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性転換転生『♀→♂』したけど、女の子が好きなので女子ハーレム作りたい!!──最強の変態癖主人公と守護者たちの世界征服物語──  作者: 飯屋クウ
第四章 裏切りと契り

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第54話 戦争国家ネルフェールの計画

 ネルフェール国王、ヴァルカンの住む居城に伝令が舞い込んで来る。戦争国家に伝令といった報告は付き物で、毎日のようにあるために何も珍しくはない。ただ今日はいつもと雰囲気が違い、大臣たちが座る会議室を通り抜けたまま、隣室の王の居る部屋へとノックもせずに、豪快に扉が開かれた。




「申し上げます!第3関門所、()()されました!!」



 ざわめきが起こる。大臣たちは、『伝令は何を言ったのか?』、『気は確か?』などと声を漏らしている。了承を得ずに扉を開けたことも本来ならば懲罰もの。しかし、ヴァルカンは(とが)めようともせず───



「突破ではなく、破壊か?」

「はい!申し訳ございません!我々も何が何だか…」

「大臣、()()()()は予定通りの筈だったな?」

「ええ!間違いございません!()の国との話はついておりますし、裏切られる可能性は万に一つもございません!」

「……であれば、このイレギュラーは何だ?敵は誰だ?」

「それは……?」



 大臣の一人が伝令をチラ見する。



「わ、我々の判断が間違いなければ、ルクツレムハの勢力だと思われます!」

「間違いないか?」

「はい!あのような能力者、近隣では見たことがありません!」

「……要するに、()()は気づかれた、もしくは漏れたか?」

「漏れはないかと思いますぞ。気づかれる筈もござりませぬ。つまり、これは奴らの気まぐれかと……」

「それにしても()せんな。どうして進軍に気づけなかったのだ?」

「いえ、違います」

「なに?」

「単騎です」

「なに!?」



 一層、ざわめきが増す。その慌ただしさの中、1つヴァルカンは溜め息をつく。結果、一瞬にして場が静寂となる。それもその筈、全員が恐れをなしているからだ。この場合ならば()()()、責任を取るために誰かの首が飛ぶ……そう、物理的に───



爆裂手剃(エクスプロム・ソード)

「えっ?」



 全く関係の無い環境大臣の首が宙を舞う。窓も爆風で弾け飛んだ。



「「あわわわわわわ……」」


「国務大臣」

「はいぃ!!」


「環境大臣の後処理と入れ替えをしろ」

「仰せの通りに!!」


「防衛大臣」

「はいぃ!!」


「全関門所に配備している軍を、ルクツレムハに進軍、それと俺の直属近衛兵を王都周辺に呼び戻せ!」

「早急に致します!!」


「関門所を破壊できるなら、俺と同等クラスだろう。お前達分かっているな?」

「「はい!命を賭してでも、ヴァルカン様に勝利を!!」」

「そうしてくれ」




 ヴァルカンの命令により、一挙に動き出す大臣たち。()()出現報告を皮切りに、本格的に両国の戦いは始まった。その様子をヴァルカンの妻ネルは、後ろからジッと見つめていた。





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