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雨詩  作者: 雨宮雨霧


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海から仰ぐ

私は未だに生きています

生かして、なんて頼んでもいなければ

生かした、ことすら知らないあなたに

もう一度だけ逢いたいと願っています


いつか海に還りたいです

その前にもう一度だけ安心を覚えたい

わがまましか言わない過去と今の私を

あなたは赦してくれてしまいそうだな


百年の時が経とうと私は

海に沈んだ墓で思い出とともに眠って

たまに青空でも仰ぎながら過ごします

それはただの空想に過ぎませんが必ず


生かしてくれたあなたに

いつか恩返しをすると思っていました

多分、と付け加えたのはあなたなしで

生きていける自信がなかったからです


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