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雨詩  作者: 雨宮雨霧


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自由の中で

海に沈んでも

空を飛んでも

自由になっても


君を想うことだけはやめられないのだろう


この世界で生きることは向いていなかった

生物として存在することがままならなかった

それでも君というやさしい人に出会えたんだ

それが一番の思い出だと、凍った心でも思う


自分にやさしさを向けることもできなくて

独りいつも指先を凍らせていた毎日に思えた

あれほどにも純粋にやさしさを向けられる君

裏も思惑もない純粋な微笑みを向けてくれる


だからずっと

この海で一生

自由を謳歌して

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