初めてのランクアップ!!
短めかな?
ランクアップ試験の翌日、里宇たちはギルドに来てギルドカードの更新に来ていた。
ランクアップがなされたら、今までのFランクという事が分かる緑色のギルドカードから、色が変わるはずである。
受付に向かい、ギルドカードを提出して更新待ちすること数分。
「お待たせいたしました。こちらが新しいギルドカードです」
受付嬢から渡されてきた新たなギルドカードの色は……銅色。つまり、FからCへの一気にランクアップしたことを示していた。
「おお、Dとかかなとは思っていたけど、一気にCに来たか!!」
こうしてみると、ランクアップを実感できるのはかなりうれしい事である。
最初の頃はスキップ申請をしていなかったが、着実に経験を積んでいきたかったのが理由であった。
そして、経験をほどほど詰んだのでランクアップしてみたが……Cになれたのはうれしい事である。
「やりましたね里宇さん!!」
『イエーイ!(^^)!』
ハクロもコンゴウもその結果に喜んでいる模様。
三人で手を合わせたハイタッチ……あ、コンゴウは手がないから体当たりになるのかな?
ヘヴィーミミックなので、その重量は凶器だから加減はしてもらう。
とにもかくにも、無事にランクアップができたことに俺たちは素直に喜んだ。
冒険者にとってのCランクは一人前になっているという証拠である。
信頼も高くなってくるのだが、その分期待を裏切らないようにしないといけない。
……まぁ、Dよりはいいよね?あのランクで打ち止めになっている人だっているそうだし、新人潰しなどが多いと聞くしな。
全くそんな被害には合わなかったけどね。
というか、本当にそんなことをしてくるようなやつに遭わなかったが……なぜだろうか?
疑問に思いつつも、今日は簡単なお祝いという事にして、明日から冒険者業を改めて行うことにした。
たまの休みぐらいいいじゃない、人間だもの。
「私はリッチですけどね」
『ヘヴィーミミックだけどね(・ω・)』
そこ、うるさい。
というかハクロ、お前の場合一応元人間だから合っていることは合っているよな?
コンゴウは知らん!
なので、せっかくだからこの都市を見て回ってみるかな。まだ来て間もないし、このままギルドにいたところで今日はお休みすることにしているから用事は特にないしね。
次からはこの都市での生活でスタート!!
サバンの街はまた出る機会があるだろうし、あちこち行くのも悪くはない。
テンプレを起こしたいけど、ただいま整頓中。きちんとやる順番なども決めないとね。




