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雨詩  作者: 雨宮雨霧


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なにも知らない

叶わないことを分かっていながら諦められなかった

捨てることもできなかった

一生をかけて抱えていくことを胸に決めて

また逢える日までの道のりを行く


助けてほしいと海の底から叫んでも空に居る君には

手に握りしめたままの刃を

突き刺したまま流れる赤と染まっていく雪

また逢える日までの道のりは遠く


どんな人生を送れば君みたく素敵な人になれるのか

知ることすらできなかった

一生をかけて背負って生きていくと決めて

また逢える日までの道のりを歩く

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