度量衡と貨幣
エマニュエルでは、古代におけるハノーク大帝国の三大陸支配により度量衡や貨幣単位が世界共通となっている。共通単位は以下のとおり。
【距離・長さ】
◆葉……地球単位で約5cm。
◆枝……地球単位で約5m。
◆幹……地球単位で約500m。
【重さ】
◆匙……地球単位で約5g。
◆卵……地球単位で約50g。
◆果……地球単位で約500g。
※葉、枝、幹、果の単位は天樹信仰から、卵の単位は神鳥信仰から来ている。人間たちがまだ無知であった頃、神々が長さや重さを測る術として天樹の葉や枝、果実などを計量の目安として与えたのが始まり。
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【面積・石高】
◆圃……面積・石高の単位。1圃=1ヘクタール=穀物収穫量500kg。
※1圃=収穫量500kgはエレツエル神領国やトラモント黄皇国など比較的豊かかつ農業技術の発展が進んでいる地域の目安(主に小麦や黒麦による計算)。ルエダ・デラ・ラソ列侯国は農業後進国だが稲作が盛んなため、米の栽培によって1圃=収穫量500kgを確保している(米の収穫量は播種量に対して麦の1.5~3倍)。土地が痩せていて気候的にも厳しい群立諸国連合などは1圃=収穫量200~300kg。
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【時間】
◆刻……地球単位で約1時間。
◆半刻……地球単位で約30分。
◆四半刻……地球単位で約15分。
◆小刻……地球単位で約1分。
◆拍……地球単位で約1秒。
※先進国には時計塔や懐中時計などの技術が存在するが、大抵の国では教会が鳴らす鐘によって住民が時刻を把握する。1日22時間。賢神の刻(深夜1時)から1日が始まる。エマニュエルにおける時刻の概念は以下のとおり。
(エマニュエル時計図)
◆未明
2時:美神の刻
3時:豊神の刻
◆朝
4時:天神の刻
5時:永神の刻
6時:愛神の刻
7時:泰神の刻
◆昼
8時:理神の刻
9時:真神の刻
10時:運神の刻
11時:義神の刻
12時:識神の刻
13時:命神の刻
14時:聖神の刻
◆夕
15時:時神の刻
16時:蒼神の刻
17時:光神の刻
◆夜
18時:縁神の刻
19時:金神の刻
20時:戒神の刻
◆深夜
21時:境神の刻
22時:翼神の刻
1時:賢神の刻
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【通貨】
◆赤銅貨……日本円で50円程度。
◆青銅貨……日本円で500円程度。
◆銀貨……日本円で10,000円程度。
◆金貨……日本円で100,000円程度。
※神々の言葉(ヘブライ語)でぺラフは「花」、ペニナは「石」、ノツァは「羽根」、シールは「歌」を意味する。この単位は二十二大神が《白きもの》と《黒きもの》の争いに心を痛める《母なるイマ》を慰めようと次々に贈り物をした神話が由来。その詳細については「神話」の項目で解説する。
※上記の日本円目安額は先進国基準。単位は同じでも国や時代によって貨幣価値及び硬貨のデザインが違うため、国を跨いで使用する際には両替が必要。この際、たとえば同じ金貨でも「トラモント金貨」「ルエダ金貨」「アマゾーヌ金貨」などと呼ばれ区別される。なおエマニュエルで最も価値の高い金貨は、金の鉱脈豊かなトラモント黄皇国の金貨。




