ツイッター詰め込み・1
ツイッター小話まとめ「閣下が退却を命じぬ限り」
閣下と室長
閣下「イヴに似た娘が欲しい」
室長「君以上に周囲はそう思ってるよ。リヒャルトが増殖してもね」
閣下「わたしもそう思う」
室長 「うんうん。でも得てしてこういう場合、リヒャルト増殖なんだよね」
閣下「否定できぬのが辛いところだ」
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閣下と血筋と
Q:閣下ってどのくらい王位継承権持ってるの?
A:世界の大国全ての継承権を持ってます
(ロスカネフは小国なので持っていません)
Q:閣下って国王の息子じゃないのに、なぜそれほど即位を望まれるの?
A:閣下は「奇跡の男系皇子」だからです
閣下の祖父の神聖皇帝リヒャルト六世、元は君主国の王子リチャード
このリチャードさんのお父さんは、当然ながら君主国国王だったわけですが
リチャードのお父さん(君主国国王)自身、パレ王国から連れてこられた王子でして
パレから連れてこられた王子のお父さんは、アブスブルゴル帝国の皇子さま
だけど血筋は……みたいに男系男子継承のために、王子の子を輸入し玉座に就けるを繰り返した結果
閣下は君主国王子で神聖帝国皇帝に即位した祖父を所持していたり、アブスブルゴル帝国皇子の血を引くパレ国王の血を引いていたりと、貴種中の貴種になってしまったのです
閣下「青い血というよりは、半分以上腐って青黒い血だとおもうがな」
執事「さすがに否定できませんね。わたしも似たようなものですから」
シャルルはパレ王女×アブスブルゴル皇子の血を引いてます。閣下はアブスブルゴルに関しては女系しか引いていませんが、シャルルとは当然ながら親戚
もっともアブスブルゴル帝室に関しては近親婚がデフォなので、女系も男系もあんま関係ないというか、血が濃ければ濃いほど良いとされ、伯父と姪や叔母と甥の間に生まれた子の結婚などが推奨されており、その基準でいくと閣下は相当「良い血筋」……お察し下さい
ぶっちゃけるとそんな近親婚を繰り返していたアブスブルゴル帝室で、帝王の子女の血を引いて「元気」(元気の内容はお察しください)な男児は閣下とシャルル、そしてエジテージュ二世しかいません
……が、エジテージュ二世の父親は皇帝に上り詰めましたが出自は下級貴族ゆえ、帝室からすると、帝王の座を譲るなど持っての他(勢いに負けて皇女は差し出しましたがね)
閣下とシャルルは貴賤結婚絶対阻止国家アブスブルゴルからみても完璧な血筋
シャルル「だってあの国の帝王になったら、病的な従姉妹と結婚しなくちゃならないのですよ。むりですって!」
(病的の中身はお察しください)
でも閣下はイヴ(中産階級・十代遡っても庶民)と結婚してしまうので、シャルルに帝位が!
シャルル「全力でお妃さまと閣下のことを応援しますから、アブスブルゴル帝国を倒して下さい!」
閣下「分かった。イヴを妃に迎えた暁には、五年以内に処分してやろう」
シャルル「え、あ、さすが閣下」
尊い青い血しか引いていない閣下が、温かさ通う赤い血に濡れたイヴに恋したのは、当然だったのかも
イヴ「額から血がブシューって」(脳天気脳筋)
ヴェルナー「そうか。血がブシューな……うんうん」
キース「…………(もっと前から優しくしておけば……)」
イヴ「(この頃、ヴェルナー大佐、妙に優しい感じが。なに? ヴェルナー大佐死ぬの? ヤバイ、死亡フラグをへし折らねば!)」
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閣下が即位すると、どのくらいの領土になるのか
分かりやすく馴染みある地名で説明すると
全盛期の大英帝国領土に全盛期のソビエト連邦領土、アフリカ大陸の半分に北米南米ほぼ全部
あとは縁戚関係でドイツとオーストリアとスペイン、イタリアを取れる
これを全部統治しながら、嫁を愛でる余裕があるのが閣下
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馭者「もしかして閣下。妃殿下に閣下の全領土を説明していないとか?」
少佐(仮)「してませんよ。全領土を説明したら、引かれるんじゃないかって」
馭者「普通引かれるよな」
少佐(仮)「言いたくない気持ちも分かりますが、先延ばしにすると……」
馭者「……」
少佐(仮)「……」
馭者 「あの人が困るところを見られるのは楽しそうなんだが、その後の被害を想像すると甚大過ぎて……」
少佐(仮)「善良な中流階級のお嬢さんは、まさか即位していない夫がルース皇帝より大きな領土を所有しているなんて思いませんがな」
馭者「普通はないよなあ。領土でババアと互角張るからな、あの人」
少佐(仮)「ハクスリー公も本国では大領主なんですよね」
馭者「閣下の領地の百分の一もないけどな! ……いつフロンティアの辺境伯だというのをばらすんだろう?」
少佐(仮)「さあ……じゃ、俺行ってきます。あとはよろしく」
フロンティアの辺境伯の簡単な説明
北米地図を思い浮かべてください
そのど真ん中に線を一本引いてください
中央線から大西洋側がババア陛下のものです
中央線から太平洋側が閣下のものです
あそこの土地所有者は二人しかいません
閣下「ババアに辺境の開発を押しつけられたわたしの身になれ」
執事「南米(に該当する大陸)を奇跡みたいな開拓して発展させるから、押しつけられるんですよ」
閣下「わたしが南米(に該当する大陸)まで行ったのは、お前のせいだが」
執事「済みません。感謝しております。だからこうやって、どのタイミングでお妃さまに上手く打ち明けるかの会議をですね」
間違いなく説明タイミング失敗してイヴに引かれる
家出中のイヴ
キース「知らなかったのか」
イヴ「知りませんでした! 知ってたら教えて下さい!」
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ロスカネフ王国の最強の勝ち組ポール・クローヴィスさん(イヴの父)
・前妻も後妻も性格がすこぶるよろしい
・娘も連れ子も遅くにできた子もみんなまっすぐ育つ
