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禁術で呼んだ“理想の相手”は、人型魔獣の執着愛でした  作者: ChaCha


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村の入口

人が見え始めた瞬間――


ざわ……ざわ………


周囲がざわついた。


「……あれ、エレノアじゃない?」

「え!? ボッチのエレノアに……?」

「後ろ……誰あの背の高い人!?フード深っ!!」

「えっ、なに、護衛?恋人?え、いやいやいや……?」


エレノアの胃が、ぎゅぅぅっと縮む。


(ひぃぃぃぃぃぃぃ!!

見られてる!見られてる!

無理!! 帰りたい!!)


さらに。


「ねぇ、あの人……絶対顔がいいでしょ」

「わかる……フード越しでもイケメンの雰囲気が漏れてる……」

「え、エレノアってそんな……そんな……え?」


(やめて!!心がしぬ!!)


エレノアは震えながら早足になり、

ルベルは速度を合わせて静かに後ろを歩く。


静かに――だが存在感だけは消えていない。


というより、

ルベルが歩いているだけで周囲の視線が吸い寄せられる。


(うう……納品だけして早く帰る……っ!!)


エレノアの中の“ボッチの防衛本能”が最大まで発動した瞬間だった。


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