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新型コロナ関係エッセイまとめ  作者: 水源


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2021年05月24日 22時23分投稿 抗体依存性感染増強 猫コロナ・SARS・MERSでのワクチンの問題は新型コロナワクチンは完全にクリアしているのか?

 さて、”新型コロナのワクチン大規模接種が始まったのでそれが終わるまで感染者は増えるだろうね”で、現状ではインド型より英国型の方が重症化率や致死率が高いので怖いと書きました。


 なぜなのかといえば英国型は純粋に感染力が高いので、抗体依存性感染増強が起こりやすいと考えられるからです。


 実際イギリスでも新型コロナの流行当初の致死率はかなり高かったですからね。


 抗体依存性感染増強とは大雑把にいえば、細胞性免疫のマクロファージ・T細胞や液性免疫の中和抗体に対してウィルスの増殖の方が速い場合は、そういった抗体を母体としてウイルスがどんどん増えていく状態を示します。


 こうなるとエイズと同じで新型コロナウィルスだけではなく、様々な細菌やウィルスに対する抵抗力はほぼゼロになってしまうのですね。


 抗体依存性感染増強について詳しいことは、ウィキペディアを見てもらえばわかるかなとおもうのですが、たとえるならば嚙まれるとゾンビになってしまうタイプのゾンビに対して、人間がそれを全滅させようとしている場合に、かまれてゾンビになってしまったしまった人間も含めて、残りの人間戦力で十分無力化できるだけの戦力があれば、ゾンビを全滅させられますが、かまれてゾンビが増える速度の方が早いと人間側が全滅してしまうようなものです。


 そして英国型は動きが素早くてどんどんかみついてゾンビを増やせるゾンビで、インド型はタフでなかなか死なない代わりにかみつく速度は早くないゾンビだと思ってください。


 なので、英国型のほうが、ゾンビになってしまう速度が速いので危険ということですね。


 で、今現在大規模接種を行っていて、摂取直後は特に感染しやすくなってるから怖いなと。


 また、猫コロナウィルスに対しては有効性が高いワクチンが存在しません。


 これも詳しくはウィキペディアなどを読んでもらった方がいいとは思うのですが、「猫腸コロナウイルス」は飼い猫の多くが持っているウイルスで、猫に下痢を起こすことがあるものの、病原性は低くほとんどは無症状で済むウイルスです。


 しかしその猫腸コロナウイルスが猫に持続的に感染しているうちに、猫に強いストレスがかかるなどして体内で変異を起こして強い病原性を持つようになり、結果として「猫伝染性腹膜炎」を発症しこれはほぼ助からず発症して一か月ほどで死んでしまう恐ろしいものです。


 猫腸コロナウイルスにせよ猫伝染性腹膜炎ウィルスにせよ、それらのウィルスに感染した猫の糞便や尿、唾液などの分泌物の中にウイルスが排泄され、それを別の猫が舐めたりすることにより、感染が成立すると考えられています(経口感染)。


 そして猫伝染性腹膜炎の死亡率が非常に高いのは抗体依存性感染増強によるものと考えられていますが、これに対して有効なワクチンは存在しないといっていい状態です。


 またSARS、MERS、についてのワクチンでも動物実験では抗体依存性感染増強により死んでしまったようです。


 なので、新型コロナのワクチンは長期的にウィルスの変異があってたり、ワクチン接種の有効期間の終わりごろに新型コロナに感染した場合に抗体依存性感染増強による重症化や死亡などの例が出ないか少し心配だったりします。

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