・仕事も順風満帆
・親戚・近所付き合いも良好
・ポールさん本人の健康状態も良好
・義理の息子は絶対君主←new
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姫抱き飛び降りできない派
閣下「わたしも妃のように、華麗に二階から連れ出したいが……」
執事「良くてアキレス腱ずたずた、下手したら両足開放骨折かと。無理しちゃだめですよ、今年四十になるんですから」
室長「お嫁さんに抱っこして飛び降りてもらえば? お嫁さんならリヒャルト抱えて二階から飛び降りるなんて、造作もないとおもうよ」
閣下「妃ならば余裕であろうな……」
姫抱き飛び降りできる派
ヒースコート「別にアキレス腱が切れてもよろしいのでは? ものは試しですよ」
ヴェルナー「辞めてくださいヒースコート准将。開放骨折した骨がクローヴィスに刺さったら困ります」
キース「ヴェルナーの言う通りだヒースコート。嫁入り前の娘の体にこれ以上傷を増やすな」
ヒースコート「増やした本人が嫁にするのですから、問題ないのでは?」
キース「大ありだ、馬鹿者。無理しないでください主席宰相閣下。でもやってみたらどうですか? まだ四十前だからできるのでは?」
ヴェルナー「アデル! たしかにリリエンタール閣下は両足ずたずたでも、頭さえ無事ならこちらとしては問題ないが」
キース「さりげなく主席宰相閣下潰そうとしているぞ、フェル」
ヒースコート「嫁の重みで潰れるなら、本望でしょうよ。ねえ、リリエンタール閣下」
ボイスOFF「(隊長空中で体勢入れ替えて抱きかかえそうだなあ)……」
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あまり触れられていない攻略対象たちですが
カリスマNo.1がアレクセイ
知力No.1がセイクリッド
個人武勇No.1.がボイスOFF
全く登場しないアレクセイですが……カリスマなんですよ
閣下のカリスマを拝借しているカリスマですがね
(ほらゲームには閣下は出てこないので、閣下から借りることが)
攻略対象の中ではもっとも身体能力が優れているのがボイスOFF
そういう設定なのでイヴの部下にしたというか
そうじゃなかったら、イヴの部下なんて務まらないっていうか
学習院に通ってる学生三人レベルじゃまず無理
Q:ガイドリクスはなにがNo.1なの?
A:美貌(これ一番大事)
ちなみにロスカネフ軍に美形が多いのは
この人の味方になるからです
ほら乙女ゲームって顔で敵味方が決まるような
ものじゃないですか(偏見)
Q:シーグリッドの婚約者はなにがNo.1なの?
A:一応謀略。暗黒微笑腹黒キャラ枠(将来の宰相候補だから)
ガチもの(室長)と比べたら
ケツに卵の殻がついているひよこ以下レベルだけど
室長「嫌だなあ。わたしよりリヒャルトのほうが上だよ」
閣下「わたしは微笑まんからな」
室長「ああ、そこが大事ならポイントなら、たしかにわたしだね」
Q:攻略対象五人 対 儚い詐欺なら、どちらがモテるの?
A:儚い詐欺無双
(儚いと無双の相反する感)
キース「モテまくる部下ってのは、面倒だなあ」
ヴェルナー「お前が言うな、アデル。お前はもっと迷惑かけてただろうが。お前の修羅場伝説語るぞ」
キース「……知らんな」
ヴェルナー「目ぇ逸らすな」
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挨拶をしているだけの回なのですが
E..になると分かるのですが
閣下はデビュタント、若しくは成人していない娘から
挨拶を受けることはありません
カリナは特別中の特別(もちろんイヴもカリナもデニスも知らない)
もっともカリナは
閣下に正式にご挨拶が叶ったので
淑女として認められたも同然なんです
ほらデビュタントって国王にご挨拶することだから
(閣下は国王ではありませんが)
更に言うとデビュタントの元祖はブリタニアスで
最も格の高い舞踏会が開かれるのがアブスブルゴル
閣下はその両国の後継者と目されていますし(本人は認めていませんが)
執事「カリナさま、可愛らしかったですね」
閣下「そうだな。幼いころの妃によく似ているそうだ」
執事「そうなんですか。あまり一緒に居られなくて残念でしたね、閣下」
閣下「ああ」
執事「カリナさまのように、素直で賢くて健康的で精神病んでない娘さんって、憧れる! わたしを婿に貰ってくださらないかな!」
閣下「……」
執事「なんですか? その目は」
閣下「フロイラインはお前の二十七年下だぞ……まあ、止めはせぬが」
執事「十六も二十七も大した違いじゃありませんよ」
閣下「(全く違うと思うが)まあ、わたしを義兄と呼ぶことになるが、それでもいいのならば」
執事「そこは全く問題ないです。デニスお義兄さまとリリエンタールお義兄さまでしょ」
閣下「なぜわたしは姓なのだ?」
執事「アントン・ヨハン・リヒャルト・マクシミリアン・カール・コンスタンティンお兄様とか呼びづらいので」
閣下「シャルル・アントワーヌ・ギヨーム・アンリ・ラウール・ジェラール義弟か……たしかに呼びづらい」
執事「……お互い、名前が無駄に多いですよね」
閣下「そうだな。使わんのにな」
執事「お妃さまはイヴの一つだけで、無駄がなくて格好良いですよね」
閣下「思う」
執事「ちなみに閣下。もうお子様さまのお名前はお決まりで?」
閣下「長男は妃の父上から取ってパウル(ポールのアディフィン読み)にするつもりだ」
執事「それ、残念なことに閣下の伯父さま皇帝パーヴェル(←ポールのルース読み)から取ったと思われそうですが」
閣下「それはたしかに遺憾だが、妃の父上の名だと事あるごとに説明するゆえ問題ない」執事「そうですか。ちなみに次男は?」
閣下「義弟の父上の名、オスカーを拝借するつもりだ。まあ、これはあくまでもわたしの考えであり、妃の意見を優先するつもりだ」
執事「さらにお伺いしますが姫君は?」
閣下「妃の実母イネスの名が良いと思っている」
執事「良い名前だと思いますが……ババアがグロリアも付けろと言い出しそうですが」
閣下「要らん! グロリアなど要らぬ!」
