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雨詩  作者: 雨宮雨霧


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秋の夜

茜色に染まっていく団地を窓から眺めて

次々と灯っていく街灯のどこか寂しい明かりに

夜の訪れを感じながら風は髪をなびかせていく


見てきた景色が違えばなにもかも違って

あの短い日々で綴った物語の行く末は知らない

完結することもできなかった思い出と共にして


優しく、やわらかな世界であったならば

今のこの苦しみも、だからこその気付きもない

一生に一度の出会いに感謝しながら生きていく


藍色に染まっていく夜空を窓から眺めて

煌々と光る無機質な街灯に吸い寄せられていく

虫と同列に並んだ人間でありたいとふと思った

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