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霊能者のお仕事  作者: 津嶋朋靖
冥婚

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霊的相談

冥婚  冥婚めいこんとは、生者と死者に分かれた者同士が行う結婚のこと

出典:ウィキペディア



 霊能者協会から突然のメールが届いたのは、JR八王子駅の駅ビルセレオで、ホワイトデーのお返しを物色していたときの事。


『緊急で霊的相談の依頼があるのだけど、受けられるかしら? 時間は午後一時、場所は、今君がいる八王子セレオのスタバだけど』


 なぜ、僕の居場所が扶養(ふよう)さんに分かるんだ?


「どうしたの? (やしろ)君」


 両手いっぱいに紙袋を持った渡辺君が、怪訝な顔をしていた。

 

 渡辺君の買ったお返し、僕の十倍はありそうだな。


 渡辺君は顔も良いし、性格もいいし、なにより背が高い……(うらや)ましい……から女子にもてるのだろうね。


 一応、僕もバレンタインデーにチョコはもらったけど、すべて義理チョコか友チョコ。くれたのは(しきみ)とミクちゃん。それに数人のクラスメートと超常現象研究会の先輩たち、そして氷室(ひむろ)先生。


 あ! 一つだけ本気(マジ)チョコがあった。


 ネズ子が持ってきたヒョーからのチョコ。


 これだけは受け取りたくなかったけど、受け取らないと呪われそうだし……お返しもしないとヤバいかな?


 しかし、二度と僕の前には現れないと言っていたのに……


 僕は渡辺君の方を向いた、


「バイト先からメールだよ。今から仕事できないかと」

「大変だね」


 受けたくないけど、今日の買い物でかなり出費がかさんだ。受けないと今月ヤバいかな。


「渡辺君。悪いけど、僕は先に帰るよ」


 そして僕は、スタバに向かった。

本章は、ノベルアップ+に書き下ろした短編「一緒にいこう」の解決編です。

https://novelup.plus/story/209271761


樒「なんで、私たちのところ『霊能者のお仕事』で『一緒にいこう』の続きやるのかしら?」

優樹「なんでも『一緒にいこう』をあれ以上書くとギャグになりそうだから、こっちへ続きを回して来たんだって」

樒「こっちへ回されても迷惑だわ。ところで優樹。ホワイトデーのお返し買っていたけど、ホワイトデーは三倍返しって知っているわよね?」

優樹「知っているよ。だから、今月ヤバいかなって言っているんじゃないか」

樒「よろしい」

優樹「どうせ、樒のくれたのは義理チョコだろ」

樒「違うわよ。あれは義理チョコなんかじゃないわ」

優樹「じゃあ友チョコ?」

樒「違うわ」

優樹「え? じゃ……じゃあ」

樒「あんたに上げたのは、下僕チョコよ」

優樹「はあ? なんだよ? それ」

樒「頑張って私の良い下僕になりなさい」

優樹「あのなあ……」

ミク「あれ? 樒ちゃん。あたしとチョコを買いに行ったときは、優樹君に上げるチョコを『友以上本気(マジ)未満チョコ』って言ってなかった?」

樒「ばらしちゃダメ!」




 こいつらにかかったら、どんなホラーもコメディになってしまう。


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