2021年05月16日 13時50分投稿 これからはインドに続いて東アジアで新型コロナの感染拡大がすすむかも?
さて、現在、東京でも新型コロナの感染拡大が続いているのですが、これはさらに拡大するかもしれません。
ヒトの免疫は、抗体による液性免疫(中和抗体免疫)と白血球などの細胞性免疫(自然免疫)に大別され、イギリス株やブラジル株などの新型コロナ変異株は、液性免疫(中和抗体免疫)から逃避する方向だったのですが、カリフォルニア株やデンマーク株、そしてインド株は細胞性免疫からの逃避する方向のようなのですね。
具体的には日本人の6割が持ち、東アジアで多いとされる白血球の型「HLA-A24」によって、新型コロナウィルスは危険性のある異物として強く認識されていたのですが、カリフォルニア株やデンマーク株、そしてインド株のようなL452Rというスパイクタンパク質のアミノ酸変異がある場合はがあり、HLA-A24による細胞性免疫から逃避、つまり異物として認識されなくなり、免疫の効果を弱めることが実験で実証されたいるようです。
さらに、L452R変異は、ウイルスの感染力も増強されているのですね。
今のところ日本ではイギリス株、南アフリカ株、ブラジル株、フィリピン株は目立ちますが、カルフォルニア株、デンマーク株、インド株はそこまで多くないようですが今後どうなるかはわからない状況ですね。
子供は自然免疫は強いのですが、中和抗体免疫は弱いので、いままで子供の感染事例は少なかったのですが、今後は変わってくるかもしれません。




