子供たちのと時間123/閉鎖された塔の中で
ざっとした夢をまとめて。
11月の夢は後二本です。
1
息子の友達の女の子がなかなか帰らない。
細くて黒くて髪の長い子。
彼女の家族が迎えにくる。
ママに彼女は叱られる。
彼女は三人兄弟らしい。
弟と妹がついてきている。
近所に住んでいる人でママはよく話す。
話している間、子供は再びうちで遊び出す。
話題は自宅の耐震が最悪ランクらしいという話。
そこまでの地盤の地域ではなかったような? と思い夫に尋ねるが急ぎの仕事ができたからと出て行ってしまう。
いつのまにか彼女の家は工事中だ。
「迷惑かけて」と叱るので「すごくいい子でしたよ」と言ったけどママの前では彼女は途端に生意気な顔を見せる。
かわいい。
*
2
同僚のTちゃんと自転車でコンビニに寄ったつもりが児童館だった。
駄菓子屋でもある。
子供だらけだ。
折り紙とかなんでも作れる。
レベル別に見本と作り方がファイルされている。
竜とか城とかめっちゃすごいのもある。
Tちゃんは「私レベルここまでのしか作れんよー」という。
籠にお手玉作りキットが置いてある。ウサギ柄と何故かヤングコーン柄。
可愛いしキットだし半分縫ってあるから簡単。
子供に買って帰ろうかなと思う。
ピンクのショートパンツを履いた小さい女の子がすごく懐いて手を引いてくる。
中高生はバンド練習をしている。
聞かせたい子が児童館の中にいるのかコンサートみたいになる。
カッコつけててかわいい。
いつのまにかここは河川敷の橋の下で、子供と混じって柱にもたれ駄菓子を食べながら中高生のバンド演奏を聞いている。
日の当たる場所では息子たちが野球か何かをわいわいやっている。
のんびりする。
20191223
*
3
息子の学年の芸能事務所所属のギャルな女の子AちゃんとBちゃんが転校することになった。
うちにきて学芸会の練習を披露してくれる。
他にも子供がいっぱいきていて、でも転校のことは聞いてなかったので子供たちは拗ねて嫌な態度をとる。
しまいに状況が極まってそこここで泣き出す始末。
涙を流して泣いて見せるということが状況を変えることを熟知している女子たちにとって、それは一種の劇のようなところもある。
それを経ないといけないのだ。
男子たちはそういう部分を見抜いているのかいないのか、女子はめんどくさいと言いさらに状況を悪化させる。
おとこのこおんなのこ、とおもう。
唐突に世界を支える力、三つの行動について啓示がある。
しかし何一つメモることができない。
20191124
*****
鍵を開けて窓の外を見る。網戸越し。
クレセント錠を引き下ろしたり窓を引いたりする音や気配は、館のどこかにいる主たちに察知されている。
同室にいる夫だろう男に「開けてはいけない。鍵を閉めないと」と促される。
私は鍵を開いたのは本意じゃない、クレセント錠がバカになっているからだと誤魔化す。
本当は外を感じたくてしかたがないのに。
足りてないのは息苦しいのは私だけで、男は閉じられた世界に満足しているのか。
ベランダへ出るだけでもいい。
外の気配や空気を感じるだけでもいい。
感覚をわたしは切望している。
ここは塔のどのあたりだろうか。
20141125
児童館は仕事場で、同僚Tも児童館職員です。




