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【夢日記】内側を旅しても(stray thoughts.)  作者: 遠宮 にけ ❤️ nilce
子供の頃〜学生時代までの夢

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斜め十字 ※

※不快な描写があります。ご注意ください。

 両方の腰骨の上あたりから脇の下に向かって斜め十字に刺し抜かれて、血液がどんどん失われていく感覚を味わいました。



 刺し貫かれたまま私は誰か(おそらく小さな子供でした)に手を引かれ歩くのです。

 乾いた土の道でした。私は裸足でした。


 その時の私は男性で大人と言って良い体格をしていました。


 痛みは感じていませんでした。

 渋柿を食べた舌のような、感覚が表面から少し遠ざかったような感じ。


 ただ傷口はとても触れられないと思うくらい、グズグズ腐った果実のように気持ちの悪い感触でした。


 背骨の代わりに斜めに貫く金属が私の背筋をまっすぐにしました。

 随分と長い間そうして歩きましたが、霧が晴れるようにいつというでもなく私は肉体から解放されていました。


 それでああ、私はこのようにして死んだのだなと思うのでした。


 それから私は子供だから(小学生でした)、きっと前世の記憶が残っていて、それを今感じているのだろう、と考えているのです。


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