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雨詩  作者: 雨宮雨霧


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自由な鳥に

日に日に色づいていく木々に目を向け

深まる秋を感じながら息を吐く

世界がもう少しやさしければ


もう少し生きやすかっただろうか


淡い青空に手をかざしてみる部屋の中

あの自由に見える鳥はどれだけ

責任と命を背負っているのか


自由も未来も存在しないのだろう


冷たい風が肌を突いて去っていく朝

袖を通していく時間さえ憂鬱で

写真の中の姿は笑っていても


過去も今も未来も存在などしない


枯れた木々を通り抜け枯れた葉を踏み

近づく冬を肌に感じながら歩く

世界がもう少しやさしければ


もう少しだけ希望を持てただろう

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