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仲間に裏切られたガチャ中毒の俺、異世界で無限召喚スキルを手に入れ、最強の軍勢で世界を征服する  作者: ジャクロの精霊


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準備と疑念 ― 盤上の駒たち

世界が燃え上がる前に――

ある者は、それを救うために鍛えられ。

ある者は、戦う価値があるのか疑問を抱く。



戦の影が迫る中、

ハルトは中央の塔から城下を見つめていた。

だが、その目は兵の動きではなく――


仲間たちの訓練に注がれていた。


「輪廻の挑戦」が告げられて以来、

初めて全員が共に動いていた。


カオリは戦術訓練の指揮を執り、

モモチは影を使った潜入術を教え、

マグノリアは移動狙撃の精度を上げる。


フロストとエイルリスは元素魔法の連携攻撃を構築し、

クララとアイリスは諜報任務のシミュレーションで息を合わせる。


アルセアは後方から若い仲間たちを見守り、

エリーズとエルフィラは対封印魔法の試験中。


その中で、

ダヴィドは静かに竪琴を奏で、

心の平穏を保つ旋律を響かせていた。


カオリ(声を張って):

「力だけじゃダメよ!

私たちが“なぜ”戦うのか――その覚悟が必要なの!」


その声に導かれるように、

ハルトは塔から降りて皆の前に現れる。


彼の姿を見た瞬間、

全員の集中力が一段と増した。



一方その頃――

青いクリスタルに照らされた地下洞窟で、

アヤネは“輪廻”の中でも最も得体の知れぬ協力者のひとりと対面していた。


梅田タカシ。

魔法工学の天才にして、輪廻の“企業家”。

質素な服装の裏で、彼の周囲には黒魔術とスチームパンクが融合した戦闘用ゴーレムたちが並んでいた。


アヤネ:

「そんなに多くの注文が、もう入ってるの?」


タカシ(魔導板を確認しながら):

「三つの王国の貴族たちが“自分たち用”のゴーレムを依頼してきた。

自律せず、命令通りに動く兵器。

兵士より安くて、命令違反もしない」


アヤネ(顔をしかめて):

「これが…私たちの望んだ革命だった?」


タカシ(淡々と):

「君が言ったんだ、“混沌が必要だ”って。

僕はその理念を“商品化”しただけさ。

革命を売ったんだよ」


沈黙。


タカシ(じっと見つめて):

「頂点に立った今――

君は、迷ってるのか?」


アヤネは、子どもの姿をしたゴーレムを見つめる。

瞳のない目。

腕には隠された砲門。


アヤネ(低く):

「この世界を“救う”ために…

私が、かつて世界を壊した者たちと“同じ”になるなら――」


タカシ(感情なく):

「じゃあ、ただ“神を入れ替えただけ”だ」


アヤネは目を閉じる。


アヤネ:

「ハルトは…一度もゴーレムを使わなかった。

彼が信じたのは、“人”だった」


タカシ:

「だからこそ、彼は失敗する。

“人間”は、必ず裏切るから」



運命の駒は、ひとつずつ動き出していた。


だがその中心で――

誰もが、自分の信じる“戦う理由”を問われていた。

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