表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
性転換転生『♀→♂』したけど、女の子が好きなので女子ハーレム作りたい!!──最強の変態癖主人公と守護者たちの世界征服物語──  作者: 飯屋クウ
第七章 計画通り

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

113/183

第104話 いちゃもん

 ジュンとクロウの契約式が終わり、1週間以上が経過した。


 見定めていた相手は(おとこ)から(おんな)へと変わった。以前カンネとの会話で、契約は願いを叶えるものだが縛りでもあると聞いた。誰でも叶えられるものではないということも。クロウに選ばれる必要性がある。選ばれた征服王が、何故性別を変えたかったかは不明。


 何か問題があったようには思えない。


 美男(イケメン)ではないが、醜顔(ブサイク)でもなかった。


 男の状態で美女に囲まれる方が絶対に良い筈なのに、それを放棄したということは、それだけ恥ずかしがり屋(ウブ)だった、肩身が狭かったなどの理由が考えられるが、性別を変えるほどであるかは疑わしい。


 真意は聞いていない、聞かされてもいない。



(もともと、女性やったやら?)



 ただ、その姿を完全に受け入れた様子でもなかった。


 幼女は望む姿とは少し違っていたのだろう。しかし、雰囲気は悪くない。どこはかとなく、あるべき姿として落ち着いている感はある。



(考えすぎても分からしまへん。それにウチらは──)



 スズたちの願いは違う。容姿を変えたりするものではない。カンネは征服王と同じ願望を持っていたわけだが、個人的なものだ。 


 ムギを含めた3人の共通願望はもっと別。これは、クロウでは叶えられない。一番願いを叶え得る存在は征服王をおいて他にない。


 属国となり、組入ることには成功した。見定めは続行……なのだが───



(今は他に考えることあるんや)



 また別の問題が浮上しているのだ。それを報告すべく、一旦カンネの居る城を訪れている。


 ()()()()()()は、代表者に間に入ってもらうべきだからだ。



「──以上が報告どす」

「ふぅん、つまりぃ、帝国ヤクザがぁ、温泉は元々自分たちの物だって言い張ってるわけねん?」

「そうどす」

「帝国と事を構えるのは不利益と思いますぞ。帝王ドラゴとはそれなりの仲なのでしょう?ここは帝王に動いてもらって、彼らを連れて返ってもらいましょう」



 意見言うのは、心を入れ替えたライラック。彼は今、カンネを守護する立場にいる。ゾンビ化した際に、一度戦った者同士が国を支えている。



「とは言ってもねん、元々共和国は帝国と商国の土地だったのよぉ。彼らの言い分には正当性があるかもしれないのよねん」



 温泉屋敷付近の土地の権利者は、依然カンネ個人の物だ。


 属国になる前の王が決めたのだから変更はない。だがそれ以前、共和国が共和国となる前の歴史は分からない。



「権利云々は調べ直すとして、そのヤクザは()()()帝国の人間なのかしらん?」

「彼らは、そないに言うてました」

「つまりぃ、確認は取れてないのん?」

「……」



 (だんま)りは、言葉通りを意味する。スズとカンネの友人仲は変わっていない。変わったのは関係性。共和国の王として強めに言ったに過ぎない。



「帝王ドラゴを動かせるほどの材料ではないのよねん。だから、あたしぃたちで解決する必要があるかもぉ」

「では、土地の権利者と同時並行でヤクザ共を調べさせます」

「そうしてぇ、スズも荒らされないよう気を付けてねん」

「問題あらしまへん、分かってます」



 踵を返すスズ。思惑通りにはいかなかったが、一応の報告は終えた。


 これで何が起きても、カンネが責任を取る(ケツモチになる)ことに変わりはない。カンネもそれを理解した上で、一通の文を帝国に送るのだった。








◇◆◇◆◇◆







 その頃、帝国でも難癖つけている輩がいた。帝王ドラゴだ。相手はクロウ。



「どういうことだ!」



 怒声は響く。


 竜が()えても、ひび割れない造りになってはいるが、間近であれば耳は壊れる。 


 だが耳の無いクロウにとっては無意味。



「ドウモナニモ、アレハセイフクオウガノゾンダモノダ」

「有り得ん!元に戻せ!」



 女体化した征服王を男に戻せと言っている。正確には幼女化だが、ドラゴにとってはどちらも同じ。


 ライトと同じ性癖(ゲイ)だったがために、同じように難癖つけているのだ。



「アヤツニモイッタガムリダ。ケイヤクハリコウシテイル」

「それでもだ、破棄しろ!」

「イイカゲン、オトナニナレ」

「むぅ、戦争ものだぞこれは!」



 その程度で、戦争が起きては国が世界が幾つあっても足りない。ドラゴの性癖を知っているクロウではあるが、無理なものは無理、それにライトの方が幾分か聞き分けは良かったように思う。



「アヤツハ、モウナニモイッテキテナイ」

「自暴自棄になっただけかも知れんぞ」

「サァナ、ソレハシラナイガ……トイウカ、ココニハキテイナイノカ?」



 征服王が幼女化してしまった事実をドラゴにも伝えるというのを聞いていた。既知なのは、その報告を受けたと思っていたのだが、実際は違ったようで───



「来てないぞ。我が知ってるのは、正式に文が届いたからだ」



 ドラゴが手に持つのは、ルクツレムハ征服国の印が入った正式文書。属国と友好国に宛てられている。



「デハ……アヤツハドコニ……」



 誰も知らない、知る方法はない。そして、又もや文も届く。



「今度は何だ?」


 そこには、2()()()()()。共和国のカンネから送られた物と、妖国グリムアステルから送られた物だった。





作品を読んでいただきありがとうございます。

作者とへきが一緒でしたら、是非とも評価やブクマお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