執事「それでこそ閣下」
でもきっとイネス・グロリアになる
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そうそう長男の名前パウルですが
王族なので(ごりごり貴賤結婚ですが王族カウントされます)
名前はもう少し付きます
パウル・アーダルベルト
イヴが儚い詐欺を働く上官から貰う予定
キース「部下から名前が欲しいと言われるのは嬉しいことだが……ゲオルグとか、リヒャルトとか、アルブレヒトは?」
閣下「付ける予定はないぞ」
閣下、自分の親族系ガン無視
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異端審問官A(以下異官)「ロスカネフの同胞より報告書が届きました」
イヴァーノ枢機卿(以下枢機卿)「やっと届いたか! 待ってたぞ!」
異官B「なんの報告書ですか?」
枢機卿「アントニウス(閣下のこと)の嫁についてだ」
異官B「パレ司祭から届いていたのでは?」
枢機卿「カルロス(執事のこと)”古代の神の彫像のごとく”や”天使軍の総指揮官もかくや”など、容姿しか触れてこなかったんでな。アントニウスのところにいる異端審問官なら、もっと詳しいことも書いてくるだろう。どれどれ……………………」
異官A「どうなさいました?」
異官B「枢機卿閣下?」
枢機卿「読むが良い。あの異端審問官ですら”天使軍の総指揮官を思わせる、力強く輝かしい容貌”と書いているぞ」
異官A「……(容姿に一切興味のない同胞が……何それ怖い)」
異官B「……(容姿に全く興味がないとされてきたシシリアーナ枢機卿が……何それ怖い)」
枢機卿「どうすんだこれ」
異官B「どうするとは?」
異官A「結婚は許可されると猊下がお認めになっておられますので」
枢機卿「これだけ美しい女をかっ攫ったら、ロスカネフの野郎に恨まれまくるだろうに。どうするつもりだ。……教皇、パパ! ちょっとアントニウスのことで相談が! パパ。大至急相談が!」
異官A「どれほど美しいのだろう」
異官B「さあ……」
枢機卿も異官A・Bも気付いていない ―― シャルルからの手紙に「古代の神の如き」としか書かれていないことに。決して女神と書かれていないことの意味を
シシリアーナ枢機卿とは閣下のこと(アントニウス・デ・シシリアーナ。コッチの名前を聞けばイヴでも枢機卿なのだとは分かった)
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小隊長ネクルチェンコ 「総司令官閣下、大丈夫でしょうか?」
キース「なにがだ?」
小隊長「隊長を置いてきて」
キース「主席宰相閣下は無理強いしない」
小隊長「そうですか……」
キース「ヒースコートに色々と言われてきたから、心配なんだろう」
小隊長「はい」
キース「心配するな。主席宰相閣下はなにもしない。ただしクローヴィスは知らん」
小隊長「?」
キース「あの二人は、クローヴィスが主席宰相閣下に告白して始まった関係だ。思い切りの良さ、動きの速さなどはクローヴィスのほうが遙かに上だ」
小隊長「え……」
キース「クローヴィスの奇襲攻撃(告白)をまともに食らった主席宰相閣下は、体勢を立て直すのに一週間以上を要した。あの人が体勢を立て直すのに一週間も要するなど、聞いたことがなかった」
小隊長「は……」
キース「人生において、初めて奇襲を食らって敗北したと、当人も認めている」
小隊長「へ……あ、はあ。それはまあ、隊長の奇襲攻撃ともなれば、幾ら武に長けていると言われている伯爵閣下でも、回避は不可能でしょう」
隊員「(小隊長、それは物理です、物理)」
キース「それはな。クローヴィスは力加減ができないので、現在も主席宰相閣下は色々と大変らしい。わたしの知ったことではないが」
小隊長「隊長がフルパワーで……それはまた……」
キース「クローヴィスのフルスイングで殴り倒されているようだが、あの人はそれも楽しいようだ」
隊員「(実際隊長に全力で殴られてたら、いくらツェサレーヴィチ・アントンでも、死んじゃうよなーきっと)」
(注:隊長は二十四歳女性。特技・刺繍と編み物)
小隊長「総司令官閣下も楽しそうですね」
キース「それはな。クローヴィスをけしかけたのは、わたしだ。もっともけしかけたというより、突撃させたといったほうが正しいが」
小隊長「そうだったのですか」
キース「わたしは常勝不敗と謳われているあの人に、完全敗北を与えた唯一の男だと自負している」
小隊長「たしかにそれは……そうですね。さすがの伯爵閣下でも、隊長の単騎突撃は回避できませんでしたか」
キース「一対一だったからな。あの人が外堀を埋め、迎え入れる城を築いていた所に、クローヴィスがその外堀を飛び越え、城の壁を突き破り、喉仏にサーベル突きつけたようなものだ」
隊員「(その姿が容易に想像できてしまう。表現だとは分かっていても)」
小隊長「それは回避不可能ですね。どちらの意味でも」
キース・閣下に唯一勝った男(ただしそのせいで、心中複雑骨折が悪化するというおまけ付き)
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馬の寄付は
閣下はお金持ちなんだよー
というのを出したかったので
閣下の手元に残った150頭は
金塊を運ぶのもそうですが
色々と建てたいので
まず建てるのは「妃が冬期間でも、寒さを感じずに馬術の練習ができる空間を」――ということで、室内馬場(温室的なやつ)を大至急作る予定です
執事「閣下もお年ですから、冬期間お妃さまと一緒に馬を駆るなら、室内馬場がいいですよね。お妃さまはマイナス20℃くらいなら、ものともしませんが」
閣下「まあな」(閣下は年齢に関し否定しない大人)
さらには
閣下「新居を建てねば」―― 閣下、お家を建てるおつもりです
馬150頭は凄いのですが
閣下が想定する「おうち」の規模からすると
まあそのくらいは必要
資材や人員運び、地ならしなど……
閣下「妃には3,4年は古い家(現在の城)で我慢してもらわなくてはならないが」
閣下、明らかに城を建てようとしている!
