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禁術で呼んだ“理想の相手”は、人型魔獣の執着愛でした  作者: ChaCha


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微笑みと、甘く安定した魔力

食材を片付け終わり、

二人はひと息ついた。


向かい合って立ったとき、

ふと視線が合う。


昨日のような緊張の走る瞬間ではない。

ただ、

自然に――ふわりと微笑みあった。


「今日は……ありがとう、ルベル」


「俺のほうこそ……

エレノアがいてくれると……

全部やりやすい」


その小さな言葉に合わせて、

二人の魔力がほのかに揺れた。


でも昨日のような強い反応ではなく、

ゆったりとした、

甘い余韻のような揺れ。


(……あ……なんか……

やわらかい……)


エレノアの魔力が、

ルベルの魔力にふんわり寄り添う。


ルベルの魔力も、

優しく受け止め、

静かに応える。


まるで、

“安心”が形になったみたいな魔力の波。


「エレノアの魔力……

落ち着いてる。

今日……いい」


「ルベルの魔力も……

なんか気持ちいい……」


照れくさくて、

でも笑ってしまう。


距離が近いわけでもないのに、

心の距離がふわっと近づいた。


こんな風に互いを感じ取るのは初めてで、

不思議に温かかった。


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