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性転換転生『♀→♂』したけど、女の子が好きなので女子ハーレム作りたい!!──最強の変態癖主人公と守護者たちの世界征服物語──  作者: 飯屋クウ
第八章 DS建設

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第129話 DS建設計画

 準備が整い次第始まる、次の会議。


 場所は先程と同じ大広間、各国の代表が座っていた席に守護者が座り、グラウスは途中入室したアリサと共に端に立つ。


 (レイ)はジュンの横に立ち、陰牢(カゲロウ)は着席する形。



「遅くなり誠に申し訳ございません」



 深々と謝るのはアリサ。



「いいわよ」

「ありがとうございます、ジュン様」



(問題……なさそうね)



 アリサの体調を気に掛けるのは一瞬、直ぐに本題へと入る。



「さてっと、今から重要な会議を始めるわ。その名も〈DS建設計画〉よ!!」

「「DS建設計画!??」」



 一同が驚くのも無理はない、誰にも告げていない案件なのだから。



「それは何ですか?」

「ふふん、分からない?」

「はい……不出来で申し訳ありません」

「謝らなくていいのよ、そもそも───」

「もしかして、例の〈読書会〉のDSですか?」

「読書会………!」



(そう言えば、そんな会あったわ!一度だけ開催したんだっけ?私がいなかったんだっけ?ドラゴが考案したけど不発に終わったような……というか、まだ継続してるのアレ?)



 帝王ドラゴと征服王ジュンが友好の証として取り決めた条件の1つ読書会は、3ヶ月に一度、同じ場所且つ二人っきりで読書する内容で、翌月プレ開催をすることになったものの、ニシミヤライトに嘘言って赴かせ、その日は男二人で読書して終わった会のことだ。



(もう自然消滅したんじゃないの?)



 有耶無耶になってて欲しい、そう思うのはジュンだけ、ドラゴが生きている限り継続中ではあるが、今回のDSとは読書会のことではない。



(そもそも、バレちゃいけないのよ。だから分からなくて正解。DSは〈デートスポット〉の意味なんだから)



 ジュンだけが使う、デートスポットの意。守護者やグラウスたちが正解に辿り着ける筈がない。



「──っと、読書会じゃないわ。そうね……〈夢と秘密が詰まった場所〉という感じかしら。DreamとSecretのDSね」




 悟られてはいけないがために、敢えてそれらしい嘘を付く。




「どりーむとしーくれっと……」

「なるほど!合点がいきました!」

「オレにはよく分かんねぇぞ」

「楽しい場所ってことですか?」

「遊べるような感じかなぁ?」

「ニャアは面白ければなんでもいいニャ」

「建設ってことは、それも私たちが造るってことですよね?」

「具体的にはどのような感じでしょうか?建設場所は?私共の役割は?」

「ええい、五月蝿い!!ジュン様の御前だぞ!!」




 一喝したのは紅蓮(グレン)も、当人のジュンはまぁまぁと落ち着かせる。



「場所はネルフェールにしようと思うの」

「え?」

「あの地ですか?」

「何もないですよ」

「だからよ。加えて代表者も……まぁモジャルになるかもだけど、属国なんだから好都合でしょ。予定では全域を使うつもりね」

「それで、夢と秘密が詰まった場所というのは?」

「まずは遊園地かしら?」

「「遊園地!!」」

「ゆうえんち、とは何でしょう?」



 グラウスやアリサが遊園地という用語(ワード)を知らないのは仕方ない。


 この世界の文明はそれほど発達していない。古城周辺の街にダーツ屋を造ったくらいで驚きなのだ。転生前の早乙女純の生きていた世界とはまるで違う。


 守護者にその知識があるのは、ジュンに創造されたからなのと、様々な魂の欠片のその一部を魂魄(エネルギー)として宿しているからだ。




「遊園地のほかには、博物館的なのもありかもね。芸術品でもいいし、それこそ各国の品を魅せるのもいい。勿論、販売目的でなくてね」

「では、ジュン様の輝かしい御姿を絵にしても良いのですか?」

「え、ああ、うん。それはまぁ、どちらでもいいけどぉ………」



 (レイ)からの質問だが、何故かアリサも喜んでいる(ガッツポーズ)



「──っとまあ、後は……簡易的な宿があってもいいかもね。温泉は流石に無理でしょうけど、建設にあたってはスズたちの意見も取り入れるつもりよ」


「───ナカナカノココロミ、ミョウアンダナ」

「「!?」」



 聞き分けにくい急な声の主はクロウ。以前より、クロウだけは古城への入城が許可されている。



「貴方でしたか」

「イカニモ、キュウナホウモンスマナイ。ナニヤラ、オモシロソウナコトニナッテイルノデナ」

「この世界の何処かに同じような場所無いでしょう?」

「ダナ。カコニモ、ミライニモ。マサニ、ハツノココロミ、トイウワケダ」

「良かったわ、()()()()()()()()

「ワタシハ、アマリヤクダタナイカモシレヌガ、チシキグライハサズケヨウ」

「ありがとう、クロウ」



 トントン拍子で話が進んでいく。



「──んじゃあ、商国の城を直したあとだよな?」

「そうね、その間に計画書を詰めておくわ」

「資材はどうします?」

「足りない場合は帝国から貰って、あそこは潤沢でしょ」

「承知しました」

「建設人員は……何とかなるでしょ」

「はい、だと思います」

「あのぅ、では私たちは何を?」



 ここまで話が上手く進むのであれば、残る必要もなかったのではとグラウスが思うのは当たり前である。



「グラウスたちにお願いしたいのは宣伝ね」

「宣伝ですか」

「そう、何も【DS園】は私たちだけが使うってわけじゃないわ。国民然り、属国の民然りね」

「なるほど──ですが、私に……アリサに、その務めができるでしょうか?」

「できると思うわよ。報告書だって、前より良くなっている。零の是正が少なくなってるのはその証拠ね。褒美を与えるほどの成長ではないけど、貴方たちは頑張ってる。だから期待するのよ」

「なんと!嬉しい御言葉!恐縮でございます!」

「誠心誠意、尽力しますことをここに誓います!」

「うん、お願いね。何か分からなければ知識(ノウハウ)は……クロウや零に聞けばいいと思うし、モウリとかだって力になれると思うわよ」

「ありがとうございます!!」

「これで何も無い地に花を咲かせれるわ。無法地帯を管理するよりかは、幾分かはやる気でるでしょ───ね、(ケイ)

「はいですニャ!!」



(まっ、私の個人目的優先なのは誰にも言わないけどね。ふふ、ふふふ……これで合法的に毎日皆と……ぐふふふ。イチャつくわ、美女の身体を堪能するの、日替わりデート計画邁進よ!)




 世界征服はまだ途中。


 完全なる女体化を手に入れるため、元【聖なる九将(ホーリーナイン)】序列第一位ゼロを倒す目的も道半ば。


 次なる相手は、おそらくDS建設地隣の妖国グリムアステルに住まう現【聖なる九将(ホーリーナイン)】序列第四位ギルテであるのは間違いなく、煽っているように見えるのは百も承知だが、DS建設計画は止まらない。



 一時の休憩ではない。



 ハーレムライフこそ、最上で至高の目的。



 これを続けながら、全て倒せばいいのだ。



 少なくとも、ジュンはそう思っている。






作品を読んでいただきありがとうございます。

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