イヴ、早く止めないと、閣下は国家財政破綻させた年上の甥(前公王)並の城を、しれっと建てちゃうよー
……まあ、もう手遅れなんですけどね(なにを建てたかは本編で……多分書く。カットしたらその時は)
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ペガノフ元帥とは
フルネーム:ヴァシリー・ヴァシーリエヴィチ・ペガノフ
ルース帝国の名将
閣下の二十歳くらい年上
監獄にいれられた執事を助ける際
閣下が伴った将軍
従った当時は中将
救出の指揮を執った閣下の才能に惚れ
共産連邦になった国を捨て閣下に仕える
当時率いた軍を丸ごと連れて従っている
(わりとカリスマなヴァシリー)
兵士たちの家族を救出してもいる
大所帯を抱えて閣下のまわりをうろうろ
本編で書いておりますが、ルースの中将は十万人の兵士を指揮する
その家族が含まれたら……三十万以上になっている
流浪の三十万人超に慕われ「どこまでも付いていきます」される閣下
(常人なら頭痛で死んでる)
そこで閣下、ペガノフ以下全員を
バイエラント大公国民にし
ペガノフを元帥に添え
南米(に該当するところ)に所有している
自分の植民地に全員送った
ペガノフさんはそこで総督として
部下たちは工兵として、ばりばり働いております
もともと多民族国家ルースにて名将といわれていたペガノフですので
南米(に該当する)の人々とも上手くやっています
Q:閣下、植民地持ってるの?
A:持ってますよ
Q:侵略したの?
A:してません。もとルース帝国が所有していたものです。現地の人に迷惑を掛けるなと判断し、共産連邦が手を伸ばす前に閣下が奪い取りました
某狗「さすがですツェサレーヴィチ・アントン。初代書記長がハンカチ噛みしめて悔しがってただけのことはあります」(そっとハンカチに毒をしみこませる某狗)
執事「閣下。ペガノフ元帥から、六十が見えてきたので、総督の座を辞したいと申し出ていますが」
閣下「植民地を独立させ総督を辞せ、退職後の生活は保障すると、いつも言っているのだが」
執事「ペガノフ元帥の統治が良すぎて、現地の人たち、独立なんて思い浮かばないみたいですね」
閣下「優秀過ぎる部下というのも、困るものだ。それはいいとして、そろそろ連絡してやらねば、結婚式に間に合わぬかもしれぬな」
執事「あの人なら首都(位置としてはモンテビオ)から一ヶ月もしないで、大軍率いてくると思いますが」
閣下「(軍は要らぬ……)」
側近D「総督元帥さま! カローリ(王/閣下のこと)より親書が」
総督「なんであろうな…………! おお! 喜べ、皆の者! 遂にカローリがカラリエーヴァ(王妃)を迎えるぞ!」
側近A「なんと!」
側近B「まことですか?」
側近C「それは目出度い」
総督「だがカローリより”朕が良いというまで、心に留めておけ。教えてよい部下はいつもの四名まで”とのお達しだ。お前たち、妻子にも言うでないぞ!」
ABCD「もちろんにございます」
総督「それにしても、カラリエーヴァはどのようなお人なのであろう」
側近C「どこの王女ですか?」
総督「王女ではないそうだ」
側近A「ではどこかの大貴族ですか?」
総督「いや、平民らしい」
ABCD「はへ――」
側近A「あのカローリの心を射止めたのですから……(思いつかない)」
側近B「そうですな、あのカローリの心を射止め……(想像つかない)」
側近C「カローリのお心を……(好みとかあったか?)」
側近D「意外と普通の女性なのでは?(普通の平民? 言ってて無理がある)」
総督「たしかにあり得るな。カローリは美女には迫られ飽きているであろうし」
ABCD「(それはまあ、北米半分と南米の四分の一を所有している大富豪ですから、女も群がりますって)ですよねー」
側近B「お年はいくつで?」
総督「十六歳年下だそうだ」
側近A「二十四歳ですか。よいお年頃ですね」
総督「お会いするのが楽しみだな。お前たちのうち二人は連れていってやるが、間違っても”あ、平凡な顔だちですね”等と言うなよ」
側近C「大丈夫ですよ」
側近D「間違ってもいいません」
側近A「総督。お祝いに何をお持ちになりますか?」
側近B「数々の栄光を讃える、軍楽隊は必須かと」
総督「そうだな。やはり軍楽隊とパレードを行う兵士たちは必須か」
側近C「カローリの栄光の元、増えた植民地兵士たちを大陸に披露いたしましょう!」
根が軍人なので、何でも軍事行動になる総督と愉快な仲間たち
執事「助けてもらったので、悪く言いたくはないのですが……皆さん気持ち良いくらい軍人脳ですよね」
キース「ふざけるな! 我が国の常備兵の倍の軍楽隊なんざ、受け入れられるか! 宗主(閣下のこと)の式であろうとも、受け入れは拒否する!」
閣下「済まぬなキース。ペガノフはルース基準で動くので、五万くらいは普通に動かしてしまう」
キース「500人だ、500人! そこまでは譲歩する! それ以上は受け入れない!」
閣下「(選抜で争いになりそうだな……いずれ妃を連れて訪問するので、それまで待てと言わねばならぬか)イヴに頼むか」
イヴ、新婚旅行で南米へ行く編が始まる ――(いや、始まらないんですけどね)
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准尉男爵「侯爵。どうやって聖魔王の怒りを鎮める?」
室長「お嫁さんがリヒャルトの頬にキスするだけで、怒りは鎮まるとおもうよ」
准尉男爵「でもそれやったら、アウト……だよな」
室長「そうだね。お嫁さん使って問題を解決しようとすると、リヒャルトの怒りを更に買うから」
