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性転換転生『♀→♂』したけど、女の子が好きなので女子ハーレム作りたい!!──最強の変態癖主人公と守護者たちの世界征服物語──  作者: 飯屋クウ
第四章 裏切りと契り

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第61話 飛んで火に入る砂の水

 ジュンがニシミヤライトと別れる前、まだアリサたちがモジャル率いる第2関門所駐留軍と戦っている丁度その時、砂漠地帯ジルタフ南部に向かった紅蓮(グレン)は、地下遺跡へと到着していた。


 地上から地下までの行き方(ルート)は同じ、遺跡へと続く階段を降りていった。壁床もひんやりして、前来た時と何ら変わりない。違いがあったとすれば、それは罠の数、再稼働するだけでなく、多種多様化していた。いずれジルタフ軍を派遣するため、地下遺跡に1人残ったミズキが整備したといえば理解できなくもないが、罠の種類を増やすなど、到底できる筈がない。


 まるで、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()かのような周到さ。


 そもそも、ミズキの役割は水源調査。調査を終えたとて、短期間で準備できるような量ではない。


 1人では困難を極める。


 それこそ最初から準備されていたというのが妥当だろう。複数人での作業を1人で(こな)す自警団であったならば、自警団で終わらすには勿体ないくらいの逸材になるが、残念ながらそうはならない。



 何故なら───



「あの量を無傷で(さば)けるなんて流石ね」



 未発動だった罠の存在を知っていたからだ。



()()()()でか?」



 紅蓮が近づきながら指差すのは、ミズキが手に持つ装置(スイッチ)



「そうね、でも───」

「あんたが来るとは思ってなかったよ」



 ミズキの振り向く後ろから現れるのは、彼女の上司。



「王女の守りは良かったのか?」

「問題ないよ、()()()の団員は皆、強いんだ」

「ふん、なるほどな」



 ジリジリと縮まる間合い。人一人くらいの距離で赤髪と紅髪の2人が歩みを止める。



「私が来ることを想定していなかった時点で()()()()()()だ───いや、そもそも勝負にならない」

「言うねぇ、そうかもしれないけど、地の利はあたしらにあるんだ。勝つのはあたしらさ。それに、あんた以外は楽なもんだろう?」

「それは………、ノーコメントだな」

「そうかい。まぁ、あたしらに後はないのさ、突き進むまでだよ」




 紅蓮の掴む剣に(ほとばし)る炎。ヤンとミズキも短刀を抜く。


 ここに砂漠地帯ジルタフ自警団と、ルクツレムハ征服国守護者の戦いが幕を開ける。







作品を読んでいただきありがとうございます。

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