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なにか
「なにか」が、広い海の何処かに残ればいい
君の知らない場所で、私も知らない場所で
海に還るにはいい重さを抱えたまま沈んで
その中で腐敗していく過程で全部を溶かす
日が落ちるのも随分と早くなったもので
それをうれしいと言うのか寂しいと言うか
海の底と水面のような狭間で生きてきた
そんな人生を一枚の葉で表せられるのか
波にさらわれる想い出の欠片を見ながら
「なにか」が何処かに光ってくれればいい
そう思いながら砂浜に足跡を残しながら
帰る道はやけに寂しく、どこか冷たかった
「なにか」が、広い海の何処かに残ればいい
君の知らない場所で、私も知らない場所で
海に還るにはいい重さを抱えたまま沈んで
その中で腐敗していく過程で全部を溶かす
日が落ちるのも随分と早くなったもので
それをうれしいと言うのか寂しいと言うか
海の底と水面のような狭間で生きてきた
そんな人生を一枚の葉で表せられるのか
波にさらわれる想い出の欠片を見ながら
「なにか」が何処かに光ってくれればいい
そう思いながら砂浜に足跡を残しながら
帰る道はやけに寂しく、どこか冷たかった
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