准尉男爵「……殺す?」
室長「駄目。そんなことしたら、勘の良いお嫁さんに気付かれちゃうし、わたしたちと違ってお嫁さん優しいから傷付いちゃう。そうなったらリヒャルトがアントンに変わるよ。南米からペガノフ、北米からロックハートを召喚するよ。もしかしたらアフリカからクレマンティーヌも呼び寄せるかもしれない。そんなの来たら、共産連邦も全軍北シビルまで逃げ帰るよ」
准尉男爵「……いままで怒らなかった人だから、対処方法が分からないな」
室長「そうだねえ」
准尉男爵「おやじ、楽しそうだな」
室長「うん。だってわたし、あと四年で退役だから。この先もさらに面倒になるであろうリヒャルトは全部君に任せるよ、息子くん。わたしには遅すぎる初恋で、わちゃわちゃしているリヒャルトを眺める余生が待っている。幸せー」
准尉男爵「うわあああああ」
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ツイッターでちらりと触れていた
ロックハートさんも正式に出しました(名前だけで終わりですが)
Q:ロックハートさんは閣下に心酔してるの?
A:そもそも閣下は解放戦争の場におりましたので
ロックハート「俺はただの前線指揮官。大辺境伯が総指揮官」
唯でさえ心酔していた大辺境伯こと閣下が
身分などない女性と結婚すると聞き
ロックハート「身分に囚われぬあなたは、真の奴隷解放者! 来世もあなたのお供を!」
ますます心酔する
執事「まだ心酔できる余地が残っていたんですか。来世までついてくる気らしいですよ」
閣下「好きにさせておけ」
首相「最後の絶対君主から、招待状が届きました。外務大臣なんかに任せられないので、わたしが代理で行って参りますね」
ババア「何を言っているの首相! わたしが行くわ」
首相「ババア陛下、七十過ぎなんだから自重しやがれ!」
ババア「猊下も自ら足を運ぶのよ」
首相「え、マジかよ。猊下まで行くのかよ」
ババア「でも陸は戦争の跡が残ってるでしょう」
首相「それはまあ」
ババア「猊下は船をお持ちじゃないのよね。だからわたしの船に同乗はいかがかしらと」
首相「巨大客船クイーングロリアーナ号の処女航海ですか」
ババア「いいえ」
首相「?」
ババア「クイーングロリアーナ号はトニー坊やの嫁へのプレゼントよ。丁寧に運ばなくてはならないから、わたしと猊下が乗るのよ。コレにより、戦争と天災、全てから守られトニー坊やのもとへとたどり着けるわ」
首相「結婚祝いとして贈るのは構いませんが、秒で船名変えられますよ」
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イヴによる不二子ちゃんスタイル披露
→脚を見たら、アドルフへの脅しがそのまま自分へ
ヒュー「見てません、見てません」
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ヒューが心配そうにイヴを抱き上げる閣下のことを見ていたのは
閣下の腰ではなく「できるのかなー」という気持ち
閣下は39年間、人を抱き上げたことなどありません
閣下は根っからの陛下なので
人が倒れこもうが手を差し出すことはなく
ものが落下しても咄嗟に手を出すようなこともなく
倒れている人間がいようが素通り
―― 暗殺の可能性があるので、陛下としての行動としては満点なのですが
執事「わたしなんか、床に捨てられましたけどね」
ヒュー「ソファーに叩きつけられたけどなー俺」
閣下、近場にいる人で抱き上げて降ろす練習をしたものの
野郎を抱き上げているという事実にすぐにやる気がなくなる
かといってメイドは小さすぎて、意味がない
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休憩所は新しい城を建てるための模型です
リアルサイズ模型
屋根までの高さ6mの平屋10LDK(使用人部屋含む)
出来上がった休憩所を見た時のイヴの表情は
お察しください
イヴが休んでいる時の親衛隊はどんな感じ?
ヘル「キース中将が気難しくて、大変」
バウマン「そう言う人だとは聞いていたが、癖が強いというか……」
ネクルチェンコ「隊長の言うことは聞いてくださるのだが……」
ミカ「あ、痛っ! なんで俺、蹴らっ!」
「「「(隊長戻ってきて下さらないかなあ)」」」
リーツマン「閣下はクローヴィス大尉には、まあまあ優しいからなあ」
ウルライヒ「閣下も美人には弱いのでしょう」
リーツマン「美人……うん、そうだね、美人だな」
ウルライヒ「イヴも閣下のこと好きなのかなあ……」
リーツマン「そうは全く見えないし、閣下が側にいることを容認しているところをみると、クローヴィス大尉は閣下に興味はないと思うよ」
ウルライヒ「でも閣下ですよ」
リーツマン「閣下だな……」
ウルライヒ「閣下です」
本日もキースの元には大量の女性からの恋文が届いております
ヴェルナー「アデル、郵便局からマージン受け取ってもいいんじゃねーの」(郵便料金的な意味で)
キース「要るか! むしろ、差し止めろ! 差出人が女性の手紙は、一切受け付けるな!」
ボイスOFF「(隊長、楽しく過ごしていらっしゃるのかなあ。家族と休暇を過ごすって、どういうもんなんだろ……)」
イヴがいない時のボイスOFFは、ほとんど喋らない
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人名辞典にて
なぜ閣下とババアしか君主国を継げないのか?
