2021年05月16日 21時59分投稿 インフルエンザワクチンの有効率ってどのくらい? えっこんなに低いの? コロナワクチンは大丈夫?
さて、新型コロナワクチンはちょっと置いておいて、少し気になったのでインフルエンザワクチンってどのくらい効果があるのか調べてみたんですよね。
2018年以前の話ですが、毎年インフルエンザの症状が出て、日本の病院で診察を受けていた人数はおよそ2,250万人ほどでした。
ちなみに国立感染研究所の資料を見ると現行ワクチンの皮下、筋肉内接種は、インフルエンザウイルス感染を防御出来ないとはっきり書いてありまして、インフルエンザワクチンで、できるのはあくまで発症や重症化の確率を下げることです。
そしてインフルエンザワクチンの発病予防率ですが、国立感染研究所の資料を見ると”ワクチン株と流行株とが一致している場合”には、65歳以下の健常成人での発症予防効果は70~90%、65歳以上の場合は自宅の場合34~55%、医療施設の場合50~60%、未成年者の場合は30%ほどで、ワクチン株と流行株とが一致していない場合はさらに発症を防げる割合は下がるのです。
學校でのインフルエンザに予防接種に効果がないとされたのもこの数値があったからのようですね。
では、インフルエンザワクチンが重症化を防ぐというのはどのくらいかというと、65歳以下の健常成人での重症予防効果は53%、65歳以上の場合は自宅の場合25%、医療施設の場合35%程度だそうです。
つまり自宅にいる高齢者がワクチンを打って、打たなかった人よりも重症化する確率を下げられるのは四人に一人くらいなのですね。
インフルエンザワクチンの最も大きな効果は、「重症化」を予防することなのだそうですが、数値を見るとうーん? と私は思ってしまうのです。
いや半分でも四分の一でも重症者を減らせればいいんじゃないという話もあるんでしょうが、そのために多額の医療費が税金や健康保険での負担になるというのもなんか本末転倒ではと思うのですよ。
なお新型インフルエンザワクチンについては
・有効性が十分に確認されたワクチンを少数者に接種するよりも、有効性が多少不十分なワクチンでも多数に接種した方が、社会全体での流行と健康被害に対する抑制効果は高い。
・緊急時においては、早急にワクチン接種を行う必要があるため、十分な有効性と安全性を確認するために時間を割くことは不可能である。
・従って、ワクチン接種による健康被害は、ある程度許容せざるを得ない。
・これらに関して、事前に国民に対して十分に説明し、理解を得ておく必要がある
と書いてあったりするのですが、おそらく今回の新型コロナウィルスに対しても同様なのでしょう。
問題なのは”ワクチン接種による健康被害は、ある程度許容せざるを得ないので、これらに関して、事前に国民に対して十分に説明し、理解を得ておく必要がある。”
ということが実施されてないということなんですけどね。
実際に新型コロナワクチン接種後にかなりひどい薬疹(湿疹)ができて治らない例が3万人に対して15人程度出ていたりなど、結構大きな後遺症も残るみたいなのですよね。
まあ新型コロナに感染した後の後遺症でも同様にひどい湿疹ができて治らないということは結構あるみたいなのですが。




