巡洋艦(軽巡洋艦)データ:イギリス
※( )付は丸数字
リアンダー級
・基準排水量:7000t
・速力:31kt
・武装:15.2cm(L50)2×4 10.2cmAA(L45)2×4 40mmMG(L39.4)×8 53.3cmTT4×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:2
・対艦火力:1
・耐久力:2
・スピードレベル:7
裏
・砲撃レンジ:1
・索敵範囲:0
・就役コスト:2
・艦種記号+防御修正:CL
・雷撃力:3
・対潜力:なし
・航続距離:9
同型艦
・リアンダー(1933年竣工/WW2後に退役)
・アキリーズ(1933年竣工/戦利艦としてフランスに譲渡)
・ネプチューン(1934年竣工/WW2にて戦没)
・オライオン(1934年竣工/WW2後に退役)
・エイジャックス(1934年竣工/WW2後に退役)
解説
イギリス海軍の軽巡洋艦。前後2基ずつの連装砲塔を背負い式で配置する堅実な設計の艦であり、当時の最新鋭艦であるヨーク級を基本にしていた。重巡洋艦をタイプシップとしていた為、カタログデータ上は重装甲だったものの、防御範囲が極めて短く、機関区と弾薬庫以外の広い部分が無防備であった。
パース級
・基準排水量:7000t
・速力:31kt
・武装:15.2cm(L50)2×4 10.2cmAA(L45)2×4 40mmMG(L39.4)×8 53.3cmTT4×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:2
・対艦火力:1
・耐久力:2
・スピードレベル:(7)
裏
・砲撃レンジ:1
・索敵範囲:0
・就役コスト:2
・艦種記号+防御修正:CL
・雷撃力:3
・対潜力:なし
・航続距離:9
同型艦
・パース(1936年竣工/WW2にて戦没)
・ホバート(1936年竣工/WW2後に退役)
・シドニー(1935年竣工/WW2にて戦没)
解説
イギリス海軍の軽巡洋艦。リアンダー級の改良形である。搭載兵装や装甲防御は前級と比較して大きな変化がないものの、機関構成をシフト配置に改めた事で被害時における生存性は高まっていた。建造された同級艦は全隻が改名の後オーストラリア海軍に貸与され、最後まで同国所属艦艇として活動した。
アリシューザ級
・基準排水量:5000t
・速力:32kt
・武装:15.2cm(L50)2×3 10.2cmAA(L45)1×4(ペネロピ/オーロラ:10.2cmAA(L45)2×4) 53.3cmTT3×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:1(ペネロピ/オーロラ:2)
・対艦火力:1
・耐久力:1
・スピードレベル:(7)
裏
・砲撃レンジ:1
・索敵範囲:0
・就役コスト:2
・艦種記号+防御修正:CL
・雷撃力:3
・対潜力:なし
・航続距離:7
同型艦
・アリシューザ(1935年竣工/WW2後に退役)
・ガラティア(1935年竣工/WW2にて戦没)
・ペネロピ(1936年竣工/WW2にて戦没)
・オーロラ(1937年竣工)
解説
イギリス海軍の軽巡洋艦。パース級の設計を参考にしつつ、植民地防衛を主任務とする汎用軽巡として計画された。多数建造されたC級/D級の代艦として安価である必要性が重視され、個艦戦力を妥協する事で船体の縮小が図られた。第二次大戦時には序盤から最前線に投入され、常に苦戦を強いられた。
サウサンプトン級
・基準排水量:9000t
・速力:32kt
・武装:15.2cm(L50)3×3 10.2cmAA(L45)2×4 40mmMG(L39.4)×8 53.3cmTT3×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:2
・対艦火力:1
・耐久力:(4)
・スピードレベル:(7)
裏
・砲撃レンジ:2
・索敵範囲:0
・就役コスト:3
・艦種記号+防御修正:CL
・雷撃力:3
・対潜力:なし
・航続距離:9
同型艦
・サウサンプトン(1937年竣工/WW2にて戦没)
・バーミンガム(1937年竣工)
・グラスゴー(1937年竣工/自由イギリスに参加)
・ニューキャッスル(1937年竣工)
・シェフィールド(1937年竣工)
解説
イギリス海軍の軽巡洋艦。所謂タウン級の第一グループである。他国が計画中だった大型軽巡に対抗する為、ドクトリンを切り替えてまで建造された。竣工当初は6インチ砲を三連装4基12門搭載する重武装艦だったが、戦況に応じて対空火器を増備する必要性から、後の改装で砲塔を1基降ろしている。
