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リアル キール~デッド アイランド~  作者: タコ中
うみほたる中央管理棟
36/68

記憶36 決着そして別れの時

中央管理棟の正面入り口に千秋が上に乗っているFー35戦闘機がやって来る。

中央管理棟の正面入り口の前では亜理砂がドラグノフを持って立っていた。


「亜理砂ちゃん武器変えたんだ」

「ダメですか?」

「良いけど・・・私も武器変えたからね」


ダラララララ


Fー35戦闘機の25㎜ガトリング砲が放たれる。


「うわぁ!」


亜理砂は正面広場の噴水に隠れる。


バゴッベキッ


噴水がどんどん欠けていく。


「早くしないと噴水ごと粉々になっちゃうよ!」


ダララ・・・


25㎜ガトリング砲が止まる。


「出てこないならこうしてやるっ!」


ドシュウ


Fー35戦闘機の対戦車ミサイルが放たれる。


「マズイ!」


亜理砂は噴水から離れる。


ドゴォォン


爆発が起こり、噴水は跡形もなく吹き飛び、爆風で亜理砂は飛ばされて広場に止まっていた乗用車に叩きつけられる。


ドゴン


「ガハッ・・・!」


亜理砂は倒れたまま立ち上がらない。


「終わったかな・・・?」


すると、亜理砂の指がピクリと動く。


「お!生きてんじゃん。んじゃあ・・・トドメでも」


千秋は懐から白色のM1911を取り出す。

白色のM1911は取っ手の部分には血が滲んでいた。

千秋はFー35戦闘機から降りると亜理砂のもとに近づく。


「呆気ないわね・・・」


千秋がM1911を亜理砂に向ける。


バシッ


突然千秋は両足を亜理砂に払われて倒れる。


ドサッ


「いっつ!」


ガチャッ


亜理砂はすぐに立ち上がり千秋の腹にドラグノフを突きつける。


「これで私の勝ちですよね」

「あーあ、負けちゃった。地獄で苦しみますかね」

「殺しませんよ」

「え?」


亜理砂はドラグノフを撃つ。


ドン


弾丸は千秋の腹を撃ち抜く。


「ぐっ・・・」


亜理砂はドラグノフを担ぐと中央管理棟に戻っていく。

千秋はヨロヨロと腹を押さえながら立ち上がると車のボンネットに座る。


「どうして殺さないの?」

「殺す価値もありませんので」


亜理砂はスタスタと中央管理棟に入っていった。


「ついに殺す価値も無くなったか・・・」


千秋は立つと車のドアを開ける。


「死ぬまでの間ラジオでも聞きますか」


千秋は運転席に座るとエンジンをかける。


「ラジオじゃないカーナビじゃん」


カーナビの設定をいじり、テレビをつけた。

テレビでは緊急特番がやっていた。

しかし、うみほたる島の事はやっておらず他のことをしていた。

千秋はその事を見て驚いた。


「う・・・嘘でしょ・・・」








中央管理棟の人達もテレビに釘付けになっていた。


「亜理砂ちゃん!早く」

「どうしたんです?」


亜理砂は頼斗にドラグノフを返す。


「とにかくテレビを見ろ!」


テレビではアナウンサーが紙を見ていた。


『繰り返し言いますが、環境保護団体グリーンガードからファックスが届きました。その内容は・・・』


アナウンサーは少しだけ言うのを戸惑う。


『我々は、増えすぎた人口を減らすために世界で同時にバイオテロを行う。とのことです・・・』


アナウンサーは紙を落としてしまう。


『すいません・・・ちょっと休ませてください・・・』


アナウンサーはカメラから消える。

代わりに男性アナウンサーが出てくる。


『えー、皆さん。落ち着いて行動してください・・・』


すると、外からヘリのローター音が聞こえてくる。


バババババ


「皆さん!救助へりが来ました!屋上に上がってください!」


避難民や自衛隊員は屋上へと向かうためにエレベーターに乗り込む。


屋上に着くとヘリポートにオスプレイが着陸していた。


「皆さん早く!」


避難民はオスプレイに乗り込む。

すると、亜理砂が乗ろうとしたときに自衛隊員に声をかけられる。


「本土に戻ったときに話を聞かせてもらうぞ」

「・・・はい」


亜理砂はオスプレイに乗り込む。


「全員乗り込み完了しました」


自衛隊員がそう言うとオスプレイのハッチがしまる。


「お別れですね・・・」

「そうよ。もうここに戻ってくることは無いはずよ」


オスプレイは中央管理棟の屋上離れて川崎浮島ジャンクションの自衛隊のキャンプに向かった。

今年投稿は最後になるかな?

何か丁度区切りがよくなったな。


まだ続きますよ!これが最終話じゃないですよ!

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