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性転換転生『♀→♂』したけど、女の子が好きなので女子ハーレム作りたい!!──最強の変態癖主人公と守護者たちの世界征服物語──  作者: 飯屋クウ
第八章 DS建設

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第132話 作業開始①

「ん゙〜〜、ヨイショっと!」



 早朝、ネルフェール。朝日昇る中、グイっと背伸びしたのは月華(ツキカ)

 

 配布された資料に目を通しながら歩いている。



「えーっと、どれどれ?」



 ジュンの提案したDS建設計画は、今日から始動する。


 夢と秘密が詰まったテーマパークならぬデートスポットは、守護者が建てる。



 当然の如く、建築経験ある(シキ)紫燕(シエン)が作業の全般を担うのだが、ネルフェール全域───とはいかないものの、それくらいに広大な土地を使用しての建設計画であるがために、他の守護者も手伝っている。


 会議にグラウスたちが加わっていたことからも分かるように、ネルフェールに近い東部軍も、資材を組み立てるなどの作業を行う。


 人員は多い。


 がしかし、初めての試み。


 期間は1ヶ月を見込むほどの大型計画(プロジェクト)を成功させるには、多くの力が必要なのだ。




「ボクの役目は──っと?」

「──休憩所などの整備及び、その辺りの設計ですね」



 振り返った先、現れたのはミズキ。


 建築知識の乏しい者達は二人一組で動いている。



「よろしく!頼りにしてるよ」

「こちらこそです、宜しくお願いします」



 丁寧にお辞儀するミズキは、横に並び、仕事の補足説明。



「まずは何から着手しましょうか……」



 当たり前であるが、休憩所は1つ造れば良いのではない。


 これだけ広いのだ、数はかなりのものになる。


 同じ設計にすれば造作ないが、それでは美に欠ける。数種設計は必須。


 そう考えるのは、これが評価に繋がると思っているからである。



「月華様は、何かご意見ありますか?」

「ボク?そうだなぁ……マッサージルームとか?」


「まっさーじとは?」

「鍛えた後に身体をほぐす場所だよ」


「………必要でしょうか?」

「ボクのために1つは欲しい」



 守護者には回復機能(スキル)である、“半自動治癒(オートキュア)”が備わっているため、疲労を除去する手段がある。


 だが、おいそれと使えるものではない。出来るだけ秘匿すべきと言い付けられている。


 それは、魂魄(エネルギー)の少ない半守護者ミズキも一緒。


 この地で、三度戦いが起きるとも限らないため、月華の案は理に適っている───のだが、本来の役割は違う。


 物見櫓(ものみやぐら)のような監視所は、別の守護者が製作担当している。


 二人が考える事案ではない。


 しかし、意見を却下する身分でもないミズキは適当な相槌をするしかない。



「承知しました………過激なことが起きるかもしれませんので賛成致します」

「うん!あとは──」


「一般的な簡易休憩所を多く設けましょう」

「そうだね、外部デザインはミズキに任せていいかな?」


「でざいん、ですか……」

「うん、ボクは内部の調度品とか小物類を揃えるよ」



 月華がこの任に抜擢されたのは、守護者の中で一番に美容と健康への意識が高いからだ。


 体調管理に気を使う者が適しているし、一般人との交流に抵抗感の無い月華であれば、その目線で考えられると判断されたからだ。


 但し、残念な事に、意識であって知識ではない。手探り状態。


 最高級の休憩所は造れない。


 ただ、審査は誰かがするものではないため、内装は守護者の個人判断。


 無論、外装も同じ。



「でざいん………」



 ブツブツと考え込むミズキが抜擢されたのは、能力が水辺を探知するものだからだ。


 加えて、月華と同じくらいに美容健康意識が高い。



「水源の近くに設けるのは当たり前として、外装は……」



 細かい作業の処理能力もある。


 純粋な武では月華の方が上手だが、技術力や賢さはミズキが勝る。



「ネルフェールの郷土に合わせる必要は無いですよね。ジルタフの文化を取り入れても?」

「うん、任せる。他の国を参考にしてもいいと思うよ」



 勿論、他人への愛想も良し。



 初めての取り組み、初めての二人組(チーム)だが、バランスは一級品。



「良い物ができると嬉しいです」

「うん!頑張っちゃうよー!」




 時は昼前、周辺では鉄や木を打つ音が聞こえ出す。







作品を読んでいただきありがとうございます。

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