グロスター級
・基準排水量:9000t
・速力:32kt
・武装:15.2cm(L50)3×3 10.2cmAA(L45)2×4 40mmMG(L39.4)×8 53.3cmTT3×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:2
・対艦火力:(1)
・耐久力:(4)
・スピードレベル:(7)
裏
・砲撃レンジ:2
・索敵範囲:0
・就役コスト:3
・艦種記号+防御修正:CL
・雷撃力:3
・対潜力:なし
・航続距離:9
同型艦
・グロスター(1939年竣工/WW2にて戦没)
・リヴァプール(1938年竣工)
・グラスゴー(1938年竣工/WW2にて戦没)
解説
イギリス海軍の軽巡洋艦。所謂タウン級の第二グループである。機関区側面と砲塔装甲を強化し、重量増に合わせて機関出力も向上させている。竣工当初は6インチ砲を三連装4基12門搭載する重武装艦だったが、戦況に応じて対空火器を増備する必要性から、前級同様、改装で砲塔を1基降ろしている。
エディンバラ級
・基準排水量:11000t
・速力:32kt
・武装:15.2cm(L50)3×4 10.2cmAA(L45)2×6 40mmMG(L39.4)×32 53.3cmTT3×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:4
・対艦火力:(2)
・耐久力:(5)
・スピードレベル:(7)
裏
・砲撃レンジ:2
・索敵範囲:0
・就役コスト:3
・艦種記号+防御修正:CL
・雷撃力:3
・対潜力:なし
・航続距離:9
同型艦
・エディンバラ(1939年竣工/WW2にて戦没)
・ベルファスト(1939年竣工/自由イギリスに参加)
解説
イギリス海軍の軽巡洋艦。所謂タウン級の第三グループである。グロスター級よりも艦形が大型化された為、砲塔数を削減せぬまま対空兵装の追加搭載に成功していた。防御面でも改設計が行われ、舷側装甲の最大厚こそ変わりないものの、防御範囲が大きく拡張された事でより打たれ強い艦になっていた。
ダイドー級
・基準排水量:6000t
・速力:32kt
・武装:〈ダイドー・フィービ・ボナヴェンチャー〉13.4cmDP(L50)2×4 40mmMG(L39.4)×12 53.3cmTT3×2/〈ナイアド・ハーマイオニー・ユーライアラス・クレオパトラ・シリウス・アルゴノート〉13.4cmDP(L50)2×5 40mmMG(L39.4)×8 53.3cmTT3×2/〈カリブディス・スキュラ〉11.4cmDP(L45)2×4 40mmMG(L39.4)×8 53.3cmTT3×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:〈ダイドー・フィービ・ボナヴェンチャー・ナイアド・ハーマイオニー・ユーライアラス・クレオパトラ・シリウス・アルゴノート〉4/〈カリブディス・スキュラ〉2
・対艦火力:〈ダイドー・フィービ・ボナヴェンチャー・ナイアド・ハーマイオニー・ユーライアラス・クレオパトラ・シリウス・アルゴノート〉1/〈カリブディス・スキュラ〉なし
・耐久力:2
・スピードレベル:(7)
裏
・砲撃レンジ:〈ダイドー・フィービ・ボナヴェンチャー・ナイアド・ハーマイオニー・ユーライアラス・クレオパトラ・シリウス・アルゴノート〉1/〈カリブディス・スキュラ〉なし
・索敵範囲:0
・就役コスト:2
・艦種記号+防御修正:CL
・雷撃力:3
・対潜力:なし
・航続距離:7
同型艦
・ダイドー(1940年竣工/WW2後に退役)
・フィービ(1940年竣工/WW2後、オーストラリアに売却)
・ボナヴェンチャー(1940年竣工/WW2にて戦没)
・ナイアド(1940年竣工/WW2にて戦没)
・ハーマイオニー(1941年竣工/WW2にて戦没)
・ユーライアラス(1941年竣工/WW2後、オーストラリアに売却)
・クレオパトラ(1941年竣工)
・シリウス(1942年竣工)
・アルゴノート(1942年竣工/WW2後に退役)
・カリブディス(1941年竣工/WW2にて戦没)
・スキュラ(1942年竣工/WW2にて戦没)
解説
イギリス海軍の軽巡洋艦。新開発の5.25インチ両用砲を装備した防空巡洋艦として設計された。主武装の生産が間に合わず、一部砲塔を欠いたまま竣工した第一グループ、計画どおり全砲塔を搭載した第二グループ、代用として4.5インチ高角砲を搭載した第三グループという兵装の違いが存在する。
ベローナ級
・基準排水量:6000t
・速力:32kt
