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仲間に裏切られたガチャ中毒の俺、異世界で無限召喚スキルを手に入れ、最強の軍勢で世界を征服する  作者: ジャクロの精霊


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新たなる蝕の勇者

小町の体は黒い花びらへと崩れ落ち、音もなく消え去った。


ハルトは拳を握りしめた。


香織は克郎を包む暗いオーラを見て後ずさりした。


侵入者の足元で、地面がゆっくりと割れた。


克郎は槍を構え直し、唇に笑みを浮かべた。


克郎


「ハルト…小町のことで、あんなに苦労する必要はなかったのに。」


「彼女は選ばれし者なんかじゃなかった。」


ハルトは怒りに燃え、顔を上げた。


ハルト


「克郎…一体何をしたんだ?」


克郎は槍を振り回した。


そこから、蒸発する血のように、黒と赤の火花が飛び散った。


蝕の月はさらに輝きを増した。


克郎は左手を上げた。


掌には、円を縦線で二分する紋章があった。日蝕神の紋章。


小町の紋章とは違う。


より深く。


より古く。


より危険な。


香織は背筋に寒気が走るのを感じた。


オーレリアは静かにパニックになり、子供たちを抱きしめた。


勝郎


「見えるか、ハルト?」


「これが真の紋章だ。」


「小町の紋章よりも優れている。」


小町の黒い花びらはまだ宙に浮いていた。


勝郎はそれを指で掴み、軽蔑を込めて押し潰した。


勝郎


「彼女は使い捨ての道具に過ぎなかった。

失敗した試作品だ。」


ハルトは唸った。


ハルト


「まるでゴミみたいなことを言うな!

小町はお前の味方だったんだぞ!」


勝郎は笑った。


カツロ


「アリー?

いつか君が自分を愛してくれると、彼女はずっと思っていたんだ。」


「それが彼女を弱くしたんだ。」


彼の笑顔は暗くなった。


カツロ


「蝕の神は私を選んだ…

私は決して弱くならないから。」


オーレリアは空気の重圧を感じた。


香織は一歩前に出た。


しかし、ハルトは手を上げた。


ハルト


「カツロ…

お前は一体何者だと思ってるんだ?」


カツロは狂った救世主のように両腕を広げた。


風が止まった。


月が紫色に染まった。


地面から骸骨の手のような影が浮かび上がった。


カツロ


「私は蝕の神に選ばれた新たな勇者だ。」


その称号は、霊的な爆発のように響き渡った。


カツロ


「ハルト、それがどういう意味か分かるか?」


ハルトは答えなかった。


勝郎は傲慢な態度で、優越感と暗いオーラを放ちながら、彼へと一歩踏み出した。


勝郎


「それはつまり、私が…

あなたを滅ぼす権利があるということだ。」


「それはつまり、あなたが私の物語の悪役だということだ。」


妻たちは怒りに打ちひしがれた。香織は攻撃しようとしたが、晴人は身振りでそれを止めた。


晴人


「…そうか?」

「本当にそんなに哀れなの?」


勝郎は高らかに笑った。


勝郎


「哀れなのは、ハーレムの陰に隠れている者だ。」


「私は昇天した。」


「私は選ばれた。」


「蝕の起源を授かった。」


彼の槍は暗い紫色の光を放ち、空気を歪めた。


勝郎は槍を下ろし、晴人の心臓へと突きつけた。


勝郎


「蝕の神は再生を望んでいる。」


「そのためには…

お前を滅ぼさなければならない。」


香織は胸を押さえた。


オーレリアは赤ん坊の泣き声を聞いた。


ミラージュは歯を食いしばった。


マルガリータは鞭の柄に手を置いた。


勝郎


「ハルト、お前だけが邪魔だ。」


「だからお前を殺しに来た。」


「だからエクリプスは俺を新たな英雄と定めた。」


ハルトは深呼吸をした。


ゆっくりと。


そして…彼は微笑んだ。


冷たく、危険な、死をもたらすような笑み。


ハルト


「勝郎。」


「操り人形でいることに満足している馬鹿は初めてだな。」


勝郎は身構えた。


ハルトは一歩前に出た。


ハルト


「真に選ばれし者は、自らの運命を切り開く。」


「だから吠えるのはやめろ…」


彼のオーラが金色の光となって爆発した。


ハルト


「…そして戦え。」


二人はぶつかり合った。


爆発が空を切り裂いた。

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