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性転換転生『♀→♂』したけど、女の子が好きなので女子ハーレム作りたい!!──最強の変態癖主人公と守護者たちの世界征服物語──  作者: 飯屋クウ
第七章 計画通り

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第117話 各地の情勢③ 温泉屋敷編

 温泉屋敷の攻防は続く。圧倒的有利から没落したが、優位性は尚、スズと月華(ツキカ)に傾いている。


 “枝折り(クラフト)


 折る、折る、折る。 


 バッキバキに砕き、曲げる。


 体を多少なりと大きくしたからといって、敵ではない。


 スズの素手に触れたら最後、骨は折れる。



「どないしまひょ?」



 気絶失神は簡単だが、死に至すには首を狙わないといけない。


 しかし死体処理は面倒、それこそ営業妨害でしかない。


 慰謝料を請求したいところだが、宛て先は不明ときている。



「厄介どすねぇ」



 彼ら(ヤクザ)が帝国人でないと薄々感じているのは、スズがドラゴの膝下で働いていたからだ。悪巧みする輩の名前は記憶している。


 無論、新進気鋭の可能性は否めないが、身元確認の連絡が滞っているのは情報が少ない証。


 つまり、温泉屋敷の権利云々の話は虚言(デタラメ)だったということ。


 争いを起こすだけの口実も、誰が得するかまでは判明しない。



(謎が深おすなぁ──っと今は……)



 歯向かう輩を成敗するしかない───管理者となった者と共に。



(そちらは任したわぁ)




 スズと背中合わせで戦う月華、連続攻撃(コンボ)は炸裂している。


 体捌きだけでは、勢い抑えられないと判断し、切り替え、能力を発動している。


 月華の攻撃でも死者は出ない。そのため、気絶者は山積みになっていく。



「次!」



(②番、④番、③番)



 拳、掌底、肘の連続攻撃。


 体術の基礎も無い相手に回避や防御は不要。


 攻撃の一点張りで薙ぎ倒してく。



「もう一つ!」



 月華も敵の意図を理解はしていない。管理者という役目を与えられ、無我夢中に相手しているだけ。


 但し、他の守護者と変わりない評価で終わりたいとは思っていない。


 抜きんでる評価、月華にだって一番に成りたい思いはある。


 ジュンに褒めてもらいたい欲求はある。



「まとめて来てください!」



 ただ負けん気はあるが、他に強すぎる個性がいるため、ぱっとしない立ち位置に定着してしまっている。


 容姿では勝負できない───他にも見た目(スタイル)の良い守護者はいるからだ。


 戦闘力では勝負にならない───自分より強い守護者が多いからだ。


 智力は高いとは言えない、生活スキルは普通、美容に興味はあるが身体特性上必要としない、突出した何かがあるわけでもない。


 それら全て、創造主ジュンにそうあって欲しいと思われ創られた結果なのだが、自分自身に不満を覚えなくもなかった。


 だが、払拭の機会は突如として現れた。


 それこそが、管理者という仕事。


 一番へと昇華できる可能性を、秘めていると言っていい。



(ボクにだって、戦う以外にも役に立つことを証明しなくちゃ)



 それを成すためには今戦う必要があるのだが、相手が強すぎないことは功を奏している。


 運は味方に回りつつあるということ。

 この機を逃してはならない。



「ハアアァァ!!」



 頼れる存在を背に、武術美女は躍動する。






作品を読んでいただきありがとうございます。

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