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「さぁて、皆集まってくれたねー」


場所は、トライデントのあるツムグの研究室。今は、キツネ島旅行の翌日、月曜日だ。

既に、ヒロインの人は揃っている。皆、表情が硬い。

いよいよ、審判の時。運命を決する日。彼女達がどんな決断をするかは、僕も先を見ていないのでわからない。


「みんな、無理にこのアホ兄貴に気遣う必要ないからね。元居た世界に帰るのがベストアンサーだから」

「ユエちゃん余計な事言わないで」


壁に背を預けて結末を見届ける妹に釘を刺しつつ、僕は部屋の中央に鎮座する三又の槍ことトライデントを引き抜く。

これを力を流す感覚で再び台座に突き刺すと、世界は変わる。

瞬間、現状と何も変わらないかもしれないし、何かが変わってるのかもしれないし、再び予想だにしない結果が待ち受けているのかもしれない。

僕が求める答えは――勿論現状維持である。


「みんな、いくよ」


僕は様々な想いを込め、トライデントを台座に突き刺した。

果たして、世界の答えは――。

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