メダカの住む水槽の水換えをする<FA:萩尾滋さんから>
本日2019.8.30朝の夢メモから
水換えすると、なぜかメダカの水槽にすごい大量の海魚が住んでいたとわかる。
三〇匹以上。
どんどん出てくる。
タイのようなトゲトゲした背びれの平べったい形をした、青いシマシマの魚。
ウナギみたいなつるんとしたフォルムの細くて小さな魚。
色々、いっぱいいる。
空になった水槽を洗っている間に、夫がステンレスのボールに敷石を入れて魚を移してしまう。
これでは跳ねて出るし、酸素も足りなくなるからかわいそうだよと訴える。
でも夫は問題ないよって言う。
私はぎゅうぎゅうの魚を見てこの環境で飼うのは耐えられないと思う。
ほとんど魚の感覚になっている。
敷石も入れてしまってるし、どうやってかえようと思いながらひとりで水換えをやり直す。
ボールから飛んだ魚が床やシンクで跳ね、つるんと排水口へ流れていく。
開けると排水口ネットの生ゴミの間でうようよする魚たちの姿が目に入る。
傷んでシラスみたいに白く、頭だけになったのもちらほらいる。
ネットを外すと排水口の下には洞窟の水場みたいな空間が広がっていた。
外の側溝につながっているのか網目状の日の光が差しこみ、黄土色の水がうねってキラキラ反射する。
光るのは魚の背びれか。
もういっそ水槽よりこの水場の方が生きやすいかもなあ、って思う。
よく考えたらシャンプーや洗剤が直に流れ込むと言うのに。
ネットから水槽に魚を戻す時、大きな平たい魚を水槽の角にぶつけてしまう。
床に落ちた魚は衝撃で簡単に身を解されていた。
なぜか火の通っている白身が散って、背骨が見える。
でも魚は生きていて、跳ねてどんどん身を撒き散らす。
お願い、もう動かないで。
早く、食べてあげないと。
たくさん逃したし、排水溝ネットとかで困ったことになっている魚もまだ残っているかもと心配だけど、ひとまず水換えを終える。




