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【夢日記】内側を旅しても(stray thoughts.)  作者: 遠宮 にけ ❤️ nilce
2018年の夢

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指の皮一枚

 授業中うっかり右人差し指を突き指した。

 皮膚が蜜柑の皮を剥くようにべろりとはがれて垂れ下がる。


 内側には骨の代わりに黒いプラスチックの枠がはまっていた。

 骨のあるべき中央は空洞。

 柔らかな肉もなにもない。

 薄い皮膚一枚の内側に硬質なプラスチック枠の不思議。

 枠は指の側面に沿い、関節がきれいに動くようジョイントされている。


 壊れては大変なので、早退し急いで医者にかかる。

 指のプラスチック枠の中に体温計を嵌める。

 誂えたケースであるかのようにぴったりだ。


 体温計を抜いて看護師は蛇の皮みたいな皮膚を戻し、破れ飛ばないように上から慎重に包帯を巻く。

 痛みはない。

 違和感しかない。

指の皮、蛇の皮みたいにしわしわで、透けて見えるほどひらっひらしていました。

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