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交渉団 関係発展へ

 ファイウォール公国との協議は順調に進んだ。順調すぎて不安な程だ。

 どうやら、まともな話し合いの出来る相手に飢えていたようでもある。ガンディス帝国とラプレオス公国しか相手にしていのであれば、もありなんと思う。

 ほぼ同等の科学技術なら、貿易もしやすいというという理由もあるのだろう。



 初期の交易品として以下の物が上がった。


 ファイウォール公国が必要としている物。

コーヒー     輸入出来なくなり残量些少(さしょう)な為

綿        自国内で栽培しているが必要量に届かないため

蚊取り線香    日本の誇り

キニーネ     輸入出来なくなり残量些少(さしょう)な為

ボーキサイト   輸入出来なくなり残量些少(さしょう)な為

クロム      輸入出来なくなり残量些少(さしょう)な為

生ゴム      輸入出来なくなり残量些少(さしょう)な為

石油       輸入出来なくなり国内生産分では不足するため


 日本が必要としている物

羊毛       神倉庫の在庫を使っている状態

         ディッツ帝国も内需分に足りないという

皮革       神倉庫の在庫を使っている状態

         ディッツ帝国製を日本でも使っているがもっと種類が欲しい 

ニッケル     神倉庫の在庫を使っている状態

パラジウム    神倉庫の在庫を使っている状態

白金       神倉庫の在庫を使っている状態 

         上記3品はどこかに埋蔵されているはずだが、

         発見出来ていない

         

 日本の神倉庫にかなりの量はあるが、自前で確保が基本である。



 初期交易品は、早めに欲しい物が多い。なので日本の対応は。

コーヒー   作付面積を増やそう。

綿      ディッツ帝国に確認済み。

       日本に輸出しても余裕が有り、増産も可能という返事がある。

蚊取り線香  こういう発想は無かったと。

キニーネ   是非欲しいと。補給艦に積んでいた物を渡した。

ボーキサイト 鉱山に増産を頼まねば。

クロム    鉱山に増産を頼まねば。

生ゴム    作付面積を増やそう。

石油     オハの自噴圧力が強いので有り難い。


 ファイウォール公国の対応は。

羊毛     主要産品であり、輸出は望むところ。

皮革     主要産品であり、輸出は望むところ。

ニッケル   前の世界では主要産出国だった。余裕は有る。

パラジウム  前の世界では主要産出国だった。余裕は有る。

白金     前の世界では主要産出国だった。余裕は有る。


 受け渡しは、当面この泊地とするとした。

 将来的には、シベリア大陸南端の泊地を拡充して貿易港にする予定で話が進んでいる。シベリア大陸西岸にも適地があれば港湾を建設となった。

 取引は基本バーター取引であるが、不足分は金で決済となった。現在、物価のすりあわせ中である。ディッツ帝国も交えた貿易体制に移行するにはまだ早い。

 無線通信は、電信は問題無い。電話はやはり変調の仕方が若干違い、両用出来る電話機を開発するとなった。 

 文字も、言語学者を集めて翻訳可能に持って行く。

 防疫は、継続的に協議するとなった。


 問題は渾沌獣だ。当面、日本が全面的に教えることになった。他に適した教師はいない。渾沌獣素材や混沌領域で採れる素材とダンジョン産品に食いつきが激しい。

 日本名東インド大陸に多数存在するのは確実である。軽巡の水偵で観測した範囲であるが、混沌領域が確認されていた。



 次回は3ヶ月後にファイウォール公国本土で開催となった。その次は日本だ。


ファイウォール公国との接触は、ここまでです。

次話より、ディッツ・ガミチス戦争に移ります。

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