リチャードは君主国から輸出された王さまなんでしょ
状態でしたが
これが理由です
君主国的には庶民>>>選帝侯カールなので
イヴはパーフェクトですね
君主国の次の国王に
イヴの子供が就くかどうかは謎のまま終わりますが
ババア「トニー坊や(39才)の孫って手もあるわ!」
首相「ババア、そこまで頑張って在位してくれやがるのか! 輝いてるぜ、ババア!」
閣下「(さっさとくたばらぬか、ババア)……はあ、諦めろ」
ババアは諦めない
*************
以前、赴任途中で懐刀とイヴが
公王国と大公国、隣同士だから合併してもいいのでは?
的な話をしていましたが
公王国はマリエンブルク系で
大公国はアディフィン=クレヴィルツ系なので
そこに住んでいる人たちとしては
隣国は全く別物なので
合併するとややこしいことになるのですよ
多民族国家の皇帝になる予定だった閣下にとっては
統治は難しいことではないのですが
閣下「領土問題は本当に面倒だな」
執事「閣下が即位して、十人の子供を各地に送れば、全部片付きますが」
閣下「それは分かっているが、即位するつもりはない」
執事「頑張ってください、閣下」
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ミカは黙っていてももてるタイプなので
いつも口説かれ、自分から口説いたことはない
イヴは黙っていてももてるタイプな上に
高嶺の花で口説かれたことがない
ミカ副官「優秀な美男美女のカップルがあまり存在しない理由が分かった」
小隊長の副官たちが集まって
ミカ副官「うちの小隊長がまた隊長に」
ヘル副官「脈ないから諦めろって言えば」
ミカ副官「言えるか」
バウマン副官「隊長へのアプローチ間違ってるよな」
ネクル副官(婚約知ってる)「男らしさでアプローチできないから、辛いっちゃあ辛いけどな」
ミカ副官「頭脳でアプローチすりゃあいいのに」
バウマン副官「下ネタばっかりだもんな」
ヘル副官「ユルハイネン少尉って、隊長のあの冷たい視線を向けられるのが趣味なのか」
ネクル副官「隊長のあの視線、完全にゴミを見る目だよな。中産階級のお嬢さんに下ネタふっても、喜ばれないこと准男爵の息子なら分かってるはずだが」
ミカ副官「そこなー」
きっとこんな話をしている ――
ミカがイヴに惚れているのは分かっているが
イヴがミカに全く気がないことは、事情を知らない三人の副官も知っている
ヘルとバウマンも「ユルハイネン、アホなんじゃねえの」と思いながら見てる
ネクルチェンコは事情を知っているので「ピエロだな」と少し同情している ―― ユルハイネンに対する態度はもっとも辛辣ですがね(お仕事だから)
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本編では全く触れられない可能性がある設定
ユルハイネンとデニスは大学の先輩後輩なのです
デニス「俺の二個上くらいに、すっごい優秀な人いたらしいよ。誰か知らないけど」
デニス、一応法学部出なんだ(鉄道法専門)
イヴの弟なので接触を試みたユルハイネンですが
ガン無視されたのは言うまでもない
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ガイドリクスはそんなに喋ってはいないよ
軍の内部とか守秘義務があるからね
喋ることができる範囲で教えてた
変に全部言わない!だと怪しまれるからね
もっともそのせいで
「この男、優秀だから、消そう」
ということになったわけですけどね
簡単に操れるヤツなら
年齢詐称共は殺そうとは思いませんので
室長「たしかにランゲンバッハ(執事)とか簡単に操れるから、役に立つもんね」
年齢詐称共にとっての天敵である室長
書く必要もありませんが
閣下も騙して表舞台に……ができないので
地道な活動が必要なのです
(派手にするとすぐにバレる)
最近登場しない室長ですが、ちゃんとお仕事しております
室長「リヒャルトにこき使われてるー」
閣下「わたしはお前の五千倍は働くぞ、フランシス」
室長「そこは能力の差だよ。君とわたしの能力の差は十万とか百万程度では表せないもの」
閣下「それほど能力に差はなかったような」
室長「あるよ。わたし戦闘からっきし駄目だし」
閣下「ああ。そう言えばそうだったな」
室長「リヒャルトのお嫁さんの能力、少し分けて欲しい」
室長は戦闘は本当に駄目です。ただし隙をつくのが得意なので、弱いわけではない(要するに暗殺大得意)
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閣下からの贈り物がスライドしたわけですが(シャインマスカット回の小話)
ご安心ください
閣下にとっては想定内です
黒は軍人を表す色(箱)
金色はイヴの髪色
イヴは触れていなかったのですが
マスカットは白いシルクに包まれ
マスカットの緑は印象深いイヴの緑の瞳を表す
白のシルクには「R.V.L」の刺繍が施されております
そう、あれはイヴが部下たちに配ることを前提に用意したもの
閣下「妃はわたしのものであるということを、知らしめてやらねばな」
執事「うわぁ……でも気付かない人もいるのでは?」
