表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新型コロナ関係エッセイまとめ  作者: 水源


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

136/162

2021年05月23日 01時50分投稿 大阪でも市中感染のインド型変異株を確認、感染拡大は6月末ごろか? それでもIOCのコーツ委員長は「緊急事態宣言下でもオリンピック開催」だそうだ

 さて、大阪ではコロナ変異株の英国株に続いてインド株が発見されているそうです。


 4月下旬に発症した60代男性がインド変異株に感染していて最近の海外渡航歴がなく感染経路は不明なので、市中感染しているのはほぼ確実でしょう。


 これまでのイギリス株の拡大傾向から考えるとインド型の拡大感染は6月末ごろになりそうです。


 そして英国型に比べてインド型は感染力が高いですが致死率は低いということで、そこまで心配することはないと考えているようですが、一番恐れるべきは英国型のN501Yの変異とインド型のL452Rのある変異株が接触してN501Y変異とL452R変異を併せ持つ日本株が発生してしまうことです。


 さらにE484Kの変異がある変異株、南アフリカ株、ブラジル株、フィリピン株などの変異も取り込んだ三重変異のグレート日本株が発生したら役満ですね。


 それぞれN501Yの変異がある変異株は従来株よりも受容体に引っ付きやすいために感染しやすく、E484Kの変異がある変異株は液性免疫を回避し、L452Rは細胞性免疫を回避するのですね。


 ちなみに日本では「N501Yの変異はないがE484Kの変異がある由来不明の変異株」が関東を中心に計1,553例(国内1,548件、検疫5件)確認されていたりします。


 東京では、変異株中、E484Kが約57%を占め、N501Yの約33%を上回っていますが、厚労省は、N501Yほどの感染力は認められないとして、E484Kをスクリーニングの対象から外しています。


 なおインド型のE452RおよびE484Q等のスパイクタンパク質の変異を有するシュードタイプウイルスでは、従来株に比べ回復者血漿での中和抗体価が1/2に低下し、ファイザー社製のワクチン接種者血漿での中和抗体価が1/3に低下するそうです。


 しかしこれはE484Kを持つ南アフリカ株よりはだいぶましで、こちらは回復者血漿での中和抗体価が1/6に低下し、ファイザー社製のワクチン接種者血漿での中和抗体価が1/11に低下するそうなのですね。


 じゃあインド株変異と南アフリカ株変異が合わさったら?


 それでもIOCのコーツ委員長は「緊急事態宣言下でもオリンピック開催」だそうですね。


 まあIOCの総収入の73%がテレビ放映権料だそうなので、あちらは無観客でも選手やコーチ陣などが新型コロナに感染しようとどうでもいいのでしょう。


 うん、まあオリンピックは開催してみて、その後の世界の様子を観察するのも面白いかもしれませんが、仮に世界で再度爆発的に感染拡大したとしてもIOCは日本のせいにしないでくださいね?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