表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
霊能者のお仕事  作者: 津嶋朋靖
呪殺師は可愛い男の子が好き

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

90/289

呪殺師ヒョー5

ここからはヒョー=氷室先生の視点となります。

 ワイシャツに付いたキスマークを見られて恥ずかしくなって逃げ出すとは……優樹キュンますます可愛い。


 しかし、私は、あんなところにキスマークなど付けたかな?


 あの時、優樹キュンが『僕はどうなってもいい』などと言ったものだから、つい口やほおにはキスしてしまったが、ワイシャツにはやらなかったと思うが……


 もしかして……


 ちょうどいい。あいつに聞いてみるか。


 言っておきたい事もあったし……


 私はヒルコに電話をかけた。


『ヒョーか。何かあったか?』

「ヒルコ。私はおまえに、逃走用の車を用意しておくように頼んだが」

『ああ、止めてあっただろ?』

「確かにあったが、おまえどこに止めた?」

『どこって? 権堂屋敷の前の道路に』

「誰が路上駐車しろと言った。近くにコインパーキングがあっただろう」

『あんなところに止めるのか? 駐車料金取られるぞ』

「馬鹿者! おまえが路上駐車したせいで、駐車監視員に黄色い紙 (確認標章)を貼られてしまったではないか」

『ゲ! あんな深夜にも、監視員回っているの!?』

「罰金は、おまえが払え」

『ちょっと待ってくれ。俺は、あんたから駐車場に止めろとは言われていないし……』

「良識のあるドライバーなら、駐車場に入れるのが常識だろ」

『いや、人に呪いをかけているあんたに、良識とか言われても……』

「私はこれまでに何度か、路上駐車を繰り返す迷惑なドライバーに呪いをかけてくれという依頼を受けているぞ。おまえにも、かけてやろうか?」

『待ってくれ! それだけは勘弁してくれ。しかし、俺だって最初から駐車場に入れろと指示してくれたらそうしたんだ』

「おまえは、一々人から指示されなければ、交通法規も守れないのか!?」

『悪かった。しかし、今回は勘弁してくれ。あんたに貰った金は借金の返済に当ててしまったので、もう残っていないんだ』

「仕方ない。今回は大目に見よう」

『感謝する』

「それともう一つ、聞きたい事があるのだが」

『なんだ?』

「闇子の事だ。優樹キュンが、危害を加えられそうになったと言っていたが事実か?」

『ああ。坊やが、闇子の地雷に触れてしまったからな。だが、大丈夫だ。闇子は言葉で脅しただけで、本気で危害を加えたりはしない。なんせ、あいつはあんたと同類だからな。キヒヒ』


 気味の悪い笑いを……しかし、私と同類という事は……


「闇子も、ショタコンという事か?」

『そういう事。坊やは、あんたに引き渡す事になっていたから、手を出すのは我慢していたのだと思うが、そうでなかったら闇子の奴、あのまま坊やを逆レイプしていたかもな。キヒヒ』

「気味の悪い笑いは止めろ」

『悪かった。それと、闇子の奴、坊やにちょっとだけ悪戯いたずらをしたと言っていたぜ』

「その悪戯とは、ワイシャツに付いていたキスマークの事か?」

『そうそう』


 やはり、あいつがやったのか。


「闇子に伝えておけ。次にやったら呪うと」

『分かった。伝えておく。呪うなら闇子だけにしてくれよ。俺は勘弁』


 電話を切って、私は職員室へ向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] キモ~~い!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