閣下「妃に思いを寄せていない者は気付かない。寄せている男ならば、不快感を感じるであろう。だが実体は掴めん」
執事「うわ! 不快感オンリーを仕込むとか! さすが閣下」
ヒースコート准将はそれを聞いて
面白そうだから見に来たんだ
もちろん診察のついでに
副官(事情知ってる)「なんで伯妃を食事に誘うんですか」
准将「俺があそこで誘わなかったら、おかしいだろ」
ヒースコートはとりあえず美人は食事に誘う男
誘わないと逆になにかあるの? と思われる
副官「そうですが」
准将「まー佳い娘だ。リリエンタール閣下だけじゃなくて、キースの雰囲気も良くなったしなあ」
副官「そうですね。総司令官閣下、最近以前よりもずっと身だしなみに気を使うようになったって、リーツマンが言ってます……そのせいで、ますます女にもてるようですが」
儚い詐欺、十五年ちかく直属の部下は男ばかりで過ごしてきた ―― 娘みたいな年齢の直属部下が出来たため、結構手探り。あれで「どうしたものか? 最低限、不快に思わせないようにしないと」と気を使っている。
もともと清潔感がありぴしっとしていたのが、更に増して良い感じになったわけです、儚い詐欺
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E..で触れる(かもしれない)のですが
前回書類を届けて、宮殿周囲をうろうろして帰ったイヴですが
事情を知っている警備責任者アイヒベルクは
その姿を確認したら報告しなくてはいけないのです
……で、宮殿まで来たら
閣下のところに顔出して欲しいなーと思っていたのですが
臣下が妃殿下に声を掛けるなんて
貴賤結婚が存在するような社会で生きてきたアイヒベルクには無理でして
黙って見送るはめになったのです
執事ベルナルドことシャルルは
国はないけど王族なので(本人恥ずかしくて王族とは名乗りませんがね)
使用人ながら身分は高いので
イヴに声がけ可能……だっということです
懐刀のような上司部下関係でしたら声を掛けても問題ないのですが
アイヒベルクみたいな主君と臣下となると
臣下の一存で妃殿下イヴに声を掛けるなんてできません
そういうとこ、イヴは全く知らないわけですが
イヴ「このコーヒー美味しいです。なんか初めて飲むような」
閣下「ロスカネフ国内には流通していない種類だが、気に入ってもらえてよかった(ババアにザンジバルを押しつけられた時は、どうしてくれようかと思ったが。妃好みのコーヒー豆が手に入るのならば、もう少し保護してやろう)」
イヴ「?! もしかして高級品でしたか」
閣下「輸送費がかかるだけだ。豆自体は大差ない」
あと執事の名誉の為に言っておきますが
乗馬は人並み以上に上手です(ギロチンっても王子さま)
閣下は幼年学校で主席取ったくらいですので
乗馬は完璧で執事よりも上手いです
アイヒベルクも閣下と同等に上手です
執事「軍事学校の優等生たちに乗馬技術なんて敵うわけないでしょ!」
臣下「妃殿下ならばスレイプニルも乗りこなせそうですな」
閣下「お前が追従するなど珍しいな」
臣下「追従ではございませんが」
転生ボーナス特典かと思われます
乙女ゲームに女として転生したのに、並み居る男を押しのけ蹴散らす乗馬技術とか、無意味極まりない
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イヴ「閣下とキース中将(の貞操)とオルフハード少佐(貞操含む)の三人を同時に守れるようになるためには! ああ! ベルナルドさんも!」
室長「わたしがリヒャルトのお嫁さん守るね」
准尉男爵「あんた、メチャクチャ弱いやん」
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イヴ、死亡フラグを折ったことを自覚する
(それ以外にも無数に折っておりますが)
懐刀は心臓ど真ん中に弾丸が飛んできたのですが
メダイ「俺に任せろ! 持ち主の意図は酌む! ってか酌まないと用意したヤツに、守護聖人ごと殺られる!」
と完璧なタイミングで、弾丸を正面から受け止めました
ただ心臓の真上で受け止めたので
懐刀は「俺、死ぬのか?」と思うくらいの
衝撃は受けました
弾丸を見事に受け止めたメダイを確認した時
イヴの笑顔が脳裏に浮かびました
恋するとかそういのじゃなくて
「閣下同様、強運の持ち主なんだろうな。そのおこぼれをもらったってところか」
という意味で
ちなみに守護聖人が殺られるというのは
閣下「イヴになにかあったら公会議にかけて、聖人位を剥奪するからな」
↑
閣下のお祈りの際の台詞です
司祭執事「マジだからねー。この人にかかったら、公会議で聖人の一人や二人、余裕で降格させられるから。その代わり、頑張ると格が上がるかもしれないよ」
メダイ「俺はやり遂げたぜ!」
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部下たちに悪気はないんですよ
まさか隊長が閣下と婚約しているとは
思ってもいないので
部下たちは皆
「隊長が好きなのはキース閣下」と思っているので
(書く予定です)
なんでそんな勘違いを?
