表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
仲間に裏切られたガチャ中毒の俺、異世界で無限召喚スキルを手に入れ、最強の軍勢で世界を征服する  作者: ジャクロの精霊


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

152/407

サイクルの遺物 — 帝国の魂

南方での勝利は、まだ火薬と灰の匂いを漂わせていた。

笑い声と叫び声の残響が混じり、風は冷たい前触れを運んできた。

――盤の向こうで、最も恐るべき駒が動き出していた。


野営地は即席の祝宴と化していた。

たいまつ、音楽、笑い声、そして「大きな何かを成し遂げた」という確信。


仮設台に立ったハルトは、金色のクリスタル製の杯を掲げた。


「我らが失われたと思った魂に…

 本日、新たな太陽が昇る。

 この光が決して消えぬよう、乾杯しよう。」


召喚者たちが取り囲んだ:


マグノリアは帽子を高く掲げ、叫ぶように乾杯。

モモチは影の中の輪郭で、かろうじて微笑む。

カオリ・ミナセはハルトの側で、杯をしっかりと握る。

アイリス・ノクトヴェイルは好奇心に満ちた目で全体を見渡す。

エルフィラ・ヴァルデーンとエイルリスは祝いの笑顔を交わす。


「暁のために!」とマグノリアが叫び、

野営地は拍手と歓声に包まれた。


しかし、二人だけが静けさを保っていた:

モモチは空を見上げ、

エイルリスは武器に手をかけた。

――彼女たちは知っていた、平和が長く続くとは思えないことを。


その頃、アルビオールの戦略室では――

セレスティーヌが「サイクルの遺物」を握っていた。


それは黒い球体。

その表面には巨大な金のルーン文字が回転し、

内部では凍てつく青い光が震えていた。


「光が広がるとき…

 サイクルが始まる:

 破壊、再生、支配。」


彼女は槍を掲げ、声を響かせた:


「帝国の魂よ…目覚めよ。」


その瞬間、帝国本部に地震波が走った。

モニターに故障が映り、アラートが出る:


「対象が最大共振状態にあります。」


セレスティーヌは冷い笑みを浮かべた。


「ハルト…もう太陽を定義するのはあなた一人ではない。」


一方、「暁」の野営地では、音楽が低くなり、

密使が人混みの中を滑るように近づいてきた。


汗をかき、手に地図を握るその者が、ハルトにささやいた。


「陛下…

 アルビオールで何かが起動しています。

 我々はパルスを検知しました…

 北と東…ほとんど同時に。」


ハルトの表情が引き締まった。

カオリが彼を見つめる。


「新たな攻勢でしょうか?」


ハルトは頷いた。


「そうだ…そして今夜のようには、我々は準備できていない。」


彼の手の中で、杯が割れた。

祝宴を覆っていた空気に、静寂が降りた。

音楽隊は演奏を止めた。

たいまつの火が揺らめいた。

そして風が、向きを変えた。

「勝利は甘美だった。

だが、この戦いは――

誰が歴史を書くのかを決めるかもしれない。」

月に向けて剣を掲げるハルト。

その遥か遠く、**《サイクルの遺物》**が淡く輝く。

それは――

アマネクが、自らの影と向き合う時が来たというしるし。


この章、いかがでしたか?

面白かったら評価をお願いします!

気に入ったら「お気に入り」に追加して、今後の展開を追いましょう。

コメント募集:

あなたは《サイクルの遺物》にどんな力があると思いますか?

それはアルビオールに何をもたらし、そして――

暁に何を試すのでしょうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