・武装:13.4cmDP(L50)2×4 40mmMG(L39.4)×12 53.3cmTT3×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:4
・対艦火力:1
・耐久力:2
・スピードレベル:(7)
裏
・砲撃レンジ:1
・索敵範囲:0
・就役コスト:2
・艦種記号+防御修正:CL
・雷撃力:3
・対潜力:なし
・航続距離:7
同型艦
・ベローナ(1943年竣工/ニュージーランドに売却)
・スパルタン(1943年竣工/WW2にて戦没)
・ロイヤリスト(1943年竣工/ニュージーランドに売却)
・ブラックプリンス(1943年竣工/ニュージーランドに売却)
・ダイアデム(1944年竣工)
解説
イギリス海軍の軽巡洋艦。ダイドー級の改良形である。発射速度や追従性に劣る上、製造面でも問題がある5.25インチ両用砲塔を1基削減し、代替として近接火器を搭載する事で対空火力を確保した。半端な新型砲を選択するより既存の火器を増備した方が実戦面では有効だという稀有な教訓を残した。
クラウン=コロニー級
・基準排水量:9000t
・速力:31kt
・武装:15.2cm(L50)3×3 10.2cmAA(L45)2×4 40mmMG(L39.4)×16 53.3cmTT3×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:2
・対艦火力:1
・耐久力:(4)
・スピードレベル:(7)
裏
・砲撃レンジ:2
・索敵範囲:0
・就役コスト:3
・艦種記号+防御修正:CL
・雷撃力:3
・対潜力:なし
・航続距離:7
同型艦
・バミューダ(1940年竣工/自由イギリスに参加)
・フィジー(1940年竣工/WW2にて戦没)
・ガンビア(1942年竣工/ニュージーランドに売却)
・ジャマイカ(1942年竣工/自由イギリスに参加)
・ケニア(1940年竣工/自由イギリスに参加)
・モーリシャス(1941年竣工)
・ナイジェリア(1940年竣工/自由イギリスに参加)
・トリニダート(1941年竣工/WW2にて戦没)
・セイロン(1943年竣工/オーストラリアに売却)
・ニューファンドランド(1943年竣工/カナダに売却)
・ウガンダ(1943年竣工/カナダに売却)
解説
イギリス海軍の軽巡洋艦。タウン級をタイプシップとして建造された。数を揃える為、装甲配置を改める事で排水量を抑えている。竣工当初は6インチ砲12門を有する重武装艦であったが、航空脅威に対抗すべく主砲塔を1基降ろして対空兵装を増強した。後期型は最初から改装後の状態で竣工している。
スウィフトシェア級
・基準排水量:9000t
・速力:31kt
・武装:15.2cm(L50)3×3 10.2cmAA(L45)2×5 40mmMG(L39.4)×16 53.3cmTT3×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:3
・対艦火力:1
・耐久力:(4)
・スピードレベル:(7)
裏
・砲撃レンジ:2
・索敵範囲:0
・就役コスト:3
・艦種記号+防御修正:CL
・雷撃力:3
・対潜力:なし
・航続距離:8
同型艦
・スウィフトシェア(1944年竣工)
・マイノーター(1945年竣工/カナダに売却)
解説
イギリス海軍の軽巡洋艦。クラウン=コロニー級の改良形である。主砲塔は最初から1基削減されており、代わりに燃料タンクと対空兵装が増設されていた。トップヘビーによる安定性不足に悩まされた前級の反省から船体幅を拡張するとともに航空艤装が廃止され、艦上構造物は簡素な形状に変更された。
タイガー級
・基準排水量:9000t
・速力:31kt
・武装:15.2cmDP(L50)3×3 10.2cmAA(L45)2×5 40mmMG(L39.4)×18 53.3cmTT3×2
表
・航空機運用力:なし
・機雷敷設能力:なし
・対空火力:7
・対艦火力:1
・耐久力:(4)
・スピードレベル:(7)
裏
・砲撃レンジ:2
・索敵範囲:0
・就役コスト:3
・艦種記号+防御修正:CL
・雷撃力:3
・対潜力:なし
・航続距離:8
同型艦
・タイガー(建造中止)
・シュパーブ(1945年竣工)
・ディフェンス(建造中止)
・ベレロフォン(建造中止)
解説
イギリス海軍の軽巡洋艦。スウィフトシェア級の拡大発展形である。主砲塔を対空射撃可能な両用砲とする事で防空能力の拡大を図っていた。第二次大戦中に11隻が計画され4隻が起工されたが、戦況悪化によって工事が遅延。うち3隻が建造途中で解体され、竣工したのはシュパーブ1隻のみであった。