キースのハーレム体質は部下たちも知るところですし
なによりあのキースが寝室に普通に通すので
「これは上手く行くんじゃね?」と
隊員「隊長、美形だからな」
隊員「さすがの閣下も、心がぐらついたんだろう」
隊員だけじゃなくて
キースの部下たちや同期なんかも
「やっと春が訪れるのでは」などと思っています
済まんな、春が来たのは閣下のほうなんだ
なんにせよ
死亡フラグ大佐、超特大・極太死亡フラグが立つ
……の回でした
**********
閣下とキースとか
面倒この上ない男二人を
精神的に支えようとするイヴ(ただし無自覚)
あんまり深く考えない脳筋だから
できたことという気も
キースはガチで身内が居ません
これほど出世したというのに
親戚と名乗り出る人が一人もいないくらいに天涯孤独
キース「兄というのは妹の婚約者をとりあえず殴るよな」(←天涯孤独な儚い詐欺さんがイメージする兄像)
ヴェルナー「さぁ? 妹はいないから知らんが、殴りたければ殴ってもいいんじゃねえの」
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イヴの現段階での知識量は
キース>閣下
……仕方の無いことです
デニスは
閣下>アッシュブロンドさん
ですが
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山中での密会(色っぽいことはなにもない)終了後 ――
閣下「妃が手料理を作ってきてくれるとは。本当にあの娘はわたしを喜ばせるのが上手くて、わたしはいつも踊らされてしまう」
臣下「よろしかったですね(きっとそこらの木の枝を折って”お土産です”と渡されても、お喜びになられるでしょうに)」
十割正しい臣下アイヒベルク
山中での密会(色気のある上官と合流)終了後 ――
イヴ「……というわけで、超高級ワインに吃驚してしまったのです」
キース「なぜ驚く」
イヴ「普通驚くかと」
キース「お前に会いに来るのに、手抜きや妥協をするような男だと思っているのなら、考えを改めろクローヴィス。あの男はお前に会う時は、いつでも最高のものを従えてくる。最高級ワインなんぞ、想定範囲内だ」
イヴ「……」
アイヒベルクは閣下と同じく無表情系
馭者「妃殿下が怖がるかもしれません」
執事「怖がるとわたしも思います」
家令「そうですね」
「「「というわけで、笑顔の練習をして下さい」」」
臣下「…………」
リーンハルト・オットー・テオドール・フォン・アイヒベルク伯爵39歳
妃殿下の元に参じるため笑顔の練習を開始する
執事「四十年近く表情筋を動かさなかったツケですよ」
馭者「なぜ、笑うことができないのですか」
家令「閣下は母君が皇女だったからわかりますが、伯爵は感情豊かなお母さまをお持ちですよね。閣下の母君は笑ったりしませんが(皇女で修道女)、伯爵のお母さまは笑われたでしょう?」
執事「父上は俺様博士シュレーディンガーと似てるんですよね」
家令「似ていましたね。シュレーディンガーより、もっと俺様でしたが、感情の起伏に富んだ方でした」
臣下「閣下も笑われることはないし……」
馭者「なにを言いますか。閣下は妃殿下の前では、ずっと微笑んでますよ。あんなに笑顔が持続できる人だとは思いませんでした」
執事「あの人、なんでも出来ますからね」
家令「あなたも一軍の将なのですから、頑張ってください」
臣下「……」
博士「弟よ。俺は名医だが、お前を笑わせるのは無理だ」
臣下「最初から期待はしていない、藪医者」
藪医者→子爵 臣下→伯爵
………… … …
臣下「閣下がいなければ、あいつらはここで死んでました」
イヴ「(いかにも大将って感じの、強面だなあ。表情が微動だにしない)」
結局無駄な努力でしたが、イヴが楽しかったので問題はない
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自称親友たちは閣下が結婚していないことを
素直に心配しておりました
どのくらい素直かというと
選帝侯「俺の娘をアントンにくれてやる」
生まれたばかりの自分の娘をくれてやろうとするくらい
神聖皇帝(閣下の兄)「やめよ! 外務大臣! ブリタニアスが攻めてくる」
選帝侯「?」
辺境伯「あほか。お前、ジョン三世惨殺したカールの子孫だろ」
選帝侯「ああ。すっかり忘れてた。つか、カールとか見たことねーし」
辺境伯「俺もねーよ」
神聖帝国とブリタニアスが、危うく開戦するところでした
神聖帝国の外務大臣? ああ、すっごく有能だよ
辺境伯「俺に娘がいればいいんだが、四人とも男だからな」
選帝侯「愛人との間に娘いるだろ」
辺境伯「アントンに庶子嫁がせるとか、聖王と事構えることになるわ!」
選帝侯「それもそうか。でもまだ可能性はあるだろ」
辺境伯「ああ。だが保険として孫娘を送る算段も付けておくべきだろう」
選帝侯「そうだな」
辺境伯「俺もそこそこ名門だが、アントンに嫁がせるとなると、嫡男の子じゃないと無理だよな」
選帝侯「嫡男は絶対だが、嫡男の嫁の血筋も大事になるな。我が家の血が入っておらず、更に名門。それも歴史ある名門」
辺境伯「ふむ…………やべえ、アントンに嫁がせることを想定しているのに、アントンの娘なら最良としか思い浮かばなかった」
選帝侯「分かる。アントンの娘なら、何処でも嫁げるからな」
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全くの余談だが、ヴェルナー大佐は音楽家の息子なので、音楽の素養が高く、この時代では特殊技能ですらあるピアノを弾きこなせる。
”とりあえず習い事はピアノと水泳”みたいな時代ではないので、ピアノを弾ける人は少ないのだ。
だが、ヴェルナー大佐は我が国でナンバーワンと言われているオペラ歌手を父に持ち、妖精の歌姫と讃えられた舞台女優を母に持ち、幼少期から様々なことをたたき込まれた。
なんでそんな人が軍人してるのか? キース中将によりますと「性に合わなかった」からとのこと。
才能そのものは凄くてオペラ歌手の父はヴェルナー大佐に期待を寄せ、幼少期よりレッスンをつけ声楽の留学までさせて、留学先でも将来を嘱望されたのだが、本人にやる気がないうえ、親に逆らえないような性格でもない。
無断で帰国しそのまま士官学校へ。父親は激怒したが意に介さず ―― 現在に至る。
ヴェルナー大佐は良くあるバリトンボイス(イケボ)ではなく、バリトンボイス(世界に通用するガチ勢)。そういう訳でヴェルナー大佐のバリトンの怒鳴り声は、半端ない迫力があるのです。
オペラ歌手になってたら、見た目も相俟って、世界の女性を虜にしてたんじゃないかなあ。
「世界の損失ですわ」
思わずそう呟いてしまった。




