第四十三話 逆襲?
少しエッチなシーンが入ります。
「クレハ、貴女はさっき私に体を命をくれるって言ったけど……」
「あぁ俺の命を救ってくれたのは、紛れもなくアリスお前だ。ならこの命はお前に捧げるのは道理だろ」
クレハは、何を当たり前のことを言っているのかと当然のように言った。言ってしまった。
私の瞳に朱が差した様に緋色に染まり始め、鋭い八重歯が僅かに姿を見せる。
「そっか……ならクレハ、目瞑ってくれないかな」
「わかった」
クレハは何の疑いも無く瞳を閉じた。
私はゆっくりとクレハに近寄り、クレハを抱き寄せた。
私はクレハのローブの中に身を寄せ、彼女の暖かい体温を肌で感じた。
クレハは、ローブの下は何も身に着けていなかったために、直にその肌に触れることができた。
私より頭一つ高いクレハに抱き着くと必然的に私の頭の位置には彼女の胸がくる。
私よりも年上であろう彼女の身体は十分に女性として成熟しており、悔しいことに私よりも遥かに立派な胸を持っていた。
やわらかく大きな胸に私は頭を埋めた。
「アリス!?何を——」
「やっぱりクレハの胸は大きいね」
「俺の胸を、おいやめ——」
「身体を私に捧げるんでしょ」
「そう意味じゃな——んん」
私はクレハの背後に回るとローブの紐を解いた。
結び目を解かれたローブはスルスルとクレハの裸体を露わにしていった。
クレハはたまらず、局部を隠しながら脱げてしまったローブで身体を隠そうとする。
「な、何をする!」
地面にうずくまったクレハは、羞恥からか顔を真っ赤に染めながら言った。
「何って気持ちいいことだよ」
「気持ちいいことって、待て!俺はこんな口調でも女であって——」
「大丈夫、最初は痛いかもしれないけど、すぐ気持ちよくなるから」
「最初は痛いって、待て!俺の初めてが女って、それに二人が見てるから!」
クレハは必死な様子で茂みを指さすとノアとルナが顔を赤くしながらのぞき見ていた。
だが、私は二人を無視し、クレハの胸を背後から鷲掴みにした。
鷲掴みにすると指が胸に沈む様な感覚は何とも言えない感触がした。
胸を揉む度にクレハは、言葉が漏れないように我慢しているが律義なことに私を振り払うようなことはしない。
その反応に私の嗜虐心がくすぐられた。
「クレハ何を我慢しているのかな?」
「俺は……我慢なんかしていない。それより、もう満足した……だろう」
「満足?何言ってんのまだ始まったばっかりじゃん。はむぅ」
私はクレハの耳を甘噛みした。クレハは体をビクンと震わせた。
「やめ……てくれ」
「クレハ、可愛いよ。もっと気持ちよくさせてあげるからね」
私は彼女の白い首筋に牙を突き立てた。
「ひゃん」
牙を突き立てた途端、クレハは嬌声をあげた。
今までの粗暴な言葉とは違い女の子らしい、可愛らしい声であった。
「やっと女の子らしい声をあげたね。クレハ可愛いね」
「か、可愛いとか……言うな」
「やだ、だってクレハ可愛いもん、だから——」
私は傷口から流れた甘い血を舐めながらクレハの身体に手を伸ばしていく。
撫でるように太股からゆっくりと上に指を這わす。
柔らかな太股を撫で、くびれたお腹からおへそへそして、大きな双丘へ這わす。
指でくすぐる様に撫で、突く度にクレハからは艶のある声が漏れる。
「クレハ、気持ちいい?」
「き、気持ちよく、なんかない」
「へー、あっそ。ならもっとやってもいいよね」
「えっ!待て、俺はそんなつもりで言ったんじゃ——」
私はもう一度クレハの首に噛みついた。
先程よりも深く牙を刺し、血を吸っていく。
吸血鬼の吸血は痛みを伴わない。なぜなら全てが快楽へ変わっていくからだ。
痛みすら快感に変わり、深い傷は双方に強い快楽を与える。
私の喉を伝う血はより甘く、身体を高ぶらせる。
