自由フランスに参加)
・ランドンターブル(1936年竣工)
解説
フランス海軍の駆逐艦。同国独自の分類により水雷艇駆逐艦と呼ばれる。他国の新鋭駆逐艦に対抗する為、前級を大幅に拡大改良した艦である。主砲の長砲身化による火力向上のみならず、40ノットという規格外の速力も獲得した。自由フランスに参加した艦は、改装により燃料タンクが増設されている。
モガドール級
・基準排水量:2900t
・速力:40kt
・武装:13.8cm(L50)2×4 37mmMG(L50)×4 55cmTT3×2、2×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:なし
・対艦火力:1
・耐久力:1
・スピードレベル:(9)
裏
・砲撃レンジ:1
・索敵範囲:なし
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:DD
・雷撃力:2
・対潜力:0
・航続距離:4
同型艦
・モガドール(1939年竣工)
・ヴォルタ(1939年竣工)
解説
フランス海軍の駆逐艦。同国独自の分類により水雷艇駆逐艦と呼ばれる。ル=ファンタスク級の拡大発展形であり、5.46インチ砲を連装4基8門搭載する事で軽巡洋艦に比肩する対艦火力を獲得した。前級に引き続き40ノットの高速力を発揮したが、故障が多く、遠隔地での整備に難点を抱えていた。
クレベール級
・基準排水量:2900t
・速力:40kt
・武装:13.8cm(L50)2×4 37mmMG(L50)×4 55cmTT3×2、2×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:なし
・対艦火力:1
・耐久力:1
・スピードレベル:(9)
裏
・砲撃レンジ:1
・索敵範囲:なし
・就役コスト:1
・艦種記号+防御修正:DD
・雷撃力:2
・対潜力:0
・航続距離:4
同型艦
・クレベール(1945年竣工)
・マルソー(1945年竣工)
・ドゼー(1944年竣工)
・オッシュ(1945年竣工)
解説
フランス海軍の駆逐艦。同国独自の分類により水雷艇駆逐艦と呼ばれる。モガドール級の準同型艦であり、前級で発覚した不具合の修正が図られていた。極めて高速重武装な艦であったが、第二次大戦後、急速に発展してきた艦隊駆逐艦と比べ著しく汎用性に欠けた為、同種艦の系譜は本級で最後となった。
ブーラスク級
・基準排水量:1300t
・速力:33kt
・武装:13cm(L40)1×4 37mmMG(L50)×4 55cmTT3×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:なし
・対艦火力:0
・耐久力:1
・スピードレベル:(7)
裏
・砲撃レンジ:0
・索敵範囲:0
・就役コスト:2
・艦種記号+防御修正:DD/W
・雷撃力:(2)
・対潜力:(0)
・航続距離:2
1926年から竣工開始
・駆逐隊×1
・駆逐隊×1(自由フランスに参加)
・駆逐隊×1(WW2にて戦没)
解説
フランス海軍の駆逐艦。同国独自の分類により艦隊水雷艇と呼ばれる。第一次大戦後のフランスが建造した初の近代的駆逐艦であり、他国の同種艦を火力で凌駕すべく強力な5.1インチ砲を採用していた。竣工当時は有力な艦であったが、近海での作戦行動を想定していた為、外洋航行能力に難があった。
ラドロア級
・基準排水量:1400t
・速力:33kt
・武装:13cm(L40)1×4 37mmMG(L50)×4 55cmTT3×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:なし
・対艦火力:1
・耐久力:1
・スピードレベル:(7)
裏
・砲撃レンジ:0
・索敵範囲:0
・就役コスト:2
・艦種記号+防御修正:DD/W
・雷撃力:(2)
・対潜力:(0)
・航続距離:2
1929年から竣工開始
・駆逐隊×2
・駆逐隊×1(自由フランスに参加)
・駆逐隊×1(WW2にて戦没)
解説
フランス海軍の駆逐艦。同国独自の分類により艦隊水雷艇と呼ばれる。ブーラスク級の改良形であり、発射速度の向上した新型砲を採用していた。前級と同様、近海での作戦行動を想定していた為、外洋航行性能は極めて不十分なものとなっていた。ル=アルディ級が就役するまで駆逐艦隊の主力を成した。
ル=アルディ級
・基準排水量:1800t
・速力:37kt
・武装:13cm(L45)2×3 37mmMG(L50)×2 55cmTT3×1、2×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:なし
・対艦火力:2
・耐久力:2
・スピードレベル:(8)
裏
・砲撃レンジ:1
・索敵範囲:0
・就役コスト:3
・艦種記号+防御修正:DD
・雷撃力:(2)
・対潜力:(0)
・航続距離:3
1940年から竣工開始
・駆逐隊×2
解説
フランス海軍の駆逐艦。同国独自の分類により艦隊水雷艇と呼ばれる。高速機動可能な大型艦に付随して艦隊行動できるよう、外洋での凌波性と航続性能がより一層重視された。砲熕火力が連装3基6門と従来艦より強化されたものの対空・対潜兵装は貧弱で、補助艦艇としてやや使いにくい艦だと言えた。
ラントレピード級
・基準排水量:1800t
・速力:37kt
・武装:13cm(L45)2×3 37mmMG(L50)×2 55cmTT3×3
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:なし
・対艦火力:2
・耐久力:2
・スピードレベル:(8)
裏
・砲撃レンジ:1
・索敵範囲:0
・就役コスト:3
・艦種記号+防御修正:DD
・雷撃力:(2)
・対潜力:(0)
・航続距離:3
1944年から竣工開始
・駆逐隊×2
解説
フランス海軍の駆逐艦。同国独自の分類により艦隊水雷艇と呼ばれる。ル=アルディ級の準同型艦であり、戦時急造艦として一部の設計を簡略化しつつ建造が進められた。竣工が急がれた事で搭載予定だった両用砲の開発が間に合わず、前級までと同様、兵装の重心は依然として水上戦に偏ったままだった。
シュルクーフ級
・基準排水量:2800t
・速力:34kt
・武装:13cmDP(L45)2×3 37mmMG(L50)×4 55cmTT3×4
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:4
・対艦火力:2
・耐久力:5
・スピードレベル:(7)
裏
・砲撃レンジ:1
・索敵範囲:0
・就役コスト:3
・艦種記号+防御修正:DD
・雷撃力:(2)
・対潜力:(0)
・航続距離:6
1946年から竣工開始
・駆逐隊×3
解説
フランス海軍の駆逐艦。水雷艇駆逐艦と艦隊水雷艇との融合を目指して計画された。対空・対水上戦主体の汎用艦として第二次大戦の教訓が取り入れられ、主砲には5.1インチ両用砲が選択された。対潜兵器については極わずかな配慮しかなされておらず、対潜爆雷の投下軌条が設けられたのみであった。
ラファイエット級
・基準排水量:2800t
・速力:34kt
・武装:13cmDP(L45)2×3 37mmMG(L50)×4 55cmTT3×4
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:4
・対艦火力:2
・耐久力:5
・スピードレベル:(7)
裏
・砲撃レンジ:1
・索敵範囲:0
・就役コスト:3
・艦種記号+防御修正:DD
・雷撃力:(2)
・対潜力:(0)
・航続距離:6
全艦未竣工
・駆逐隊×3(建造中)
解説
フランス海軍の駆逐艦。シュルクーフ級の準同型艦である。ドイツ製砲弾を使用可能な新型5インチ両用砲を搭載する予定であったのだが、同砲の開発計画が大幅に遅延した為、前級と同じ5.1インチ両用砲を採用する事になった。国産化した対潜迫撃砲の装備も検討されたが初期段階で破棄されている。




