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禁眼の吸血姫  作者: 榛名 怜
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第十七話 戦利品

私達は山賊たちを惨殺したあと、洞窟内を探索した。

四十人以上の規模の山賊であったためか、山賊たちは多くの物をため込んでいた。

どこかの商人から奪ったのかわからないが、金貨や銀貨など人間達の貨幣、宝石類に食料など多くのものが洞窟内にあった。

変成魔法の使える私にとってそんなものは、道端の石ころと大して変わらないものであったが、収穫もあった。

それは地図だ。

地図には、このあたりの森の規模から周辺の集落、街、街道が綿密に描かれたもので、私達が欲しい情報そのものであった。


地図を手に入れた私達は早々に洞窟を出ることにした。

私達の去った、洞窟内は財も山賊の死体も跡形もなく綺麗に消えていた。

食料は獣人コンビの腹に半分ほど収まってしまった、が金貨などの財は全て私の収納魔法の中に入っている。

いくら魔法で造り出せるからと言っても、あるものをわざわざ造る必要もないと考えたからだ。

山賊達や捕まった女たちの死体は私達が洞窟内を探索している間に、生き残っていた魔物を使って隷属化し、今は私の僕として影の中にいる。






私達は、洞窟を出たあと夜の森を三人で歩いていた。


「いやぁ、今日は疲れたね」

「私も疲れたわ」

「うん。もう眠い……」


私達は、ゆっくりとした足取りで森の中を歩く。

私とルナは体をほぐすように、ノアは今にも閉じそうな目を擦りながら地図を頼りに川を目指して歩く。


「もう少しだから寝ないで」


歩きながら寝そうなノアの肩を私は大きく揺らした。

小柄なノアは前後に大きく揺らされながらも寝ようとする。


「もう、バカみたいに食料を食べるからでしょ。ほら起きなさい」


ノアの様子を見たルナはやれやれといった様子でノアにデコピンをした。


「ヒャィ……」


不意の一撃にノアは可愛らしい悲鳴をあげると襲撃者を睨みつけた。


「馬鹿じゃない。それにルナも食べてた。」

「私はノアほど食べてないわ。食べてすぐ寝ると太るから起こしてあげたのよ。眠気覚ましには丁度よかったでしょ」

「私、太らない。デブルナと一緒にしないで」

「私のどこが太って見えるのよ!」


ルナは自分の服をめくりあげ自分のお腹をルナに見せつけるようにさらした。

ルナのお腹は見事にくびれており、美しい曲線ができていた。


「ふふ。確かにデブじゃない」


ノアはルナを挑発するように笑うとなぜか胸を張った。


「でもルナ。食べないと育たないよ」

「な、な、なにを言っているのかしら」


ルナは顔を真っ赤に染めながら自分の胸を手で隠した。


「ルナ大丈夫だよ。まだ成長期なんだから——。」


私はルナの肩に手を置いた


「うるさい、うるさい、うるさい」

「そう。まだ成長期、無乳でもムニュってできる日がくるかも。ふふ」


ルナは決して胸がない無乳ではない。

しかし、ノアの言う通り普通の同年代の女の子と比べると寸胴体型であった。

三人の中では、身長はそれほど違いはないのだが、こればかりは未来に期待するほかないであろう。


「無乳じゃないし!そもそもノアだっていうほど大きくないじゃない!」

「私の体型ではこれがベスト。でも、ほらルナより大きい」


ルナに指摘されたノアは、自分の胸を両手で揉みだした。

ノアの手の動きと共にノアの胸は小さいながらも、その存在を主張するかのように形を変えていく。

ルナも自分の胸に手を当ててみるのだが……ストーンっと何も掴むことができず、プルプルと震えていた。


「ル、ルナ大丈夫だよ。まだこれからだから」

「ふふふ。アリスやめてあげなよ。アリスが言うと……ルナが可哀そうだよ」

「許さない許さない許さない」

「え……ちょっと……ルナさん?」


ルナは腕をだらりとし、ふらふらとした動きで詰め寄ってきた。


「私を馬鹿にするのは、あの脂肪の塊か?そんなに巨乳が偉いのか……おっぱいがそんなに大事なのか」


焦点の定まらない目でルナが距離を詰めてくる。

私は、身の危険を察し、ルナに必死に声をかける。


「じ、自分で揉んだりすれば、大きくなるらしいよ」

「アリス、自分で揉んでいるの?」


ノアはさり気なく私達から距離を取り、遠くから冷やかしてくる。


「揉んでないよ!」

「そう……揉めばいいのね。揉めばおっぱいが大きくなるのね」

「ル、ルナ……なんで近寄ってくるのかな?」


ルナは両手を前に突き出し、私に飛びかかってきた。


「ちょっと、やめ、やぁん。揉まないで……ひゃん」

「おっぱいおっぱいおっぱい」


ルナは私の胸を揉みしだく。


「私の胸、揉まないで……よ。ひゃん……そこはやめ……て」


ルナは私のさらに揉んでゆく、その手つきは徐々にエスカレートしていく。

はじめはただ胸を掴み揉むだけであったのだが、服の中まで手を入れ、手で私の胸を持ち上げたり、指で胸の先を撫でまわしたりしていった。


「ノア、たひゅけて」

「仕方ない」


そういうとノアはゆっくりこちらに近づき、ルナの背後ではなくなぜか私の背後に回った。


「ノア?」

「私の中の悪魔が囁いたの『ここは攻めるとき』って」


ノアは私の背後から手を回し、私に抱き着くように胸を揉みだした。


「やわらかくてもっちもっちだぁ。アリスやっぱりエッチ。揉まれて興奮してる」

「興奮なんて……してないから。やめ……」


正面からはルナが、背後からはノアが私の身体を舐めまわす様に触ってくる。

ルナは必要以上に胸を揉み、ノアは背中から手を入れ上半身を撫でまわす。


「ふぅー。アリス可愛いよ」

「耳に息かけないでよ……」

「それじゃあ、耳食べる。ハムゥ」

「やぁん。やめて」

「やめてが多いなぁそれじゃあ、こっちは……」


ノアはゆっくりと手を私の下腹部に伸ばしていく。

だが私もやられてばかりではない。


「二人、とも……やぁん。いい加減にし……ろよ『氷結アイスバーン』」


私の身体を中心に火照った体を冷やす様に周囲に冷気を出した。

冷気は、私の身体を包むように周囲に漂い、触れた草花を凍らせていく。

当然、私の身体を玩んだ二人も地面の草木のように同じような運命をたどった。


「えっ、なんか寒いんだけど」

「さ、寒い」

「へ、変態はしばらく頭冷やしてなさい!」


正気をようやく取り戻したルナはわけがわからないっといった様子であったが、原因はルナにあるし、そこに便乗したノアも同罪とし私は二人の手足を魔法で作った冷気で凍らせた。

氷はすぐに溶けるだろうが、しばらく頭を冷やすには十分であろう。


そんなくだらないやりとりをしながら私達は川を目指した。


ここまで読んで頂きありがとうございます。

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