「クレハとっても美味しい。もっと吸っていい?いいよね?だってクレハの身体は私のだもん」
「これ以上ダメ!おかしくなりゅ!あぁん、いやぁぁあん」
私は自身を抑えられず、さらに強く牙を刺してしまった。
「いヤぁぁぁん」
クレハは大きな嬌声をあげるとそのまま気をうしなってしまった。
地面に倒れたクレハを見て取り残された私は、思わず顔を背けてしまった。
「や、やり過ぎた……」
興奮のあまりクレハを失神させてしまい何ともいたたまれない気持ちになってしまった。
私はそっと収納魔法から毛布と回復薬を取り出しクレハにかけ、その場を去ろうとした。
しかし、それはできなかった。
「縛鎖」
「封魔結界」
私がその場を去ろうとしたとき物陰から急に鎖が現れ私を拘束したのだ。
「鬼畜吸血鬼はまたやらかした」
「新入りを失神とはさすが変態吸血鬼ね」
「二人ともこれは一体どういうことかな?」
「私達は鬼畜吸血鬼に散々穢された」
「だからこれはその復讐よ。今まで私達を辱めた罪ここで断罪するわ!」
私は拘束を逃れようと魔法を使おうとするも魔法は形を成さず魔力だけが霧散する。
その様子を見て獣人二人は勝ち誇った顔で言った。
「魔法は使えない。諦めて穢されろ」
「これまでの借り返させてもらうわ」
「ここでやめるなら許してあげるよ。今すぐ拘束を解いて」
「ふふふ。魔法も身動きも取れないアリスに何ができるの?」
「脅しても無駄よ。大丈夫私達はアリスほど鬼畜じゃないから。ほんの数回の失神で許してあげるわ」
二人はニヤニヤといやらしい手つきをしながら私に近寄ってくる。
「そっか復讐か……そんなこと考えていたんだ。そんな悪い子にはお仕置きだね『碧玉ノ暴食』」
私は瞳を碧に変えると魔力で生み出された鎖、結界を魔力に分解し喰らった。
「何それ」
「魔法吸収とか反則よ!」
「これ私の新しい力なんだ~。それで二人とも覚悟はいいかな?」
「ちょっとした、出来心。悪ふざけなの」
「そうよ、ちょっと懲らしめてやる的な、ね?」
「言いたいことはそれだけ?それじゃ『縛鎖』」
私は二人を拘束すると自身の影からある魔物を呼び出した。
「私さっきまでクレハの血飲んでお腹いっぱいなんだ。だから二人の相手はこの子達に任せるね」
「いやいやいやいやいや」
「待ちなさい!それダメ!やめて!」
「え~やだ。それじゃあ『二人を綺麗にしてあげて、特に胸とかお尻とか尻尾を』」
私が呼び出した魔物が二人にじりじりと詰め寄っていく。
二人は悲鳴をあげながら顔をブルブル横に振りながら私に助けを求めてくる。
しかし、当然私はそれを黙殺し、二人が私の呼び出した魔物に襲われる様子を眺めた。
私が呼び出した魔物は水色のスライムだ。
スライムとは粘液のような体を持つ魔物でありふれた魔物である。
魔物の中では最弱である魔物であるのだが、厄介な魔物でもある特に女性にとっては。
スライムは攻撃力はないのだが衣服を食べてしまうのだ。
粘液のような体も相まって女性からは非常に忌避されている魔物なのである。
そして、今現在二人の獣人がスライムに襲われている。
二人の衣服は早々に溶かされ一糸まとわぬ姿で粘液に包まれる二人は、非常にアブナイ雰囲気であった。
普通のスライムは食べるものがなくなると早々にいなくなるのだが、私の魔物となったスライムは違う。
私の命令で食べ終わった後も二人の身体を這い続けている。
拘束されて動けない二人に、私は二人の弱点である尻尾などを集中的に絡みつくように命令し二人を放置することにした。
私は今度こそその場を立ち去り体の中心に穴の開いた服を着替え始めた。
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