表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
霊能者のお仕事  作者: 津嶋朋靖
事故物件2

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

162/289

カッコいいイメージが崩れていくなあ

 魔道書をよく見ると、どこか外国の文字で書かれていた。


「これ、何語かな?」

「サンスクリット語でちゅ」


 梵字だったのか。


「読めるの?」

「ヒョー様なら読めるでちゅ。だから、あたしの目を通じて読んでもらえれば……でも、今は運転中なので無理でちゅ」

「運転中? どっかへ出かけているの?」

「ヒョー様なら、こっちへ……ああ! なんでもないでちゅ!」


 ネズ子は何を慌てているのだ?


 ああ、そうか。ヒョーは殺し屋だから、仕事でどっかへ向かう途中なのだけど、その事は人には話せないのだな。


 僕も聞かない方がいい。殺し屋の事情なんか迂闊に聞いて、口封じされちゃかなわない。


 本棚には、他にもオカルト関係の本が多数あった。


 ほとんどは日本語の本だが、英語、ドイツ語、ヘブライ語、ペルシャ語、中国語の本もいくつか。


 北条菖蒲という人は、これだけ多数の言語を理解していたのか? 


 それだけ才能があるのに、引きこもっていたなんて…… 


 ん? 分厚いオカルト本の後に、薄い本が……


 これは同人誌?


 ページを開くと……いきなり半ズボンの男の子が、触手の化け物に襲われているシーンが描かれていた。


 これって……ショタエロ漫画?


「なるほど、北条菖蒲とは、そういう趣味の人だったのでちゅね。優樹君を狙うわけでちゅ」

「いや……奴の狙いは、タンハーのスマホでは?」

「ち、ち、ち。優樹君は、変態というものが分かっていないでちゅね」

「どういう事?」

「スマホを取り返したいのはタンハーでちゅ。だから、タンハーは悪霊化した北条菖蒲に命じてそれをやらせているわけでちゅ。だけど、方法は任せてあるのでちゅ。だから、北条菖蒲はスマホを取り返す過程で、優樹君を捕まえて、あんな事やこんな事をやって欲望を満たそうとするはずでちゅ」

「なんでネズ子さん、そんな事が分かるの?」

「ヒョー様に十年以上も仕えていれば、変態の行動パターンなんて分かるでちゅ」


 という事は、ヒョーも仕事の過程でそういう事をよくやっているのか。


 呪殺師のカッコいいイメージが、どんどん崩れていくなあ。


「可愛い坊や。私の部屋で、何をしているの?」


 今の、魔入さん……いや悪霊の声? どこから?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