蒼き奇跡と戦王の突撃
暗黒の月は、世界を滅ぼす運命にある惑星のように、降り注いだ。
ハルトは渾身の力を振り絞って立ち上がったが、それでもなお…その圧力は凄まじかった。
空気は砕け、空は歪み、球体の熱は海さえも蒸発させてしまうほどだった。
オーレリア、カオリ、マルガリータ、そして皆が下から彼の名を叫んだ。
「ハルト!!」
しかし、まさにその影が彼を完全に包み込もうとしたその時…
轟音が天を切り裂いた。
「ハルト!!」
深紅の巨大な爆発が暗黒の月に衝突し、衝突寸前で月を分断した。
衝撃波は空を切り裂き、エクリプスを天高く投げ上げた。
塵と光の中、赤い竜に跨る巨大な人影が現れた。
それは彼だった。
★ アガメトス王 ― 戦王
数え切れない戦いで鍛え抜かれた精鋭の戦士たちが、彼の周囲を飛び回っていた。
アガメトスは神剣を高く掲げ、叫んだ。
「味方を一人見殺しにすると思ったのか!ハルト!お前は私の名誉と王国を救ってくれた!今日、お前がくれた命を返したのだ!」
ハルトは驚きで目を見開いた。
「アガメトス…来たか…」
王は軍神のように、獰猛な笑みを浮かべた。
「我が運命はお前と共に戦うことだ!蝕そのものが我らの前に震え上がれ!」
★ 蝕がさらに姿を現す
神の姿は空中でねじれ、元の姿を取り戻し、生きた嵐のように膨張した。
三つの声が同時に響き渡った。まるで千の魂が内側から叫んでいるかのようだった。
「役立たず…」
「幾千の世界の力は、肉の王でさえ止められない…」
「選ばれし者でさえも。」
日食の影は大きくなり、空の半分を覆い尽くした。
黒い光線が四方八方に降り注いだ。
アガメトスは神器でその一つを防いだが、衝撃で吹き飛ばされた。
「チッ!この怪物は…今まで私が対峙したどの神よりも強い!」
ハルトは彼に向かって飛び立ち、彼の傍らに立った。
「来てくれてありがとう。
さあ、共に戦おう。」
アガメトスは無謀にも笑った。
「ふん!これが魂だ、戦士の兄弟よ!」
★ 共同突撃開始
ハルトは切断前に発動した究極能力を発動した。
✦《限界突破ガチャ 最終形態:蒼き奇跡》
蒼光の翼が展開し、まるで第二の太陽が誕生するかのように空が輝いた。
アガメトスは神の加護を発動した。
✦《始祖獅子の血 ―無敵の怒り―》
彼の体が成長した。
竜は咆哮した。
神剣は古の炎で燃え上がった。
オーレリア、香織、マルガリータたちは下から、目に涙を浮かべながら見守っていた。
香織は歯を食いしばった。
「ハルト…戻ってきてください!」
オーレリアは子供たちを抱きしめ、呟いた。
「あなたは私たちのヒーロー…負けないで。」
★ 連携攻撃
ハルトとアガメトスはエクリプスに突撃した。
ハルトは山をも消し去るほどの闇の光線を切り裂いた。
アガメトスは獰猛な咆哮を上げながら剣を引きずり、神の胸を貫いた。
エクリプスは悲鳴を上げたが、後退しなかった。
「不完全…それでも私の核心を傷つけることはできない…」
ハルトは影の中に光点を見つけた。
神の心臓だ。
彼はそれを指差した。
「ほら!そこが弱点だ!
アガメトス、私を守れ!」
「よし!お前が何者か、世界に見せつけてやる!」
ハルトは全ての力を一撃に込めた。
星々は止まったかのようだった。
日食は全ての口を開き、大陸を揺るがす咆哮をあげた。
「ハルト、お前の命は我が物だ。」
しかし、神が彼を粉砕する直前…
天から光の槍が降り注いだ。
聞き覚えのある女性の声が響いた。
「私が愛する男に、お前は触れさせない。」
神聖なオーラに包まれたオーレリアが現れた。
全ての花嫁たちが彼女の後ろに立ち、彼を支えるために魔法を解き放った。
全世界が息を呑んだ。
最後の一撃が迫っていた。




