夢のお話について<FA:九藤朋さんから>
よく、エッセイを書いてみたい、と思うのだけれど、どうやって書いていいのかわかりません。
思いつくままということで
まずはしばらく夢の話をしてみます。
眠って見る方の夢です。
今はあまり夢を見ませんが、昔、私はよく夢を見る子供でした。
そしてよく夢だったか本当だったかが、わからなくなりました。
時々起きていてもうっすら白いガーゼを通して見ているような、膜を張っているような感じがしていました。
これは夢のようだ、夢ではないかと思ってこっそり人に尋ねてみたりしたものです。
ちょっと残念な子供だったんではないかと思います。
言葉にすると猟奇的な夢を多く見ましたが、自分では怖いとか悪夢だとかいう認識はありませんでした。
分類するならばとても寝覚めの良い「良い夢」に入るものでした。
あまり怖い夢を見なかったのです。
あ、そういうわけで全体的に大変不快な描写が多いと思われます。
ご注意ください。
子供の頃の私が特別怖い話やきみの悪いものが好きだった、ということはなかったと思います。
黙ってはいますが子供の頭の中は案外こんなふうに意味不明なものかもしれません。




